MAMOR (広報誌)2016年3月号

 MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

MAMOR 2016年3月号(1月21日発売) FEATURE

カバー表紙

特集!

表紙を飾った女神たちから選ぶ

発表!マモル
 敬礼大賞

Military Report

滑走路で黙々とオーバーランに備える部隊

- 航空自衛隊 第7航空団施設隊 -

リオデジャネイロ五輪開幕記念

自衛隊オリンピアンにエールを!

編集後記

編集長 高久 裕

 今月号は「敬礼」特集です。一言で「敬礼」といっても、その様式はさまざま。映画などで見る西洋の“手のひらを相手に見せる敬礼”と自衛隊などの“見せない敬礼”の違いとか、自衛隊では着帽時しか“挙手の敬礼”はしないのに対し、こだわらない米軍との違い、とか、同じ国内でも、“挙手の敬礼”で体側に付ける左手のひらを握る自衛隊に対し、開く警察や消防との違い、など、なかなか奥が深いようです。マモルでは、毎号、表紙でタレントさんたちが敬礼をしていますが、2015年に掲載されたタレントさんたちの中で、誰の敬礼が一番正しい自衛隊式敬礼か、を審査した「敬礼大賞」も発表しています。誰が受賞したか? ぜひ、1冊手に取ってご確認ください!

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特集 取材後記

表紙を飾った女神たちから選ぶ
■ 発表!マモル敬礼大賞

ライター 出口 直樹

 「敬礼」を辞書で引くと、「敬意を表して礼をすること。また、その礼」(大辞林)と出てきますが、「自衛隊の敬礼」というと、皆さんはどんな礼を思い浮かべますか? 最もイメージしやすいのは、弊誌の表紙でも毎号「防人たちの女神」の皆さんにピシッと決めていただいている、「挙手の敬礼」かもしれません。では、ほかにどんな種類の敬礼があるのか。また海外の敬礼に目を向けると、自衛隊との違いはあるのか。ぜひ今号の「特集」を読んで、奥が深い敬礼のトビラを開いてみてください。

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Military Report 取材後記

■ 滑走路で黙々とオーバーランに備える部隊- 航空自衛隊 第7航空団施設隊 -

ライター 岡田 真理

 もし、離着陸中の戦闘機が、滑走路で止まれなくなってしまったら……。
 戦闘機はとても速いスピードで飛行しますが、そのために離陸、着陸時も高速で走っています。もしトラブルが発生し、滑走路上で動きを止めたくてもそれができなくなってしまうと、大事故が起きてしまいます。
 そこで、航空自衛隊では滑走路に「バリヤ」という装置を設置しています。動きを止められなくなった戦闘機にワイヤーやネットを掛け、その動きを止めるというものです。
 しかし、戦闘機は高速で走っています。無理やりワイヤーやネットで急停止させてしまうと、乗員や機体に損害が出てしまいます。「バリヤ」は、ただ機体を止めればいいというものではなく、戦闘機のスピードを制御しながら徐々に停止させなければなりません。
 パイロットの命を守りながら、そして機体の損害を最小限に抑えながら戦闘機を停止させるには……今回は、航空自衛隊百里基地の第7航空団施設隊を取材して、その任務をレポートしました。
 戦闘機の安全を支える「バリヤ」、そしてその運用を行っている隊員の姿を、ぜひご覧ください!

カメラマン 村上 淳

 自衛隊機が離発着する滑走路に「バリヤ」と呼ばれる装置があることを、今回の取材ではじめて知った。
 滑走路横の地下にあるピットで、油圧ブレーキがけたたましいエンジン音を立てて始動し、地上では巨大なネットがものの数秒で立ち上がり展開されていくさまは、言葉で上手く伝えることが難しいが圧巻だ。
 そしてこれらを運用している施設隊の任務は、驚くほど多岐にわたる。
 今回はあまり知られていないであろう彼らの仕事を、少しでも伝えられれば嬉しく思う。

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リオデジャネイロ五輪開幕記念 取材後記

■ 自衛隊オリンピアンにエールを!

ライター 魚本 拓

 職業柄、ふつうの生活を送るなかではおそらくお会いすることはないだろうさまざまに異なった分野の職業に就かれている方々にお話を伺う機会があります。「MAMOR」での自衛官の方々へのインタビューなどはその最たるものですが、今回はさらに自衛官でありながらアスリートというそれこそめったにご対面することのかなわない方々の生のお言葉を拝聴することができました。アスリートといえば、予め決められた期日に開催される国際大会が日に日に迫り、本番が刻一刻と近づいてくるその心中、そして大会当日に無数の観客を前にしてひとり競技に挑むその心中たるやいかばかりか、と私のような凡夫には察するにあまりある精神面での調整をどうされているのかに興味があり、今回取材したお二方のオリンピアン、レスリング選手である小原日登美1等陸尉と競歩選手である谷井孝行2等空曹に訊ねてみました。「どのようなメンタル・トレーニングをされているのですか?」と。すると驚いたことに、別々にインタビューしたにもかかわらず、お二方からともに「とくに行っていない」という回答が。しかも図らずもお二方とも「それは練習のなかで鍛えられ、培われる」とおっしゃっていました。メンタルな部分をめぐるお二方のお話は、アスリートではないわれわれ一般人にとってももしかしたら、何かここ一番でことを成す、といった際の参考になるかもしれません。ということで、ここまでで既にして少々長めになっておりますが、以下にそれぞれのお話をご紹介することで、今回の編集後記にかえさせていただきたいと思います。

小原日登美1等陸尉
 「五輪に向けては、とくにメンタル・トレーニングは行っていませんでした。精神力は練習のなかで培われたと思います。もちろん気持ちが萎えたり、めげてしまうときもありましたが、そういうときにはコーチや夫に相談しました。彼らがいることで、最後には『私は一人じゃない』と思えるようになったんです。『苦しいのは私だけじゃない。私をサポートしてくれる彼らも苦しいんだ。そして彼らはどんなときでも私のそばにいる』と気づき、強い気持ちを持てるようになりました。先の結果を心配するより、彼らと一緒に、とにかく今を乗り越えようと思って、練習に励んでいました」

谷井孝行2等空曹
 「メンタル面でのトレーニングはとくに行っていません。それは日々の練習のなかで鍛えられていくものだと思っています。心理的な部分でいえば、肝心なのはレース本番に集中力を極限に持っていくこと。そのためにも、毎日の生活にゆとりを持ち、リラックスして暮らすことが大事だと考えています。重要なのはオンとオフの切り替えを行うことです。オフでは家族とふつうの生活を送り、練習に入ったらスイッチを切り替えてオンにする、ということを意識的に行っています」

カメラマン 江西 伸之

 今回自衛隊オリンピアンに話を聞ける機会は私にとって原点を思い返すきっかけにもなりました。
 私がカメラマンを志したきっかけは1枚のオリンピックの写真でした。
 その写真からは、いろいろな物を背負いその一瞬にかける想いが物凄く伝わる物で、自分もこんなドラマチックな一瞬を撮りたい!と思ったんです。
 取材を通しいろいろな苦労、重圧に耐えながらも目標に向かう真っ直ぐな姿勢をみて今まで以上にエールを送りたいし、オリンピックで自衛隊オリンピアンの躍動、感動、美しい一瞬の写真を撮りたい!
と強く思いました。


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