平成26年度大学生等サマーツアーの記録

 

 4泊5日の自衛隊生活体験。平成26年8月25日(月)から29日(金)までの間、陸海空の各自衛隊を巡る大学生等サマーツアーが実施されました。


平成26年度大学生等サマーツアーの記録
(海上自衛隊鹿屋航空基地での記念撮影)

8月25日(月)埼玉県にある航空自衛隊入間基地から、大学生等サマーツアー参加者45名が航空自衛隊のC-1輸送機に体験搭乗し、宮崎県にある航空自衛隊新田原基地へと出発しました。いよいよ自衛隊生活体験ツアーのはじまりです!

航空自衛隊新田原基地に到着。新田原に現地集合した4名と合流し、参加者49名は、午後からの航空機等見学に備え、隊員食堂にてしっかりと昼食を取りました。

航空機等の見学では、F15戦闘機、T-4練習機の他、UH-60J救難ヘリや最新型の救難消防車などを見学しました。実際のパイロットから説明を受ける参加者は興味津々、積極的に質問をしていました。

現地隊員と参加者との対面式。お世話をしてくれる各班長及び班長を補佐する班付等の自己紹介を聞き、少し緊張した様子でした。

航空機に備え付けるパラシュートの収納要領を見学。大きなパラシュートがコンパクトになってゆく様子を目の当たりにし、驚いた様子でした。

航空管制塔の見学。世界標準時に設定してある掛け時計、赤や青などに色分けされた受話器など、見慣れないものに関心を示していました。

続々と並べられるF-15戦闘機を航空管制塔から見ることができました。多くの戦闘機を見て、圧倒されているようでした。

8月26日(火)、お世話になった航空自衛隊新田原基地から、航空自衛隊のCH-47輸送ヘリコプターに体験搭乗し、次は、陸上自衛隊都城駐屯地に向かいます。初めてヘリコプターに乗った人も多く、かなりテンションが上がっている様子でした。

陸上自衛隊都城駐屯地に到着すると、すぐさま「迷彩服」に着替えます。迷彩服に袖を通し、少し緊張した様子でした。


陸上自衛隊都城駐屯地の部隊が保有する各種装備品の展示。実際に使用する隊員から詳しく説明を聞き、興味津々、積極的に質問をしていました。特に、見慣れない大きな車両に対しては、関心を示していました。

ベッドメイキング、班長・班付から説明を受けながら自分の寝床を作ります。航空自衛隊でも実施しましたが、陸上自衛隊式は少し異なります。その違いに四苦八苦しながら、参加者同士協力して実施していました。

夜の点呼(てんこ)の様子。自衛隊の部隊では、朝と晩に人員数と健康状態を把握します。ツアー参加者も点呼報告を体験。

2日目朝、宿泊した隊舎から駐屯地の本部庁舎前へ移動して朝礼です。掲揚される国旗に対し敬礼をし、今日一日がはじまります。自衛隊では課業開始時に必ず国旗掲揚を行います。

一般大学を卒業し、自衛隊に入隊した幹部自衛官の方との懇談。「情報幹部ってどんな仕事内容ですか?」「自衛隊をやめたいと思ったことはありますか?」など、具体的な質問が多数あり、数年後には、社会人になるツアー参加者は、自分の将来について考える一つの機会となったようでした。


レンジャー訓練の一つ、コンパスを使用したオリエンテーリング。一般のコンパスは360度に刻まれていますが、自衛隊のコンパスは、6400ミルに刻まれています。珍しいコンパスを使って目的地にある物を探します。

都城駐屯地所在部隊の連隊長兼ねて駐屯地司令の防衛講話。実際に体を動かし隊員と接するような訓練から離れ、安全保障環境の話や駐屯地と地域との関係等といった大きな「防衛」に関するお話を聞き、考えさせられた様子でした。


軽装甲機動車等への体験試乗。普段では絶対に乗ることがない装備品に試乗し、テンションは上がりっぱなしの様子。


レンジャー訓練の一つ、ロープ橋体験。ロープの結び、ロープ渡りの手ほどきを現役のレンジャー隊員から受けるものの、四苦八苦する様子。

都城駐屯地の新隊員教育の一環で行われていた築城訓練で構築された掩体といわれる穴を見学。陸上自衛隊は主に地上で戦闘する部隊、地形をうまく利用して自分を守りつつ戦闘できるように様々な形の「穴」を堀ります。

災害派遣などでもよく使用される6人用の宿営天幕(テント)の展張体験。一般に市販されているテントよりも厚く頑丈で重いテントを協力して展張します。


時間の合間を活用して体力練成訓練!自衛官は体が商売道具、国民を守るためには、まず自らを守れる体力が必要です!


このツアーで初めて出会った参加者達でしたが、数日間、同じように体を動かし、同じ食事を採るなどの団体生活を通じて、打ち解け合うにはそんなに時間を必要としませんでした。

南九州地区で活動する音楽部による生演奏。課業時間終了後に都城駐屯地に駆けつけてくれました。「部」といっても腕前は一流、自衛隊の音楽隊にも勝るとも劣らない技術ですばらしい演奏と歌をプレゼントしてくれました。

お世話になった都城駐屯地の隊員との懇親会。厳しくも優しい班長や班付にツアー参加者は心を惹かれたようでした。

非常呼集訓練、通常の起床時間は06:00ですが、05:30に訓練非常呼集を掛け、集合。危機管理組織は、事が起これば、いつでも緊急集合が掛けられます。
朝早くにたたき起こされたせいか、昨晩の懇親会のお疲れか、ツアー参加者は眠そうな様子でした。


3日間、お世話になった都城駐屯地の隊員たちと名残惜しいお別れ、バスに乗って次は、海上自衛隊鹿屋航空基地へ移動!

海上自衛隊鹿屋航空基地に到着。海上自衛隊といえども、航空基地であるため、護衛艦などの船はありません。最近ニュースでよく見るP-3C哨戒機(上写真、左下写真)、UH-60J救難ヘリの説明を受けました。


ヘリコプターの着水脱出訓練装置の見学。毎年定期的にヘリコプターの操縦士は、この訓練を受けに各地からやって来ます。また、自衛隊員だけでなく、部外の機関(消防など)の方に対しても、訓練協力しています。

防衛省大臣官房広報課長による防衛講話。制服を着た自衛官だけでなく、背広を着た防衛省職員からの講話に興味津々のツアー参加者。迷彩服のTシャツを着ている人がいますが、自衛官ではなく、ツアー参加者です。3日間滞在した陸上自衛隊都城駐屯地で購入したようです。


最後の晩は、みんなで懇親会(焼肉パーティー)。全国各地から集まったツアー参加者でしたが、絆が深まったようで、また会うことをそれぞれが約束していました。


悪天候の理由により、スケジュールの変更を余儀なくされましたが、航空自衛隊新田原基地から、C-1輸送機に乗って航空自衛隊入間基地に帰ってきました。

あっと言う間の5日間、名残惜しくなるくらい、打ち解けましたツアー参加者達は、それぞれの思い出を胸に抱き家路へ向かいました。
平成26年度大学生等サマーツアーは無事に終了しました。

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