平成28年熊本地震に係る災害派遣について(17時00分現在)

平成28年4月20日
防衛省

※下線部は、前回報告からの変更箇所
※数値等は速報値であり、今後変わることがある。

1.災害派遣の概要

災害派遣の概要
要請日時 要請元 要請先 要請の概要 発生場所
平成28年4月14日(木)
22時40分
熊本県知事 陸上自衛隊
第8師団長(北熊本)
人命救助 熊本県
熊本地方
平成28年4月16日(土)
02時36分
大分県知事 陸上自衛隊西部方面
特科隊長(湯布院)
人命救助 熊本県
熊本地方

2.災害派遣までの経緯

  • (1)平成28年4月14日(木)21時26分頃、熊本県熊本地方を震源(マグニチュード6.5)とする地震が発生し、情報収集を開始するとともに、同日22時40分、熊本県知事から陸上自衛隊第8師団長(北熊本)に対して、人命救助に係る災害派遣要請があった。
  • (2)平成28年4月16日(土)01時25分頃、熊本県熊本地方を震源(マグニチュード7.3)とする地震が発生し、情報収集を開始するとともに、同日02時36分、大分県知事から陸上自衛隊西部方面特科隊長(湯布院)に対して、人命救助に係る災害派遣要請があった。

3.防衛省・自衛隊の対応

(1)派遣部隊

陸自
(西部方面隊)
第42普通科連隊(北熊本)、第43普通科連隊(都城)、第8特科連隊(北熊本)、第8戦車大隊(玖珠)、第8偵察隊(北熊本)、第8高射特科大隊(北熊本)、第8通信大隊(北熊本)、第8飛行隊(高遊原)、第8施設大隊(川内)、第8後方支援連隊(北熊本)、第8特殊武器防護隊(北熊本)、第40普通科連隊(小倉)、第41普通科連隊(別府)、対馬警備隊(対馬)、第4特科連隊(久留米)、第4戦車大隊(玖珠)、第4飛行隊(目達原)、第4後方支援連隊(福岡)、第5施設団(小郡)、西部方面普通科連隊(相浦)、西部方面特科隊(湯布院)、西部方面航空隊(高遊原、目達原)、西部方面通信群(健軍)、西部方面後方支援隊(目達原)、西部方面情報隊(健軍)、西部方面衛生隊(健軍)、第5地対艦ミサイル連隊(健軍)、健軍駐屯地業務隊(健軍)
(北部方面隊)
北部方面航空隊(丘珠)、第11飛行隊(丘珠)、第5施設隊(帯広)
(東北方面隊)
第20普通科連隊(神町)、第21普通科連隊(秋田)、第44普通科連隊(福島)、第4地対艦ミサイル連隊(八戸)、第6飛行隊(神町)、東北方面航空隊(霞目)
(東部方面隊)
第2普通科連隊(高田)、第13普通科連隊(松本)、第12ヘリコプター隊(相馬原)、第34普通科連隊(板妻)、東部方面航空隊(立川)
(中部方面隊)
第36普通科連隊(伊丹)、第3特科隊(姫路)、第3飛行隊(八尾)、第3後方支援連隊(千僧)、第8普通科連隊(米子)、第17普通科連隊(山口)、第46普通科連隊(海田市)、第13飛行隊(防府)、中部方面航空隊(八尾)
(その他)
第1ヘリコプター団(木更津)、航空学校(明野)
海自
第1航空群(鹿屋)、第22航空群(大村)、第31航空群(岩国)、第111航空隊(岩国)、第211教育航空隊(鹿屋)、第1護衛隊群(横須賀)、第3護衛隊群(舞鶴)、第4護衛隊群(呉)、第1輸送隊(呉)、佐世保造修補給所(佐世保)、輸送艦「おおすみ」、輸送艦「しもきた」、護衛艦「ひゅうが」、護衛艦「いずも」、護衛艦「やまぎり」、護衛艦「あたご」、護衛艦「きりさめ」、多用途支援艦「あまくさ
空自
第5航空団(新田原)、第8航空団(築城)、新田原救難隊(新田原)、芦屋救難隊(芦屋)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、西部航空警戒管制団(春日)、第2高射群(春日)、第3術科学校(芦屋)、西部航空施設隊(芦屋、新田原)、偵察航空隊(百里)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、春日ヘリコプター空輸隊(春日)

