日韓防衛相会談(概要)

平成28年6月4日
防衛省

 平成28年6月4日、シャングリラ会合出席のためシンガポールを訪問中の中谷防衛大臣は、韓民求(ハン・ミング)国防部長官と会談を行ったところ、その概要以下のとおり。

1.冒頭、中谷大臣より、韓国軍C-130輸送機による支援物資の輸送など、熊本地震における韓国からの多大なる支援への謝意を伝達した。これに対し、韓長官より、犠牲者への哀悼の意を表するとともに迅速な復興を祈念する旨発言があった。

2.3月31日の日米韓首脳会談において、3カ国の協力を前進させることで一致したことを踏まえ、両大臣は、日韓・日米韓の安保・防衛協力をより一層前進させていく必要性を確認した。

3.両大臣は、北朝鮮情勢について意見交換を行い、韓長官からは北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応するための戦略的協力や北朝鮮の非核化に向けた対北朝鮮制裁の徹底した履行が必要である旨発言があった。両大臣は、北朝鮮の核・ミサイル問題に一致して取り組むことが重要であり、引き続き日韓・日米韓で緊密に連携・協力していくことで一致した。

4.また、両大臣は、本年1月及び2月の北朝鮮による核実験、弾道ミサイル発射に際し、日韓防衛相電話会談を迅速に実施し緊密な対応を図れたことを評価し、日米韓での情報共有をはじめとし、引き続き緊密に連携・協力を進めていくことで一致した。さらに、北朝鮮の核・ミサイル問題を含む安全保障上の緊急事案が起きた場合、連絡・調整をより適切なものとするため、既に設置されている日本防衛省-韓国国防部間の緊急連絡体制を強化することで一致した。

5.さらに、両大臣は、日韓防衛協力・交流について意見交換を行い、昨年10月に相互訪問としては約4年9か月ぶりに中谷大臣の訪韓が実現し、そのほか、陸・海・空各幕僚長の相互訪問や自衛隊観艦式への韓国海軍艦艇の派遣、西部方面総監と第2作戦司令官間の部隊指揮官交流をはじめとして様々なレベルで交流が再活性化していることを評価した。また、引き続き、国連PKO、海賊対処活動における協力や人道支援及び災害救援活動等の非伝統的安全保障の課題に対する連携強化、さらに部隊指揮官交流、P-3C哨戒機及び輸送機の相互訪問、韓国海軍練習艦隊の訪日、訓練におけるオブザーバーの相互参加、音楽隊交流等を含め、今後も機会を捉えて日韓の協力を進めていくことで一致した。

6.両大臣は、韓国が拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)海洋安全保障専門家会合の次期共同議長国に決定したことも踏まえ、地域の平和と安定のため、海洋安全保障分野における協力を進めることで一致した。

7.中谷大臣は、韓長官の年内訪日をあらためて招請し、韓長官は訪問を実現できるように努力する旨発言した。

(以上)

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