平成25年8月28日 日米防衛相会談の概要

平成25年8月28日
防衛省

平成25年8月28日、小野寺防衛大臣とヘーゲル米国防長官は、第2回拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)の機会に、ブルネイにおいて会談を行ったところ、概要次のとおり。

1 総論、地域情勢

両閣僚は、日米同盟が、我が国の安全と地域の平和と安定の確保のために引き続き重要であることを確認するとともに、年内に開催予定の次回「2+2」へ向けて、日米同盟の強化に向けた二国間の議論を精力的に行っていくことで一致した。

両閣僚は、アジア太平洋地域における安全保障環境について意見交換した。小野寺大臣から、領海をめぐる挑発など、安全保障環境が一層厳しさを増す中、領土・領海・領空を断固として守り抜くとともに、力による現状変更を認めず、法の支配に基づく、自由で開かれた海の秩序を守る覚悟である旨発言した。両閣僚は、尖閣諸島に関して米国がこれまで示してきた立場を改めて確認するとともに、引き続き、北朝鮮情勢も含めた我が国を取り巻く情勢について、日米間で緊密に連携していくことを確認した。

2.日米防衛協力

(1)サイバー
 両閣僚は、サイバー空間の安定的利用に対するリスクが日米共通の安全保障上の課題となっていることを踏まえ、サイバー・セキュリティ分野における日米防衛協力を一層促進することの重要性につき一致した。
 そのため、両閣僚は、それぞれの事務当局に対して、サイバー・セキュリティに関する防衛当局間の協力の新たな枠組みを検討するよう指示した。

(2)ガイドラインの見直し
 両閣僚は、変化する安全保障環境に対応し、地域の安全保障を強化していくため、両国間の防衛協力や、同盟の役割、任務、能力の将来について可能な限り早期に検討していくことの重要性を強調した。この点に関し、両閣僚は、ガイドライン見直し作業の前提となる日米間の戦略環境認識に関する議論が進展していることを歓迎し、引き続き精力的に議論を行っていくことで一致した。

3.在日米軍再編

両閣僚は、普天間飛行場の移設、在沖海兵隊のグアム移転、嘉手納以南の土地の返還に関する統合計画の実施を含め、日米双方が一層緊密に連携し、在日米軍の再編を早期かつ着実に進めていくことで一致した。

4.HH-60墜落事故

小野寺大臣から、HH-60ヘリコプターの沖縄での墜落事故を受け、我が国の防衛のために任務に従事していた要員の犠牲にお悔やみを表明するとともに、地元の懸念を十分に踏まえ、公共の安全への妥当な配慮、万全の安全対策及び今般の事故原因の究明等を要請した。

ヘーゲル長官からは、周辺地域と米軍関係者双方の安全性を最大限確保していく、現在、今般の事故原因に関する徹底した調査が行われており、調査報告書ができれば日本側に提供する、との発言があった。

5 オスプレイ

ヘーゲル長官から、米国ネバダ州におけるMV-22オスプレイの事故について、日本側への必要な情報提供を行っていく旨の発言があった。

小野寺大臣からは、オスプレイの安全な運用について引き続き協力を要請した。

(以上)

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