(2)派遣規模

人員
約22,000名(延べ約103,200名)
航空機
114機(延べ515機)
艦船
12隻(延べ81隻)

(3)主な対応状況

【14日(木)】
21時31分防衛省災害対策室設置。
21時36分防衛大臣指示。(1.自治体及び関係省庁と緊密に連携し、災害派遣活動に万全を期すこと。2.被害の状況に応じ、適切な対応を実施すること。)
21時47分第8航空団(築城)のF-2×2機が情報収集のため基地を離陸。
22時02分西部方面航空隊UH-1×2機(映像電送機)が情報収集のため駐屯地を離陸。
第8飛行隊のUH-60×2機が情報収集のため駐屯地を離陸。
22時03分第22航空群のSH-60×1機が情報収集のため基地を離陸。
22時07分第22航空群のUH-60×1機が情報収集のため基地を離陸。
22時10分防衛省災害対策本部設置。
22時19分第1航空群のP-3C×1機が情報収集のため基地を離陸。
第8偵察隊のFAST-Force(人員6名、車両2両)が益城町役場に向け駐屯地を出発。
22時27分新田原救難隊のU-125×1機が情報収集のため基地を離陸。
22時30分芦屋救難隊のU-125×1機が情報収集のため基地を離陸。
22時40分熊本県知事から第8師団長に対して人命救助に係る災害派遣要請。
新田原救難隊のUH-60×1機が情報収集のため基地を離陸。
22時42分第42普通科連隊のFAST-Force(人員25名、車両3両)が益城町役場に向け駐屯地を出発。
22時45分第1回防衛省災害対策本部会議。
23時45分第2回防衛省災害対策本部会議。

 人命救助活動等(約400名)
第42普通科連隊、第8特科連隊、第8偵察隊、第4特科連隊、西部方面衛生隊。

【15日(金)】
03時29分西部方面航空隊のUH-1×1機(映像伝送機)が情報収集のため駐屯地を離陸。
04時49分西部方面航空隊のUH-1×1機(映像伝送機)が情報収集のため駐屯地を離陸。
05時17分第8飛行隊のUH-60×1機が情報収集のため駐屯地を離陸。
05時45分第8飛行隊のUH-60×1機が情報収集のため駐屯地を離陸。
07時00分第3回防衛省災害対策本部会議。
08時55分中部方面航空隊のUH-1×2機(映像伝送機)が情報収集のため駐屯地を離陸。

 人命救助活動(約1,520名)
第42普通科連隊、第8特科連隊、第8高射特科大隊、第8特殊武器防護隊、第8飛行隊、第8偵察隊、第43普通科連隊、第8施設大隊、第8戦車大隊

 医療支援及び生活支援活動(約200名)
第4特科連隊、第4後方支援連隊、第8後方支援連隊、西部方面衛生隊、第3後方支援連隊、西部航空警戒管制団、航空自衛隊第3術科学校
 活動内容 益城町役場において医療支援、炊事、給水支援を実施。

 物資輸送(約80名)
第5地対艦ミサイル連隊、西部方面航空隊、健軍駐屯地業務隊、佐世保造修補給所。
 活動内容 益城町役場、病院、小学校に物資等(毛布約800枚、仮設トイレ約240個、テント約40張)輸送を実施。宇土市役所、宇城市役所、美里町役場、御船小学校、嘉島町役場、甲佐町役場、山都町役場、合志市役所、大津町役場、菊陽町町民センターに物資(毛布約3,300枚、飲料水約6,200本)輸送を実施。

