マモル(広報誌)2010年11月号

 MAMORは、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
 防衛の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

MAMOR 2010年11月号(9月21日発売)CONTENTS

特集

超保存版 登場する映画、小説、漫画を一挙紹介!
自衛隊カルチャー大全


ミリレポ

That Others May Live
チームを組んで人命を救うために、ここで過酷な試練に耐える!
航空自衛隊 救難教育隊

ほか

編集後記

編集長 高久 裕

 各地の基地・駐屯地を訪れると、展示されている古い戦闘機や戦車に出会うことがある。「あ、ゴジラに出てきた戦闘機だ!」。まっ先に頭に浮かぶのは、幼少の砌に見た映画のワンシーン。スクリーンの中を逃げ惑う住民たちの流れに逆行して進む自衛隊の戦車や車両を見ると、幼心に頼もしく感じたものである。世界の中で映画を作成している国では、国防はテーマとして非常に大きなジャンルであるが、わが国の自衛隊が闘う相手は怪獣から始まった。あのころから独自のカルチャーを構築してきたことが、今、世界に冠たるアニメ・マンガ文化として開花したのかもしれない。

ミリレポ取材後記

航空自衛隊 救難教育隊

フリーライター 野岸 泰之

 ミリレポの取材でお邪魔した航空自衛隊の救難教育隊では、パイロットや救難員などそれぞれの課程の専門的な教育を効率よく行うのはもちろん、教官たちは折に触れて命の尊さやチームワークの重要性、決してあきらめない精神の大切さなどを学生たちに説いていた。一方の学生たちも、覚えることの多い厳しい授業や、体力の限界を試されるハードな訓練などに、必死に食らいついていた。
 両者に共通しているのは「人の命を助けたい!」という、単純明快な志の高さ。「つらいとわかっていても、自ら志願して飛び込んで来る若者がたくさんいるんです。日本もまだまだ、捨てたもんじゃないですよ」ある教官の言葉が心に残った。そして、取材後はやけに清々しい気持ちと、妙な安心感が身を包んだのだった。忙しいカリキュラムの中、貴重な時間を取材に割いていただいた、すべての関係者の皆様に、感謝いたします!


カメラマン 小栗義幸

 取材を行ったのは教育課程の序盤。厳しい訓練の最中、一人の教官は「こんなの序の口ですよ」とこぼした。課程が進むにつれ、訓練はさらに厳しくなるという。文字通り命がけの訓練では要救助者の命を救うことはもちろん、救助にあたる己の身を守る術を学んでいく。「人の命」、普通に生活を送っていればそう意識をすることなどないが、ここでは「人の命」が脳裏から消えることがない。そんな緊張感から救難という任務の重さが、ズシリと伝わってくる取材であった。彼らが晴れて教育課程を終え、一人前の救難隊隊員として巣立っていく姿が待ち遠しい。


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