マモル(広報誌)2012年6月号

 MAMORは、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

MAMOR 2012年6月号(4月21日発売)CONTENTS

特集

陸・海・空、3つのパワーを集結
自衛隊の統合運用ってなんだ?

ミリレポ

空から機雷を除去する必遂仕事人
オレたちが無双、魂の航空掃海部隊だ!
海上自衛隊 第111航空隊

編集後記

編集長 高久 裕

 防衛省編集協力雑誌「マモル」は、陸・海・空各自衛隊の担当官が、編集会議や校正などの作業に参加して作られている。その編集作業で、たまに耳にするのは、「えっ? なにそれ?」。同じ自衛官なのに、陸・海・空で、用語や仕来たり、作法などが違って、お互いがそれを知らないのだ。国を守る、という目的は同じでも、陸上と海上、航空では、その戦い方が違うのだから、当たり前といえばそうなのだが、私たちのような一般人からすると、ちょっと意外で興味深い。今月号は、そんな違いのある各自衛隊が一つになって闘うと、こんなに強いんだ、という内容の特集です。「和を以て尊しと為す」。ここにも日本が世界に誇れる国民性が表れているようです。

特集取材後記

陸・海・空、3つのパワーを集結
自衛隊の統合運用ってなんだ?

ライター 野岸 泰之

 今回の取材を通じて感じたのは"いざという時、陸海空の3自衛隊が協同して任務にあたる体制づくりが、こんなに進んでいるんだ"という驚きでした。と同時に、統合幕僚監部で勤務する方々の話を聞くと"同じ自衛隊なのに、用語ひとつとっても、陸海空でこんなに違うんだ"という驚きもありました。「3自衛隊でそれぞれ文化が違って当たり前、それを理解し、尊重した上で、お互いの特徴を生かして任務に当たればいいんです」。取材途中で聞いた、こんな言葉が胸に響きました。日本人独特の思いやりの精神と真面目さで統合運用はスムーズに進んでいるようで、自衛隊が一層頼もしく感じられました。御協力いただいたすべての方に、感謝いたします。

カメラマン 柏谷 高志

 統幕座談会を担当させて頂きました。 文化や言葉の戸惑いを感じなからも、了解し吸収しあえる場所ととらえられて仕事に取り組まれていることに柔軟性を感じました。 重大でハードルの高い統幕勤務。 そこにやりがいがあると皆さんの言葉に力を感じました。 皆さん、お忙しいとは思いますが健康には御注意くださいませ。



ミリレポ取材後記

空から機雷を除去する必遂仕事人
オレたちが無双、魂の航空掃海部隊だ!
海上自衛隊 第111航空隊

ライター 渡邉 陽子

 「掃海ヘリとは機雷を掃海するヘリコプター」と言われても、最初はイメージが湧かなかった。海の中に潜む機雷を、上空からどうやって掃海? 調べたところ、ヘリが掃海具を牽引することで機雷を除去するとわかったものの、それでもやはりピンとこない。取材に行くまではこんな感じだった。 第111航空隊で実際に見聞きして「?」だった部分がクリアになってからは、掃海ヘリのすごさというよりも、掃海ヘリを運用するクルーのすごさに圧倒された。各隊員の能力の高さ、見事なチームワーク。まさにプロフェッショナルだ。同乗した最初から最後まで、彼らの仕事ぶりに感心したり驚いたりの連続だった。 各々の士気の高さが部隊の空気を作り上げるのか、111空はとても気持ちがよかった。こちらの細かなリクエストにも嫌な顔ひとつせず何度でも応じてくれ、しつこい質問にも丁寧に回答してくれた。すれ違うすべての隊員から挨拶された。こういう部隊は「紹介」だけでなく「応援」したくなる。111空の今後の活躍もずっと見守っていきたい。

カメラマン 長尾 浩之

 巨大ヘリMH-53の後部タラップが見ているだけで恐ろしい角度で開いた。そこへ機上掃海員が足を掛けながら手馴れた様子で掃海具を海へ放つ。掃海具を引くワイヤーにテンションがグイグイ掛ってくる。危険と隣り合わせの現場だ。機体と機内のクルー全員が一体となり掃海具を自在に操る。巨大ヘリでのオペレーションにもかかわらず航空掃海は根気のいる繊細な作業であった。広い広い海に安全をもたらすには、ここまでやらないと駄目なのだ。この航空掃海技術を連綿と継承してゆく日本はまさに海洋国家なのであると実感した。

  

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