MAMOR (広報誌)2016年6月号

日本の防衛のこと、もっと知りたい!

 MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

MAMOR 2016年6月号(4月21日発売) FEATURE

カバー表紙

特集!

グローバルに活躍するために
英語力装備する自衛隊

Military Report

全国の基地を結ぶネットワークを支える
航空輸送部隊- 第2輸送航空隊 -

編集後記

編集長 高久 裕

 自衛隊では英語教育が盛んに行われています。国連平和維持活動や人道復興支援など、海外でも活躍する自衛隊にとって、“世界共通語”といえる英語力を身につけることが必要不可欠な時代なのです。そして、この3月に施行された平和安全法制によって、今後、ますます英語力の重要性は高まっていくことが予想されるでしょう。
 マモル6月号の巻頭特集では防衛ツールとしての「英語力」を装備する自衛隊をリポートしています。また、関連企画として、「軍事英語」も紹介しています。たとえば、自衛官の2等陸士は、英語でなんというか分かりますか? 解答は本誌をご覧ください。さらに、タレントの壇蜜さんが、各界の重鎮と対談する連載がスタート。第1回は、なんと、元防衛大臣の森本敏氏。今だから話せる大臣時代の裏話を、壇蜜さんと“密談”しちゃいました。こちらもお楽しみに!

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特集 取材後記

グローバルに活躍するために
英語力装備する自衛隊

ライター 岡田 真理

 

 海外での活動も多い、自衛隊。国際的な任務では他国軍とのコミュニケーションが欠かせず、語学力が必要です。状況によっては通訳を介さない迅速な会話が求められることも多々あるため、自衛官自らが語学力を「装備」しなければなりません。今回は、「自衛官の語学力」のうち、「英語」を特集しています。取材したのは、陸上自衛隊小平学校。英語のスペシャリストを輩出し、小平学校を卒業した隊員は数々の国際任務で活躍しています。
 取材には、この3月までテレビの英語学習番組にも出演していたタレント・モデル、太田エイミーさんが同行しました。小平学校で英語を勉強中の学生たちと英語で会話し、そして授業に潜入……エイミーさんも「実践的な教育なんですね!」と驚かれていました。
 自衛隊では、どんな英語教育が行われているのか? ぜひご覧ください!

カメラマン 荒井 健

 今回は陸上自衛隊小平学校に英語課程の取材を 太田エイミーさんと同行撮影をしてきました。エイミーさんはEテレの『大人の基礎英語』という番組に出演されていた方で、もちろん英語はペラペラなのです。エイミーさんと隊員の方が、フランクに会話をしているところを撮影したのですが隊員の方々は最初は緊張していましたが、そのうち自然体で会話を楽しんでいました。
 英語課程を卒業した方のインタビューも撮ってきたのですが海外での活動が増えていることもあり、英語を話すこと、理解することは重要になっており、共同で活動するときには会話ができるととてもスムーズに事が運ぶので重要とおっしゃっていました。授業では時事ネタやディベートなどかなり濃い内容に。学校に入校すると、朝から晩まで文字通り英語漬けとなります。英語は1日に1~2時間程度の勉強ではなかなか身に付かないと聞いたことがあります。社会人になってから英語を一日中勉強できる環境はなかなかないと思うので、最高の環境ではないでしょうか。また一つ自衛隊に入隊することの良さを見つけました。

  • エイミー

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Military Report 取材後記

■ 全国の基地を結ぶネットワークを支える- 航空輸送部隊 第2輸送航空隊 -

ライター 臼井 総理

 航空自衛隊の任務は「領空を守る」のが第一だが、今回取材した第2輸送航空隊は、直接的に領空を守るための「戦闘機」を飛ばしているわけではない。しかしその役割はファイターパイロットたちにも負けず劣らず、重要なもの。記事内でも紹介したとおり、航空自衛隊、いや自衛隊全体の動脈として、人員や機材・資材を運ぶのだ。取材で印象に残っているのは、隊員インタビューでの話。パイロットやLM(ロードマスター)をはじめとする機上要員の方々も、地上要員の方々も、皆口をそろえて「毎日、実際の任務に取り組んでいる緊張感とやりがい」について語っていたこと。いざというときのための「戦う訓練」はもちろん重要なのだが、それ以上に、輸送という「日々の実任務」に取り組む彼らの矜恃を垣間見た気がした。
 ちなみに個人的な話で恐縮だが、私は実家が埼玉県西部にあり、自宅の上空を飛ぶ入間基地所属機を、幼少期からよく見てきた身なので、とても親近感のわく取材だった。特にC-1輸送機は、なんとなくファニーなあの外観もあって、とても好きな機体のひとつ。近い将来、新型輸送機にすべて置き換わっていくのだろうが、最後まで安全に日本の空を飛び回ってくれることだろう。

カメラマン 長尾 浩之

 東京都西部出身の私にとって、入間基地所属のC-1輸送機は頭上をよく飛んでいるなじみの航空機だ。ずんぐりした形に、迷彩の色調はサンダーバード2号を髣髴とさせる。幼い頃、低高度でゆっくり飛来するC-1輸送機に興奮し『飛行機百科事典』をめくっては名前を覚えたものだ。思えば『川崎 C-1』と私は、ほぼ同じ年齢。そして同じ歳月、休み無く機体を運用してきた部隊がある。
 今回の取材で初めて航空自衛隊の輸送部隊の細部に触れることが出来た。輸送機といえども作戦機、のんびりと物資、人員を運ぶわけではない。あらかじめ決められたポイントへ的確に運ぶ訓練。秒単位で正確さを追求し、パイロット以下クルーと任務を支える全てのスタッフは一丸となって目的を達成する。
さまざまな事態が発生する可能性のある昨今、いち早く大量に物資を運べる能力は防衛の要となる事は明白だ。新型輸送機の開発が終盤を迎える今、さらなる活躍に期待したい注目の部隊である。


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