久間大臣会見概要

平成19年5月15日
(8時42分〜8時51分)

1 発表事項

 本日の閣議は、当省関係では質問趣意書がありましたが、それ以外は特にありませんでした。

2 質疑応答

Q: イラク特措法の改正案ですが、今日の本会議で衆議院を通過する見通しです。野党からまだ審議不足だというような批判の声も出ている中で自衛隊の最大2年間の延長がこれで決まる方針ですが、受け止めをお願いします。

A: 衆議院で荷崩れしないで参議院に移っていくわけですから、ほっとしました。野党は対案を出していましたので、どちらを取るかという選択ですが、どちらにしても平行線ですから、それなら結論を急ぐ方が良いと思います。7月31日で切れるわけで時間がありませんから、参議院で十分な時間があった方が良いです。

Q: 北朝鮮の軍事パレードで、新型ミサイル「ムスダン」が十数発確認されたということで、アメリカ側から日本の方にもそのような情報連絡があったということですが。

A: いえ、私は新型ミサイルについて聞いておりません。

Q: グアムまでを射程に収める中距離のミサイルということですが。

A: そういう報道があったのは聞いておりますが、そうしたものがパレードに並んでいたというのは聞いておりません。

Q: 北朝鮮の方で一部実戦配備ではないかという話もあるのですが、それについてはどうでしょうか。

A: それを含めて聞いておりません。

Q: 沖縄についてですが、本日本土復帰35周年という節目の日を迎えましたが、その受け止めについてはいかがでしょうか。

A: 色々言われていますが、沖縄の人口は復帰した時と比べると、ものすごく増えているわけです。やはりそれは沖縄が良いから増えるのであって、例えば私の地元長崎県では、離島を含めてどんどん人口が減っています。沖縄において増えているというのは、経済活動が当時と比べたら非常に良くなっていると思います。失業率が高いとか言われますが、それはそれだけの人がちゃんと経済活動をしているということです。ある意味では、ましいことです。東京等の都市部を除いたら、ほとんど全国的に減っているところで、沖縄の人口は89万人だったのが、現在130万人以上になっているのでしょう。長崎県は160万県民と言われていたのが、現在150万県民です。沖縄は変わってないと言いますけれども、結構変わっています。本土に復帰して本当に良くなったと思います。私は昭和45年、復帰前に林野庁にいて調査に行ったことがあります。その当時の沖縄を知っていますから、それはもう良くなっています。

Q: そんな中でキャンプシュワブ沖の現況調査なのですが、明日以降本格的に着手されるのではないかとみられるのですが・・・。

A: いつ頃やるのかは、準備が出来次第です。これは民間に委託していますから、民間が決定してやることだと思います。

Q: 海上自衛隊の「ぶんご」が先週金曜日に横須賀を出港して、今沖縄の近海というか、外海の方に停泊しているのではないかと・・・。

A: 海上自衛隊の艦船などの運用等については、運用上の問題ですから、どこに行っているかというようなことは言わないことにしています。

Q: 実際、自衛隊が沖縄の基地の調査に一緒に補助作業というか、動員されるということにより、余計地元の反発というか・・・。

A: 別に動員するわけではないですけれども、先般から言っているように自衛隊というのは、官庁間協力で依頼をされたら、自分の出来る範囲内で色々協力することはあります。そういう意味では施設庁から協力を頼まれたら、色々な協力はすると思いますけれども、特別に参加するという強い意識は持たなくてよいのではないでしょうか。

Q: 北朝鮮のミサイルなのですが、中距離のミサイルを開発しているという情報は入っているのでしょうか。

A: 正直な話、私は詳しい内容についてはあまり知りません。どこの地区で、どういうようなミサイルを開発していて、実験をやったとか、やらないとか。先程言われた名前も私は初めて聞きました。

Q: 日本の安全保障上の問題だとお考えでしょうか。

A: それは日本に向かってくるミサイルを迎撃できるようにミサイルシステムを導入しているわけですから、それよりも長い距離を飛ぶからといって、同じことです。ただし高々度になるとそれを高々度においてミサイルを撃破しなければなりませんので、日本に配備されるSM−3というのは、比較的中高度ですからね。高々度に対しても技術的な研究というのは、やはりアメリカとしても研究する必要はあるのではないでしょうか。

Q: 秘に指定されたものではないそうですが、陸上自衛隊の内部で使っている訓練用のビデオがインターネットに出ているそうなのですが・・・。

A: それはいつ頃の話ですか。去年の「やってはいけない」という後の話なのか、それ以前の物がそのまま出たのか、よく中身を調べてみないと。以前であれば結構出ています。持ち帰ったものとか、その時のものが出たとか。それ以後の新しい事案として出たならば、何故出たのか調べてみないとわかりませんから、ちょっと調べてみましょう。大抵この頃のものは、私の就任前のものが結構出ています。そして今も持ち帰っているものをもう1回チェックすること、私物を使っていた当時にその中に入っていたもの、そういうものについて、家に持って帰ったものを廃棄しているのか、していないかを念を押して。廃棄しましたと言っていて出るものがあります。だから思い過ごしで廃棄したと思っているものがあるかどうか、もう1回チェックするように言っています。

Q: イラクの特措法の通過に伴って、政府のイラク戦争支持の経緯について検証せよという付帯決議が出されたのですが、その辺りについてはどのように・・・。

A: いつでも過去については、真摯に検証していくというのは大事なことですから、それを述べてあるわけです。歴史的にもそういうことは大事なことだと思います。

Q: 以前ご持論を述べられていたこともあったと思いますが、そういうことを踏まえて、このような・・・。

A: 私は、当時核兵器がなかったではないかという思いが強かったから、政府案で入っていた大量破壊兵器の処理というその法案の条文からも削除してもらったのです。それは総務会で出たのです。大量破壊兵器があるかないか日本としては把握していないから条文から外せという話が、確か野呂田さんと野中さんから出ました。そして政府案にお願いして不確かな情報に基づいたものを条文に載せると政府の責任になるからということで、閣法からは外した経緯がございます。その時からあるかないかについて、日本自身は自信が持てなかったんです。

Q: 沖縄の本土復帰に関連する取り組みとして、嘉手納基地包囲行動というのがありますけれども・・・。

A: ああいうのはパフォーマンスだと思っていますから、私はあまり関心を持っていません。やる人はやるでしょうけれど、どんな意味があるのか、わかりません。

Q: 今回は失敗して・・・。

A: そういうことも評価しません。成功とか、失敗とかをこちらが評価すること自体がそれを意識していることになりますけれども、ああいうのは、私はパフォーマンスだと思っています。「何とかの鎖」といってよく他でもあります。


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