3月5日(月)、目黒基地大講堂において、統合幕僚長代理の統合幕僚副長及び陸上・海上・航空幕僚長をはじめ、講義を担当した大学教授や著名人など、防衛省内外から多数の御来賓を迎え、統合幕僚学校、陸上・海上・航空自衛隊幹部学校4校による「自衛隊高級課程合同卒業式」を挙行しました。
今期の卒業生は、陸・海・空の幹部自衛官50名とインド及び大韓民国からの留学生2名であり、昨年3月に各幹部学校の高級課程に入校、10月から統合幕僚学校の統合高級課程に入校し、各種講義や国内外の部隊研修等を通じ、上級部隊の指揮官あるいは上級幕僚としての職務を遂行する上で必要な、自衛隊の統合運用に関する知識及び技能を修得して、約1年間の教育を終えました。
執行者を代表して、統合幕僚学校長の出口海将が式辞を述べ、自衛隊が行う日々の任務や訓練等を平素における戦いと位置付けた上で、卒業生に対し、「本課程で学んだ知識・技能を更に発展させ、自衛隊が刻々と変化する安全保障環境に的確に適応するため、統合運用体制の更なる強化の牽引者として平素における『戦い』を勝ち抜いてもらいたい」と激励しました。
続いて、統合幕僚副長の本松陸将が統合幕僚長の訓示を代読し、「真に戦える態勢の構築」及び「良き伝統の継承」の2点の方針と、「既成概念に捉われることなく変革に取り組み、自衛隊の核心、変革のリーダーとして精強・即応を念頭に統合機動防衛力を構築してほしい」との要望事項を示しました。
卒業式に引き続き催された祝賀会では、御来賓や教官からの激励を受けた卒業生が、今後の抱負や課程期間中の思い出などを熱く語りました。最後に、卒業生は、家族等が見守る中、各学校長及び学校職員の見送りを受け、海上自衛隊東京音楽隊の勇壮な行進曲演奏の下、颯爽と行進し、各々の任地に向け目黒基地を後にしました。
【学生長申告】 |
【統合高級課程 卒業証書授与】 |
【合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞】 |
【統合幕僚長訓示代読 統合幕僚副長】 |
【学生見送り】 |
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