【16日(土)】
01時43分第8航空団のF-2×2機が情報収集のため基地を離陸。
01時53分西部方面航空隊のUH-1×2機(映像伝送機)、UH-60×1機、第8飛行隊のUH-60×1機が情報収集のため駐屯地を離陸。
01時59分第22航空群のUH-60×1機が情報収集のため基地を離陸。
02時07分第22航空群のSH-60×1機が情報収集のため基地を離陸。
02時10分第8飛行隊のUH-60×2機が情報収集のため駐屯地を離陸。
02時21分第1航空群のP-3C×1機が情報収集のため基地を離陸。
02時30分第8飛行隊のUH-60×1機が情報収集のため駐屯地を離陸。
02時36分大分県知事から西部方面特科隊長に対し、人命救助に係る災害派遣要請
02時45分防衛大臣指示。(1.被害が拡大する恐れがあるため、引き続き自治体及び関係省庁と連携し、災害派遣活動と状況の把握に万全を期すこと。2.被害の状況に応じ、適切な対応を実施すること。)
03時08分第31航空群のOP-3C×1機が情報収集のため基地を離陸。
03時14分目達原駐屯地に待機中の中部方面航空隊(八尾)のUH-1×1機(映像伝送機)が情報収集のため離陸。
04時55分統合任務部隊(JTF)編成。陸災部隊(人員約13,000名)、海災部隊(人員約1,000名)、空災部隊(人員約1,000名)により人命救助活動等を実施。
05時40分第4回防衛省災害対策本部会議。
10時30分第5回防衛省災害対策本部会議。
12時15分第6回防衛省災害対策本部会議。
17時30分第7回防衛省災害対策本部会議。
19時15分第8回防衛省災害対策本部会議。

活動実績(16日)


活動内容 活動場所 実績
人命救助 患者輸送 益城町 約50名
累計:約310名
安全確保のための人員輸送
(雨露対策のための輸送含む)
益城町、南阿蘇村 約280名
累計:約610名
生活支援 物資輸送 阿蘇市、南阿蘇村 毛布792枚、飲料水3,400本
累計:毛布7,422枚、
飲料水25,000本
給食支援(16か所) 熊本市、益城町、宇城市、
阿蘇市、別府市、由布市
24,705食
累計:73,100食
給水支援(22か所) 熊本市、益城町、美里町、大津町、
阿蘇市、菊池市、別府市、玖珠町
134.82トン
累計:461.02トン
入浴支援(3か所) 益城町、宇城市 244名
累計:491名
天幕支援(5か所) 南阿蘇村、由布市 31張
累計:31張
医療支援(2か所) 益城町、宇城市 136名
累計:136名

人員:約15,000名、航空機:69機、艦艇:10隻

【17日(日)】
09時10分第9回防衛省災害対策本部会議。
13時20分第10回防衛省災害対策本部会議。
16時50分即応予備自衛官の災害等招集命令に係る内閣総理大臣の承認。(閣議決定。)
17時18分防衛大臣から西部方面総監に対し、「平成28年熊本地震に対する即応予備自衛官の災害等招集命令の実施及び出頭した即応予備自衛官の受入れに関する自衛隊行動命」を発出
19時00分第11回防衛省災害対策本部会議。

活動実績(17日)


活動内容 活動場所 実績
人命救助 人命救助 益城町、南阿蘇村 7名
累計:7名
患者輸送 益城町 約80名
累計:約390名
安全確保のための人員輸送 熊本市、益城町、
南阿蘇村、高森町
約120名、累計:約730名
生活支援 物資輸送 熊本市、阿蘇市、南阿蘇村、
宇城市、宇土市、美里町、
甲佐町、御船町、嘉島町、
山都町、合志市、大津町、
菊陽町、大分市、由布市
毛布8,700枚、飲料水67,116本
累計:毛布16,122枚、
飲料水92,116本
給食支援(20か所) 熊本市、益城町、宇城市、
阿蘇市、別府市、由布市
69,445食
累計:142,545食
給水支援(32か所) 熊本市、益城町、菊池市、
美里町、宇土市、玉名市、
宇城市、山都町、大津町、
阿蘇市、別府市、玖珠町
196.30トン
累計:657.32トン
入浴支援(3か所) 益城町、宇城市 738名
累計:1,229名
天幕支援(5か所) 南阿蘇村、由布市 累計:31張
医療支援(4か所) 熊本市、益城町、宇城市 229名
累計:365名

人員:約20,000名、航空機:86機、艦艇:14隻

【18日(月)】
10時04分米軍輸送機UC-35×1機が輸送(自衛隊員4名)のため熊本空港に向け厚木飛行場(神奈川県)を離陸。
16時08分米軍輸送機C-130×2機が輸送(自衛隊員8名、車両4両)のため熊本空港に向け航空自衛隊千歳基地を離陸。
17時00分米軍輸送機MV-22オスプレイ×2機が輸送(生活支援物資)のため南阿蘇村に向け熊本空港を離陸。着陸後、陸上自衛隊の車両が当該生活支援物資を輸送。
18時15分第12回防衛省災害対策本部会議。

