マモル(広報誌)2014年5月号

 MAMORは、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

MAMOR 2014年5月号(3月20日発売) CONTENTS

特集

深く静かに日本を守る
潜水艦、徹底解剖!

ミリレポ

フィリピンを、救え!
自衛隊・国際緊急援助活動

編集後記

編集長 高久 裕

飛行機や船と違って、私たち一般人が、容易に乗ることのできない乗り物として、潜水艦が挙げられます。自衛隊の施設を市民に開放するイベントで、戦車や護衛艦の体験搭乗はありますが、潜水艦では実施されません。

潜水艦は秘密のベールに包まれているのです。

潜水艦の乗員は、その任務内容を、友人はもちろん、家族にも話してはならないそうです。

ですので、パパが突然いなくなる(任務に就く)家庭があるということになります。

厳しいですね。人知れず、今日も日本のどこかの海中に潜み、ひたすら静かに日本を守っている海上自衛隊の潜水艦。

その存在の重要性を理解するために、今月のマモルは、潜水艦の秘密に可能な限り迫ってみました。

特集取材後記

深く静かに日本を守る 潜水艦、徹底解剖!

ライター 魚本 拓

思えば私にとっての「MAMOR」での初取材は潜水艦の艦長さんへのインタビューで、しかしそのときは乗艦することはできませんでした。その代わり、と言ってはなんですが、ドックに在った潜水艦の全貌――ふだんは海面下にある部分まで、その威容を下から見上げることができたのは幸いではありました。

今回、はじめて見せていただいた潜水艦の内部は思ったほどの手狭感はないものの、とはいえこの密閉された空間でときには数週間にもおよぶといわれる期間を過ごすのはいかばかりか、と感じずにはいられませんでした。取材にあたって、ふつうでは見ることのかなわないようなところを見学した上、貴重な体験をしたわけですが、印象的だったことはほかにもありました。たとえば、隊員の方のお話では、『おやしお』に小さい収納型のベンチが通路に設置されたのは画期的で、「とにかく潜水艦にはふだん座るところがない」ということ。いくら日本の技術力が結集した潜水艦といえども、それを動かすのはあくまでも人――潜水艦隊司令官のその言葉を深く納得させられる、人の息吹が感じられるようなものを艦内で発見することができた取材となりました。

ミリレポ取材後記

フィリピンを、救え!
自衛隊・国際緊急援助活動

ライター 野岸 泰之

はじめに、今回被災されたフィリピンの方々に心からお見舞いを申し上げると同時に、現場で活動した自衛官には「国民の代表として頑張ってくれてありがとう」とお礼を申し上げます。
フィリピンの台風被害に対する自衛隊の活動を振り返った時、事実として残るのは「国際緊急援助活動で初の統合任務部隊を編成」という部分でしょう。
迅速な援助開始と統制のとれた活動は、国際的にも大きな評価を得ました。
しかし、僕の心に最も響いたのは、指揮官から現場の隊員にいたるまで、話を寄せてくれた人すべてが、
「東日本大震災の時に大きな援助をしてくれたフィリピンに今こそ恩返しをするんだ!」
「日本人ならではの、真心のこもった、被災した人の気持ちに寄り添った活動をしよう!」
と強く思っていたという部分です。人を助けるという行為においては、充実した機材や装備も大切ですが、それよりも「心」がいちばん大事なんだな、とあらためて実感しました。
同時に、そのことの大切さを本当によくわかっている自衛隊、日本人ってやっぱりすごいな、と感じました。
台風被害は不幸な出来事であり、本当の復興にはまだ時間が必要だと思います。
しかしそれを乗り越えて、今回の活動をきっかけに、フィリピンと日本の関係が今後ますます密になることを祈っています。


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