北朝鮮関連船舶による違法な洋上での物資の積替えの疑い

令和2年2月7日
防衛省

  1. 令和2年1月12日(日)未明、北朝鮮船籍タンカー「CHON MA SAN(チョンマサン)号」(IMO番号:8660313)と「明波 5」との表示がある船籍不明の船舶が東シナ海の公海上(上海の東約240㎞の沖合)で接舷(横付け)していることを海上自衛隊第1海上補給隊所属の補給艦「ときわ」(横須賀)が確認しました。
  2. 両船舶は、接舷した上で蛇管(ホース)を接続していたことから、何らかの作業に従事していた可能性があり、政府として総合的に判断した結果、国連安保理決議で禁止されている「瀬取り」を実施していたことが強く疑われます。
    なお、北朝鮮船籍タンカー「CHON MA SAN号」は、平成30年3月に国連安保理北朝鮮制裁委員会により資産凍結・入港禁止の対象に指定された船舶です。
  3. 本件事案についての政府の対応については、「我が国における国連安保理決議の実効性の確保のための取組」をご確認ください。
(写真①:接舷して蛇管を接続している北朝鮮船籍タンカー「CHON MA SAN(チョンマサン)号」と船籍不明の船舶。1月12日00時10分頃撮影)
(写真②:「CHON MA SAN(チョンマサン)号」。1月12日8時10分頃撮影)
(写真③:「明波 5」との表示がある船籍不明の船舶。1月12日7時50分頃撮影)