日越防衛相会談結果概要

平成27年11月6日
防衛省

2015年11月4日から7日の間、ベトナムを訪問中の中谷日本国防衛大臣は、フン・クアン・タイン・ベトナム社会主義共和国国防大臣とベトナム・ハノイにおいて日ベトナム防衛相会談を行った。

会談において、両大臣は、2014年に格上げされた二国間の「アジアにおける平和と繁栄のための広範な戦略的パートナーシップ」に基づき、2015年9月15日の日ベトナム首脳会談において安全保障及び防衛分野における協力強化で一致したことを受け、日本国防衛省及びベトナム社会主義共和国国防省の間の防衛協力及び交流の更なる発展のため、両国を取り巻く安全保障環境、両国の防衛政策及び具体的な防衛協力・交流の展望について、幅広く意見交換を行った。

(両国を取り巻く安全保障課題)

両大臣は、東シナ海、南シナ海、そして太平洋からインド洋まで続く、地域諸国の繁栄の基盤であるシーレーンの安定が不可欠であるという点について認識を一致させた。地域の平和と安定の確保のためには、関係各国全てが地域の安定を脅かす一方的な現状変更の試みを慎み、航行及び上空飛行の自由を遵守すること及び国際法の基本原則に基づき紛争を平和的に解決することの重要性について、共通の声をあげていくことで一致した。また、南シナ海における関係国の行動宣言(DOC)の厳格な実施及び南シナ海における行動規範(COC)の早期締結のための対話と交渉の推進を関係各国に求め続けることの重要性を確認した。

(両国の防衛政策)

中谷大臣は、日本の平和安全法制について、戦後70年の日本の平和国家としての歩みを更に力強くするものであり、我が国の掲げる「積極的平和主義」に基づく具体的な実践を進め、国際社会の一員として世界の平和と繁栄のための責務を果たすことにつながるものであると説明し、タイン国防大臣からは、平和と発展のための日本の積極的な貢献を歓迎するとともに、日本が果たす役割に対する強い期待が示された。

(二国間防衛協力・交流)

両大臣は、地域の平和と安定のために、自らの能力を向上させる努力を継続するとともに、地域諸国との連携が重要であるとの認識の下、特に、PKO分野における協力の継続、HA/DRに資する海上訓練の実施、能力構築支援の拡充、防衛装備・技術協力に関する事務レベル協議の開始及びカムラン湾海軍基地多国籍港完成後の海自艦艇の寄港を含め、二国間の防衛分野の協力強化を図ることで一致した。

(以上)

 

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