統合幕僚監部について

新年のご挨拶

                

河野統合幕僚長

 皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し深く御礼申し上げます。

 わが国を取り巻く安全保障環境は、中国軍の活動の活発化や北朝鮮の核実験、弾道ミサイルの発射、国際テロの脅威など一層厳しさを増しています。
  このような認識に基づき、いかなる事態においても、切れ目のない対応を可能とするよう、昨年3月に平和安全法制が施行されました。

 自衛隊は平素からわが国とその周辺の海空域を24時間態勢で監視を行い、わが国周辺における事態に即応できる態勢を維持しています。あわせて、昨年4月には、熊本県熊本地方で地震が発生し、人命救助や被災者への生活支援を行いました。
  国外では、南スーダンにおいて派遣施設隊第11次要員による活動が開始されるとともに、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動を継続して、国際社会の平和と安定に貢献しています。また、昨年7月にはバングラデシュ及び南スーダンに自衛隊機を派遣し、在外邦人等の輸送を行うとともに、昨年11月には、ニュージーランド地震発生に伴う国際緊急援助活動を行いました。
  統合訓練においては、各種訓練を通じて統合運用要領を演練するとともに、機会をとらえて平和安全法制に係る訓練を実施し、その実効性の向上を図りました。

 本年は、任務遂行にあたり、平和安全法制及び日米防衛協力のための指針に基づく役割を踏まえ、米軍と緊密に連携し、平素からの常続監視等による抑止、各種事態に即応した実効的な対処を行うとともに、日米同盟の強化を図りつつ、アジア太平洋地域の安定化及びグローバルな安全保障環境の改善のための活動に積極的に寄与していく必要があると認識しています。
  我々自衛隊は、国民の皆様の期待に応え得るよう、常に厳正な規律と高い士気を保持し、陸海空自衛隊が心を一つにして統合運用をさらに進化させ、事態に即応し実効的に対応できる態勢を維持していく所存です。

 皆様の変わらぬご支援・ご協力を賜ることをお願い申し上げます。

        
  • 平成二十九年 元旦
  • 統合幕僚長 海将 河野 克俊

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