MAMOR (広報誌)2016年9月号

日本の防衛のこと、もっと知りたい!

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

MAMOR 2016年9月号(7月21日発売) FEATURE

表紙

特集!

ひとつ艦の上で暮らす
海上自衛官

特別企画

取材で撮った未公開写真でつづる自衛隊賛歌
「守るために日々闘う者たちの美しさを見よ!」

編集後記

編集長 高久 裕

 小さいころ、映画のゴジラが本当に怖かった記憶があります。真っ暗な夜道を逃げ惑う群衆、背後から迫るゴジラ……。自分が住んでいる町に、本当に怪獣が来たらどうしよう、と、純粋な子供は本気で心配していたのです。さて、あれから幾星霜、すっかり世俗にまみれて汚れた大人になってみて、ゴジラが怖くなくなったか、と問えば、いやいや、違う意味でやっぱり怖いのです。外部からの侵略者に対して、日本の法体制が十分に備えられていないのでは? そう考えると、これはやはり怖いです。今月のマモルには、その恐怖に対処する2本の記事が掲載されています。1つは連載の「岡田の軽キュラム」。平和安全法制についてわかりやすく解説しています。もう1つは、「ゴジラ襲来! マモル国家安全保障会議を緊急招集せよ!」です。どちらも楽しみながら、日本の防衛について考えることのできる内容です。ぜひ、読んでみてください。

特集 取材後記

ひとつ艦の上で暮らす
海上自衛官

甲板員
甲板員

ライター 鈴木 千春

 艦に暮らす“海の男たち”から、リアルな洋上生活のお話を伺いました。取材中、私のアタマの中で、大好きな軍歌、『艦船勤務』(大正3年)のメロディーがずっと流れていました。
 「♪四面海なる帝国を 守る海軍軍人は 戦時平時の別ちなく 勇み励みて勉むべし ♪如何なる堅艦快艇も 人の力に依りてこそ その精鋭を保ちつつ 強敵風波に当たり得れ ♪風吹き荒び波怒る 海を家なる兵(つわもの)の職務は種々にかわれども 尽くす誠は唯一つ」 現代の海の男たちも、まさしく100年前の歌詞の通り!でした。
 艦を動かすのは人。“海を家なる兵(つわもの)たち” は、航海中、朝から晩まで訓練の連続です。緊張みなぎる訓練、そしてつかの間の休息、それを何度も何度も繰り返して、頼もしい海の精鋭ができあがっていきます。100年前からの海軍の伝統は、しっかりと海上自衛隊に引き継がれていることを実感。そして、洋上にて一心に国を守る彼らへ、感謝と尊敬の気持ちを新たにした取材でした。

カメラマン 近藤 誠司

 今回で2度目の横須賀基地での撮影。残念ながら前回撮影した「いずも」は接岸していなかったため再会出来ませんでしたが、貴重なイージス艦に乗艦でき興奮した1日となりました。
 撮影させて頂いた甲板員さん達は遠目に見るとたくましい自衛官ですが、話をさせてもらうとまだニキビも残る若々しい青年達でフレームに何人も入るとそれだけで発せられるエネルギッシュさに羨ましく思いました。
 対して127mm砲の前での集合写真はさながら「海の男達の宵待ちブルース、堂々のリリース決定!!」といった感じで その経験から来る余裕さが滲み出るジャケットの様です。
 陸・海・空、それぞれやはり風土というか色があり、それが写真にも出てくるのが面白いです。これからも色んな部隊を撮影して、その色を写真で伝えられたらと思います。

甲板員
甲板員
甲板員

特別企画 取材後記

取材で撮った未公開写真でつづる自衛官賛歌
「守るために日々闘う者たちの美しさを見よ!」

ライター 魚本 拓

窓から外を見る自衛隊員

 「ミリレポ」と「特集」ページの制作のためにこれまで幾多の部隊を取材しました。訪れた基地・駐屯地はしかし、その内部の建造物や車道などから受ける印象がどれも似ているため、どこがどの部隊の基地・駐屯地かと思い出そうとしても判然としないところがあります。

 それでも、今回あらためて振り返る機会を得た潜水艦『おやしお』が停泊していた横須賀基地と、第8高射特科群を擁する青野原駐屯地は、前者が戦前から軍港としての歴史を持つ海辺の基地、後者は広大な演習場が隣接する駐屯地として記憶に残っています。そうして、さらに取材当時の彼の地の風景やそこでのあれこれに思いを馳せると、各々で任務が異なりながらも、そこには各自衛隊が共通して有する考え方、さらにいえば思想のようなものが浮かび上がってきました。

 そのキーワードは「人」なのですが、気になる方がおられましたら本誌にてご確認いただければ幸いです。


カメラマン 長尾 浩之

スノーモービルに乗る自衛隊員

 マモルファミリーのカメラマンは皆 自衛隊応援団です。

 カメラマンとして自衛隊の活動現場を撮影、記録できるのは鳥肌が立つぐらい嬉しい。そのなかでもミリタリーレポートは生の部隊の様子を撮影できる最高のチャンスだ!

 海へ空へ山へ、真剣勝負で挑む姿に心を打たれて無心でシャッターを切る瞬間があるのは、どのカメラマンでも同じではないだろうか。まだまだ未公開の凄い写真がマモルファミリーのカメラマンにはあると思うので、いつの日か誌上から飛び出して写真展を開催してみたいものである。

 今後ともシャッターを切ることが全隊員を応援するエールとなることを願いながら取材を続けていきたい。

航空自衛隊の風景


ページの先頭へ戻る