マモル(広報誌)2013年4月号

 MAMORは、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

MAMOR 2013年4月号(2月21日発売) CONTENTS

特集

全国で悪条件下の急患輸送を日常的に実施
「この命は自衛隊にしか救えない」

ミリレポ

「基地の整備や災害派遣に、全国・全速・全力展開!」
海上自衛隊 機動施設隊

編集後記

編集長 高久 裕

自衛隊の災害派遣というと、地震や台風などの自然災害に対する救援活動が一般的には知られていますが、じつは、毎日のように行われている自衛隊救難活動があります。
それは、離島などで発生した緊急患者を輸送する任務「急患輸送」なのです。
日本には多くの離島があり、また、急患は昼夜、晴天荒天を問わず発生します。
状況によっては、消防や民間の航空機は飛ぶことができません。
自衛隊が持つ、高性能の航空装備品と、高い運行技術を持った搭乗員、そして、何事にも即応する高度な機動力がなければ救えない命があるのです。
今号は、その「急患輸送」任務について紹介します。
沖縄での取材の途中で、「私は急患輸送中の自衛隊機の中で生まれました」という方に遭遇。
ドラマチックな記事になりました。ぜひ、御一読ください。

特集取材後記

全国で悪条件下の急患輸送を日常的に実施
「この命は自衛隊にしか救えない」

ライター 岡田 真理

 震災や風水害などで自衛隊が行っている災害派遣。実は、その災害派遣の中でも、離島などの急患を航空機で輸送する「急患輸送」が最も多く行われていることは、あまり知られていないかもしれません。今回は、その自衛隊の急患輸送任務の特集です。
 実際にどのように急患輸送が行われているのか、隊員のみなさんはどんな思いで任務にあたられているのかを、那覇駐屯地の陸上自衛隊第15飛行隊にお邪魔して取材……する予定で沖縄へ行ったのですが、北朝鮮の〝人工衛星〟事案により、中止となってしまいました。
 しかし、取材中止となったために空いてしまった時間で、沖縄の離島医療関係者、急患輸送関係者、そして実際に輸送された患者さん御家族などにじっくりお話を伺うことができました。
おかげで、自衛隊を「外」から見た方々の思いをたくさん受け止めることができ、とてもいい記事になったのではと思っています。
 北朝鮮から飛んできた〝人工衛星〟が、沖縄上空を通過したのは、ちょうど取材最終日、那覇を離れる日のことでした。那覇空港からも、偵察などで離陸するたくさんの自衛隊機が見えました。
急患輸送、そして防衛任務にも日々奮闘されている隊員のみなさんの姿を改めて実感し、感謝の思いでいっぱいです。
いつも本当にありがとうございます。







ミリレポ取材後記

「基地の整備や災害派遣に、全国・全速・全力展開!」
海上自衛隊 機動施設隊

ライター 魚本 拓

今回の八戸航空基地での取材で印象に残ったのは、なんといっても機動施設隊員の方たちから伺った東日本大震災での活動でした。
その経験から「自衛隊員として災害時に何ができるか」と自らに問う隊員の方たちの真摯な気持ちが、そこには表れていました。
このインタビューからはまた、われわれ一般の市民と違う位相に属していると思いがちな隊員の方たちの活動の、こちらの側との接点を実感させられました。
聞けば震災の当日は大半の隊員が除雪作業で出払っていて、災害の現場にすぐに駆けつけることができなかったそうです。
そのことに忸怩たる思いを抱えながら、災害時における今後の取り組みに思いを馳せる隊員の方たちのリアルな言葉に、「国をまもる」ための任務を遂行する自衛隊という組織の多面的なあり方の一端を教えられた次第です。

カメラマン 村上 淳

隊員たちがかけ声と同時にチェーンソーで木を切り倒していく、そのあまりの早さに圧倒された。
そしてその木を大きな重機であっという間に片付けていく若い女性隊員。
他にも降雪地にある基地の除雪支援や災害派遣から舗装などの土木工事まで、国内外問わず活躍しているという。
パッと見、地味な部隊に思われがちかもしれないが、他に取って代わることが出来ない重要な任務に就いている彼らはまさに「縁の下の力持ち」という言葉がぴったりだと思った。





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