普天間飛行場の代替の施設に関する専門家会合報告書の概要

平成22年8月31日

1.総論

○ V字案とI字案の2案に絞って、安全性、運用上の所要、騒音による影響、環境面の考慮、地元への影響、費用、工期の観点から検討。

(注)5月28日の共同発表で、オーバーランを含み、護岸を除いて1800mの長さの滑走路を有する代替の施設をキャンプ・シュワブ辺野古崎地区及びこれに隣接する水域に設置することとなっている。

○ 本件会合の検討結果は、決定を発表する次回SCCまでの検証及び確認の対象である。
○ 著しい遅延なく環境影響評価手続及び建設が完了できることを確保するような方法でかつ米国の運用上の所要が引き続き満たされるものである限り、検証及び確認の過程で検討案の修正の可能性を排除されないことに留意。
○ 杭打ち方式も検討したが、埋立方式が最も適当であると結論。
○ 有視界飛行の飛行経路は、今後協議を継続。それ以外にも、事柄の性質等から、実施に伴う幾つかの課題については今後更に検討が必要。

2.V字案とI字案の比較

○ 安全性
  ・両案とも安全性の水準を満たす。
  ・有視界飛行では、両案の飛行経路は主として海上。
  ・計器飛行の飛行経路は、V字案では海上を通る一方、I字案では北東からの進入経路は地上を通る。

○ 運用所要
  ・運用上の処理能力と風向きへの対応幅は両案とも所要を満たす。
  ・計器飛行能力の所要については、V字案は満足、I字案も概ね満足

○ 騒音による影響及び地元への影響
  I字案では、北東からの計器飛行での進入経路が、地上を通る。

○ 環境面の考慮
  ・I字案はV字案より海面埋立面積が約40ヘクタール、埋立土量が約210万立方メートル少ない。
  ・I字案では、影響を受ける海草類が約11.1ヘクタール、サンゴ類が約1.4ヘクタール、それぞれ少ない。
  ・I字案では、キャンプ・シュワブの東側のビーチは残るが、動植物生息地への影響は未詳。

○ 工期
  I字案はV字案より、新規設計及び環境影響評価の修正に約15ヶ月を要する一方、工期は埋立面積の縮小により約半年短い。よって、現行V字案の完成予定時期はI字案より約9ヶ月早いことになる。

○ 経費
  日本側の算定では、I字案は埋立土量が少ないため、V字案と比べて約3%低減。

 

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