小野寺大臣のイタリア・南スーダン・ジブチ訪問(概要)

平成26年5月13日
防衛省

平成26年5月6日(火)~11日(日)の間、小野寺防衛大臣は、イタリア、南スーダン及びジブチを訪問し、各国の政府要人等と会談するとともに、自衛隊派遣部隊視察を実施したところ、概要は以下のとおり。

1.南スーダン訪問(5月8日)

(1)南スーダン派遣施設隊視察(8日午前・午後)

小野寺防衛大臣は、首都ジュバの国連施設内にある日本隊宿営地の施設や、避難民保護エリアの整備を含む部隊の活動状況を視察し、厳しい環境の下で任務に従事している隊員を激励するとともに、引き続き安全面に万全の配慮をして任務を遂行するよう指示した。

(2)ジョンソン南スーダン担当国連事務総長特別代表との会談(8日午前)

ジョンソン特別代表より、昨年末以降の国内避難民対応に係る自衛隊施設部隊の活動に対する謝意が表明されたほか、今後の国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)の活動において自衛隊施設部隊の能力がますます必要となる旨説明があった。小野寺防衛大臣より、今回の視察を踏まえ、施設部隊を含めどのような支援が可能か検討したい旨発言があった。

(3)マニャン国防大臣との会談(8日午後)

双方は、両国が今後も南スーダンの国造りで協力していくことで意見が一致した。マニャン国防大臣より、自衛隊の活動に対する謝意の表明があったほか、道路等のインフラ整備や、自衛隊と南スーダン国軍との協力について期待が表明された。小野寺防衛大臣より、我が国による支援を進めていくためには南スーダン国内の治安の安定が不可欠であり、和平の実現に向けて南スーダン政府の一層の努力を要請した。


ジョンソン特別代表との会談


マニャン国防大臣との会談

(4)キール大統領への表敬(8日午後)

小野寺防衛大臣より、我が国が南スーダンでインフラ整備等の国造り支援を実施していくためには南スーダンの和平が重要である旨発言があった。キール大統領より、自衛隊の活動に対する謝意の表明があったほか、和平の重要性については認識している旨発言があった。

2.ジブチ訪問(5月9日)

(1)派遣海賊対処行動水上部隊及び派遣海賊対処行動航空隊視察(9日午後)

小野寺防衛大臣は、航空隊の活動拠点や、ジブチ港に寄港していた水上部隊の護衛艦「いなづま」を視察し、両部隊の活動状況や航空隊の活動拠点の運用状況を確認するとともに、厳しい環境の下で任務に従事している隊員を激励した。

(2)ハッサン国防大臣との会談(9日午前)

小野寺防衛大臣から、航空隊の活動拠点の運用について、引き続き支援を得たい旨要請し、ハッサン国防大臣から、引き続き自衛隊を支援していきたい旨発言があった。ハッサン国防大臣から、災害発生時における支援を要請し、小野寺防衛大臣から、自衛隊は国際緊急援助活動の豊富な経験を有しており、外務省を通じ要請があれば協力することができる旨発言があった。

(3)グリスビー在ジブチ米軍司令官の表敬受け(9日午後)

グリスビー在ジブチ米軍司令官から、ジブチにおける自衛隊と米軍との間で、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処のみならず、地域の治安等に関する情報も共有することができるのは有益である旨発言があった。これに対し、小野寺防衛大臣から、我が国としても、自衛隊が米軍を始めとする各国の部隊と協力していくことが重要である旨発言があった。

(4)ロード在ジブチ仏軍司令官の表敬受け(9日午後)

小野寺防衛大臣から、本年1月、自衛隊と連携して海賊の身柄を拘束した仏軍海軍の対応を高く評価している旨発言があった。ロード在ジブチ仏軍司令官から、ソマリア沖・アデン湾における海賊問題を根本的に解決するためにはソマリアに対する支援が重要である旨発言があった。これに対し、小野寺防衛大臣から、我が国としてもソマリアの安定のため支援を行っている旨発言があった。


グリスビー在ジブチ米軍司令官の表敬受け


ロード在ジブチ仏軍司令官の表敬受け

3.イタリア訪問(5月6日~7日)

 日伊防衛相会談(7日午前)
 ピノッティ国防大臣より、小野寺大臣の訪伊に対する歓迎の意が表され、両国間の関係は非常に緊密であり、今後も更に強化していきたいとの発言があった。
 小野寺防衛大臣より、日本の防衛政策、特に集団的自衛権に関して日本で行われている議論について説明し、ピノッティ国防大臣より深い理解と支持が示された。また、ピノッティ国防大臣より、イタリア共和国憲法にも戦争放棄の規定があるが、一定の条件の下で集団的自衛権の行使が可能であるとの説明があった。
 小野寺大臣より、昨年1月の北アフリカのアルジェリアでのテロ事件も踏まえ、今後、アフリカ情勢等の意見交換及び情報保護協定の締結に向けた協力を要請したのに対し、ピノッティ国防大臣より賛意が示された。

(了)

 

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