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学校長講話

令和5年5月9日(火)、第34期統合高級課程学生(自衛官46名、留学生:印1名)に対する統合幕僚学校長(二川達也海将)講話を行いました。

二川学校長は、過去15年で大きく変わった我が国の安全保障環境を確認して道義付けし、今後15年以上防衛省・自衛隊の中核として勤務する学生らに対し、勤務する上において高級幹部に求められる資質やあり方などについて、論理と自己の経験を丁寧に紹介しつつ講話しました。

指揮官に求められる資質としては、最小限の努力で最大限の効果を発揮するための考え方、組織調和を図るコーディネーション能力、判断力を研ぎ澄ませるための努力などについて、部下指導に関する考え方としては、日本人の性質や多様性に対する理解、指導要領に関する考え方などについて学生に詳しく伝えていました。また、自衛隊の統合運用を実現するためには、各軍種間の相互理解(Mutual Understanding)、他軍種への感化(Influence)、共に学びそして教え合う教育(Education)が重要であることを示すとともに、今後「真に戦える自衛隊」実現のために邁進することとなる学生達に言葉を送り、激励しました。

学生は、自衛隊の精強性を向上させるための上級指揮官として部隊指導のあり方や、多様性の時代における部下指導のあり方などについて、学校長の考えを引き出すべく、時間一杯まで積極的に質問をしていました。

統幕学校長 海将 二川達也 学校長講話の全景

統幕学校長 海将 二川達也

学校長講話の全景

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