MAMOR (広報誌)2017年12月号

日本の防衛のこと、もっと知りたい!

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

2017年12月号(10月21日発売) FEATURE

2017年12月号表紙

特集

不審潜水艦の侵入を許さない自衛隊の哨戒能力
海面下の を追え!


Military Report

逃げるが勝ちの斥候に立つ!
密偵ファントム電光石火!
航空自衛隊 偵察航空隊

編集後記

編集長 高久 裕

 今号の巻頭では、自衛隊の「哨戒」を特集しています。巻頭に並ぶもう1本の柱「ミリタリーレポート」の部隊は“ファントム偵察隊”。哨戒というのは、密かに海中に隠れる敵潜水艦などを見つけること。片や「偵察」は、敵に見つからないよう、密かに相手の領域に侵入し情報収集すること。図らずとも、同じ号の2本の特集で、侵入する側と防御する側、両方の任務を紹介するカタチになりました。偵察の極意は「逃げるが勝ち」だそう。敵地で情報を得たら一足飛びに逃げ帰り、役に立つ情報を味方に届けねば戦いに勝てません。つまり、「逃げるは勝つため役に立つ」。どこかで聞いたフレーズですね? こちらも大ヒットするといいのですが。

特集 取材後記

不審潜水艦の侵入を許さない自衛隊の哨戒能力
海面下の敵を追え!

ライター 鈴木 千春

 そこは「最前線」・・・。24時間、365日、私たちの見えない場所で、彼らは日夜パトロールをしてくれています。領海侵入から「国を守る!」という強い使命感を持って、彼らは最前線を守ります。たとえ悪天候であっても、連日連夜、警戒監視を怠りません。私たち国民が平穏に過ごしている今、この瞬間も、国防の任務に励んでいるのです。
 今回、お話を伺った海上自衛隊の若者たちの瞳は、本当に美しかった。彼らこそ日本の宝。日本上空をミサイルが通過している今、最前線を守る自衛官に対して、私たち国民は、どういう形で報い、支援することができるのか、今こそよく考え、行動しなければいけません。
 24時間、365日の彼らのがんばりに、国民は誠実に応えなければ!と思った取材でした。

フォトグラファー 尾﨑 たまき

 この日本を取り囲む海で、海上自衛隊の皆さんがどのような任務を行っているのか、全くもって知らない中「マモル」の取材撮影のため、初めて厚木航空基地へ伺わせていただきました。"海の哨戒"の取材ということで、想像以上に大きな哨戒機にも乗せていただき、海上自衛隊員の皆さんの任務の様子を撮影いたしました。隊員の皆さんの冷静な判断力と経験に基づいた自信は、インタビュー写真を撮りながらもひしひしと感じましたが、実際それぞれの持ち場についたときに見えた引き締まった表情に、絶対的な安心感をいだきました。そしてその姿のなんとかっこいいこと!なかでも様々なレーダーを操作する「非音響員」である女性隊員の、常日頃からのモチベーションの高さにも頭が下がりました。それぞれの仕事に誇りをもって、皆さん一丸となり物事に向き合う姿に惚れ惚れし、自分自身も身が引き締まる思いで基地をあとにしました。





Military Report 取材後記

逃げるが勝ちの斥候に立つ!
密偵ファントム電光石火!
航空自衛隊 偵察航空隊

ライター 野岸 泰之

 敵情を知り、それを戦術に活かすことは、戦いを有利に進める上において重要なこと。時代や国が違っても、偵察という行為が大切なことは変わりません。今回の取材を通じて、衛星や無人機など、ハイテクを駆使した偵察機器がどんどん進化し、重用される時代であっても「実際に人が乗って写真を撮ってくる」ことの重要さを理解できた気がします。
 現像した写真から何が写っているかを判読する作業をほとんど人工知能がやってのけるようになっても「人によるひらめきと気付き」が不要になることはないのでは、と感じました。活動があまり報じられることはありませんが、地震や火山の噴火など自然災害における情報収集ではとても重要な役割を持つ部隊です。災害派遣のニュースに接した際には、地道に活躍する彼らがいる、ということを心に留めていただければ、取材者としては嬉しい限りです。ご協力いただいたすべての方に感謝いたします。

フォトグラファー 村上 由美

 偵察航空隊が作成した広大なエリアのモザイク画像は、パイロット・ナビゲーター・整備員・情報処理隊の隊員が1つの目的のためにお互いに連携し、信頼し合うことで出来上がっているのだとわかりました。震災の時の写真を見ると、この写真を作成するのにどれだけの苦労があったのかと思うと、自衛隊の方々に頭が上がらないなと感謝の気持ちでいっぱいになります。
 帰ってきたばかりの偵察機からフィルムを取り出し走って渡しに行く場面や、整備班とパイロット達のふとした談笑場面など、撮影していて胸が熱くなるような場面がいくつもありました。自衛隊が撮りたくてカメラマンになった私にとって、写真を撮る上でこれ以上ないくらいの心の糧になりました。また、初めてできた自衛隊の取材がこの部隊で心から嬉しいと思いました。






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