マモル(広報誌)2013年5月号

 MAMORは、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

MAMOR 2013年5月号(3月21日発売) CONTENTS

特集

「自衛隊エアベース」
日本の空を守る航空管制

ミリレポ

「できない修理はない!」航空機を検査・修理する三位一体の技術力
海上自衛隊 第2航空修理隊

編集後記

編集長 高久 裕

 3月は、いわゆる年度末。多くの学校で卒業式が行われる節目の月だ。
 当マモルでも、6年近く連載をしてきた「女性自衛官を訪ねて」が今号で最終回を迎えた。著者の佐久間かつえさんが、各地の基地・駐屯地の女性自衛官を訪ねて、話を聞きながらポートレートを撮影するという内容だ。
 どの作品も、女性自衛官の表情がイキイキとしていて、とてもすてきである。
こういう表情は、男のカメラマンが突然、訪れていって撮ろうとしても撮れるものではない。女性としても人間としても、たくさんの経験を積んできた佐久間さんが、被写体と信頼関係を作り心を開いて会話をする、その一瞬の表情を切り取っているからこその笑顔なのである。
 佐久間さん、お疲れ様でした。そして、これまで登場いただいた多くの女性自衛官に感謝します。ありがとう&お疲れさまでした。

特集取材後記

「自衛隊エアベース」
日本の空を守る航空管制

ライター 佐々木 桂(ささきかつら)

 航空管制官。自衛隊の仕事にしては、一般的にもなじみのある名前。深キョンもドラマやってましたし(笑)。
 そういう意味で今回は、少しは僕にもわかりやすいか…と、臨んだ取材でしたが、やはりドラマと現実は違います。ドラマの舞台となっている国交省の管制官だとしても、ドラマとはずいぶん違うのでしょうが、自衛隊の管制官の場合、その国交省の管制官ともかなり違った部分があり、自衛隊素人の僕には、やはりいつも通り、目からウロコの情報ばかり。またまた興味深い取材となりました。毎回のことなのですが、今回もまた、若い頃にこの仕事を知っていたら、挑戦してみたかったなぁと、航空管制官にうらやましさを感じてしまいました。
 取材自体も、今回は、陸海空のすべての管制を取材するということもあって、小牧基地の学校からはじまり、下総、厚木、立川、小松と、約1ヶ月かけてのロングラン。そのため、あのページ数ではおさまりきらなくなってしまい、泣く泣くカットとなったネタも多々ありました。御協力頂いたみなさん、申し訳ございません。
 下総、小松と、雪中取材が続いたのも今回の特徴でしたが、特に、小松の取材日は、羽田からの飛行機が降りられないのではないか?というほどの雪で、心配しながら乗り込んだのですが、無事に到着。僕らの乗った便を管制してくれたのも、実は小松基地の自衛隊航空管制官だと知り、みなさんの技術の高さに、またまた感服致しました。なにせその日は、地元も驚く今年最大の大雪だったということでしたから…。
 しかし翌日は、うってかわって晴天。絶好の撮影日和となったのも、日頃の自衛隊の方々の真摯な生活が天に伝わったのでしょう。カメラマンさんもホクホク顔での撮影となりました。こちらも、撮り過ぎてしまった、さぞ選ぶのに御苦労なさったのではないかと思われます。
 今回の取材で、また一つ、自衛隊の新たな側面をのぞかせて頂きました。いつもながら、貴重な取材となりました。御協力頂いたみなさん、ありがとうございました。



カメラマン 長尾 浩之

 小松飛行場の管制塔から見える風景。雪降るなか民間航空機が無事に着陸する。
 なんて事のない雪国の日常と思いきや、実はちょっと絶句するくらいの視程の悪さだ。
 管制官の適切な誘導によって淡々と着陸する機体を見るにつけ信頼できる管制官の重要性、整備されたレーダー管制設備の必要性が良く分かる。また パイロットの疲労具合、機体の特性を考えた『心配りの管制』を行っている旨の解説に感動した。機体や作戦に応じた陸海空ならではの管制手段や器材、教育があることは自衛隊の航空管制官を目指すひとつの醍醐味であろう。
 今、この瞬間もパイロットの声に耳を傾け『心配り』を持って応答する管制官たちが日本の空の安全を見守っているのだ。

ミリレポ取材後記

「できない修理はない!」航空機を検査・修理する三位一体の技術力
海上自衛隊 第2航空修理隊

ライター 魚本 拓

 幸い雪に降られることはありませんでしたが、それでも朝方には水辺に氷が張る季節に訪れた八戸は、芯から冷えるような寒さでした。そんななか、第2航空修理隊の自衛官、技官、事務官の皆さんは、われわれ取材班を暖かく迎え入れてくれ、懇切丁寧に取材に応じてくれました。
 そこで伺ったお話で印象に残ったのは「技能の次世代への継承」という問題意識を皆さんが共有していることでした。これはこれまでの自衛隊の取材を行うなかでも、多くの方が口にされることです。
 旧海軍時代より脈々と受け継がれる伝統、そして時代が進むなかで更新され続ける技術とそれへの対応――伝統と日々進歩する技術の会得、継承――これを堅持していくことの難しさは、自衛隊だけに限らず、そのままこの社会にも当てはまるものなのではないか。そんなことを感じさせてくれた、今回の取材でした。

カメラマン 村上 淳

 今回訪れた八戸の第2航空修理隊。この部隊では自衛官とともに、多数の技官や事務官が業務にあたっていた。彼らは私たちの目の前で、あっという間に一枚の金属からパーツを作り出したり、ミリ単位の調整をしながらエンジンを取り外して整備するなどその熟練された知識と技術は、まさに「職人」と呼ぶにふさわしかった。
 また、我々に対しての惜しみない取材協力のおかげで、短い取材日数でありながらもとても中身の濃い取材をこなすことが出来た。
 第2航空修理隊の皆様、ありがとうございました。

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