活動実績(18日)


活動内容 活動場所 実績
人命救助 人命救助・行方不明者捜索 益城町、南阿蘇村 1名
累計:8名
患者輸送 益城町、多良木町 約20名
累計:約410名
安全確保のための人員輸送 熊本市、益城町、
南阿蘇村、高森町
累計:約730名
生活支援 物資輸送(18か所) 熊本市、阿蘇市、菊池市、
南阿蘇村、山鹿市、宇城市、
美里町、甲佐町、合志市、
八代市
毛布8,900枚、飲料水9,984本
累計:毛布25,022枚、
飲料水102,100本
給食支援(19か所) 熊本市、益城町、宇城市、
南阿蘇村、阿蘇市、別府市、
由布市
29,160食
累計:171,705食
給水支援(90か所) 熊本市、益城町、菊池市、
美里町、宇土市、玉名市、
宇城市、山都町、大津町、
阿蘇市、別府市、玖珠町
532,90トン
累計:1,190.22トン
入浴支援(7か所) 益城町、宇城市、大津町、
西原村、南阿蘇村
1,174名
累計:2,403名
天幕支援(5か所) 南阿蘇村、由布市 累計:31張
医療支援(4か所) 熊本市、益城町、宇城市 163名
累計:528名
瓦礫除去 南阿蘇村 30メートル
累計:30メートル

人員:約22,000名、航空機:114機、艦艇:15隻

【19日(火)】
17時50分第13回防衛省災害対策本部会議。

活動実績(19日)


活動内容 活動場所 実績
人命救助 人命救助・行方不明者
捜索
益城町、南阿蘇村 2名
累計:10名
患者輸送 益城町、多良木町 約50名
累計:約460名
安全確保のための
人員輸送
熊本市、益城町、
南阿蘇村、高森町
1名
累計:約730名
生活支援 物資輸送(46か所) 熊本市、阿蘇市、南阿蘇村、
宇城市、宇土市、美里町、
甲佐町、御船町、嘉島町、
山都町、合志市、大津町、
菊陽町、大分市、由布市
毛布1,100枚、飲料水86,448本
累計:毛布26,122枚、飲料水188,548本
日用品6,380箱、食料品11,149食
累計:日用品12,760箱、食料品78,407食
給食支援(37か所) 熊本市、益城町、宇城市、
南阿蘇村、阿蘇市、嘉島町、
美里町、甲佐町
120,261食
累計:291,966食
給水支援(91か所) 熊本市、益城町、南阿蘇村、
菊池市、合志市、玉名市、
宇城市、阿蘇市、嘉島町、
小国町、御船町、日田市、
由布市、玖珠町、九重町
802.00トン
累計:1,992.22トン
入浴支援(12か所) 熊本市、阿蘇市、嘉島町、
益城町、菊陽町、大津町、
西原村、南阿蘇村
5,922名
累計:8,325名
天幕支援(5か所) 南阿蘇村、由布市 累計:31張
医療支援(5か所) 熊本市、益城町、宇城市、嘉島町 186名
累計:714名
瓦礫除去(7か所) 阿蘇市 約2.1キロメートル
累計:約2.1キロメートル

人員:約22,000名、航空機:114機、艦艇:12隻

4.その他の支援

【15日(金)】

◯ 内閣府からの輸送支援要請を受け、官庁間協力により空自第2輸送航空隊のC-1×1機が情報先遣チームを輸送。

◯ 松本防災担当副大臣を団長とした政府調査団を、官庁間協力により海自第111航空隊(岩国)のMCH-101×1機が輸送。

【16日(土)】

 厚生労働省からの輸送支援要請を受け、熊本空港及び築城基地にD-MAT(医師、調整員等約100名)を第2輸送航空隊のC-1×2機、第1輸送航空隊のC-130×1機が輸送。
(16時45分、入間基地発、18時45分、熊本空港着。)
(19時14分、千歳基地発、22時29分、熊本空港着。)
(19時55分、松島基地発、21時45分、築城基地着。)

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