MAMOR(広報誌)2015年5月号

 MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

MAMOR 2015年5月号(3月20日発売) FEATURE

特集!

自衛官25万人の魂の言葉

-階級・職種を越え浸透する完遂力を聞け。-

Military Report

育て!高性能哨戒機P-3Cを操るには、スペシャリストが必要だから

-海上自衛隊 第203教育航空隊-

編集後記

編集長 高久 裕

 今号のマモルでは、『兵士に聞け』、『兵士は起つ 自衛隊史上最大の作戦』など、自衛隊の真の姿に迫るルポルタージュで有名なノンフィクション作家・杉山隆男さんが、御嶽山噴火災害における自衛隊の救助活動に派遣された部隊を取材しました。
 ニュースなどで目にした、いつまた噴火するかわからない御嶽山の、降り積もった火山灰をかき分けて進む自衛隊の災害派遣部隊。じつは、この活動の陰には、知られざる、指揮官の冷静な決断がありました。杉山さん曰く「動かざること、山の如し」。部下を信じ任せた指揮官と、被災地の最前線と後方で支援した各部隊の物語を、ぜひ、ご一読ください。

特集取材後記

■ 自衛官25万人の魂の言葉 -階級・職種を越え浸透する完遂力を聞け。-

編集者 出口 直樹

 今号の特集テーマは「任務を全うする自衛官の完遂力」。
”兵士シリーズ”の著者・杉山隆男さんによる御嶽山の災害派遣リポートや、マモルがこれまで出合ってきた自衛官の数々の言葉を通じ、階級や職種を越えて浸透する「完遂力」に迫っています。
 元陸将・松島悠佐さんと亀井京子さんによる対談取材のときのこと、松島さんは言いました。「仕事を完遂することの大切さは、何も自衛官に限った話ではありませんよね」。自分の仕事ぶりを、細部振り返ると、なんとも身に染みるお言葉なのでした。

カメラマン 荒井 健

 今回は御岳山噴火の救助活動に携わった方々へのインタビューの撮影をしてまいりました。
 登山者が沢山いる山頂での噴火は初めてで皆さんもご存知の通り、困難な救助活動でありました。
 インタビュアーの杉山さんは、自衛隊など多くの著書があり東日本大震災のMAMORの記事も担当していただいた方です。
 杉山さんのインタビューは、直接関係のないことであっても詳細な時間軸や、細かい準備の様子を聞き込んでいきます。撮影しながら聞いていると、当時の様子を映像で観ているような佇んで観ているような、そんな感覚に襲われしました。

 困難な救助に向かった隊員の言葉を語るのは、僕ではあまりにも陳腐なので杉山さんが綴る言葉で感じてもらいたいです。

スライドを 再生 / 一時停止

Military Report 取材後記

■ 育て!高性能哨戒機P-3Cを操るには、スペシャリストが必要だから
-海上自衛隊 第203教育航空隊-

ライター 岡田 真理

 固定翼機(飛行機)といえば、航空自衛隊を思い浮かべる方が多いと思いますが、海上自衛隊にも「哨戒機」、「救難飛行艇」などの固定翼機があります。その任務は、日本の海を守るために海上を飛ぶこと。今回は、これら海上自衛隊の固定翼機クルーを養成する部隊、「第203教育航空隊」をレポートします。
 海上自衛隊の固定翼機クルーとなるためには、まず哨戒機「P-3C」の搭乗員となる資格を得ます。そのためには、ただ安全に機を飛行させるだけでなく、P-3Cを使用した海上の警戒・監視任務を行うための技術も持たなくてはなりません。第203教育航空隊では、安全に、そして確実に任務を遂行するために若い隊員たちが厳しい訓練を繰り返しています。
 教育の中で特に重要なのが、P-3Cが負っている任務です。レポートでは、第203教育航空隊での教育内容だけでなく、P-3Cが行うべき任務内容、そして各クルーの配置、役割なども詳しく解説しています。
 日本近海だけでなく、ソマリア沖に出没する海賊の警戒・監視、マレーシア不明機の捜索、災害時の捜索・輸送などでも活躍し、世界各国から大きな評価を得ているP-3C。そのクルーがどのように育てられているのか、ぜひご覧ください!

カメラマン 江西 伸之

 海に囲まれている日本にとってはP-3Cの役割は非常に重要である。
 そんな重要な役割を将来担う学生たちは、早朝から深夜までのハードワークにも関わらず、充実感やエネルギーに満ち溢れ、職務を遂行できるよう努力を惜しまない姿は見ていてとても清々しく思えた。
 P-3Cは一つのチームであり、どの部分が欠けても任務は完遂できないだろう。
 学生全員が「P-3Cの搭乗員である」という誇り強く持ち、それぞれの持ち場を尊重、信頼し合い、各々がその信頼に必死に応えようとし訓練する姿はとても印象深かった。
 彼らが教育を修了し搭乗員となってくれることを考えると、生活する国民にとって本当に心強い。

 

スライドを 再生 / 一時停止


MAMORの購読については、以下のサイトを御覧ください。
株式会社扶桑社のサイトへ(新しいウィンドウを開いて表示します。)

 

ページの先頭へ戻る