平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震の対応について
(21時00分現在)

平成20年6月20日

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。

1 一般状況

 6月14日、地震が発生し、岩手県内陸南部において震度6強の地震が発生し たため、岩手県知事より第9特科連隊長に、宮城県知事より第6師団長にそれぞ れ災害派遣要請があった。

2 自衛隊の対応状況

(1)活動部隊

陸自: 第2対戦車ヘリ隊(八戸)、東北方面航空隊(霞目)、第9偵察隊(弘前)、第6偵察隊(大和)、第22普通科連隊(多賀城)、第6戦車大隊(大和)、第2施設団(船岡)、第9特科連隊(岩手)、第9飛行隊(八戸)、第6飛行隊(神町)、第9戦車大隊(岩手)、第9高射特科大隊(岩手)、第20普通科連隊(神町)、第346施設中隊(岩手)、第6後方支援連隊(神町)、第6施設大隊(神町)、第44普通科連隊(福島)、第2施設団(船岡)、東北方面衛生隊(仙台)、第1ヘリコプター団(木更津)、第12ヘリコプター隊(相馬原)、東部方面航空隊(立川)
海自: 第2航空群(八戸)、第21航空群(館山)、第4航空群、(厚木)、徳島教育航空群(徳島)
空自: 第7航空団(百里)、第3航空団(三沢)、空自新潟救難隊(新潟)、松島救難隊(松島)、偵察航空隊(百里)、秋田救難隊(秋田)

(2)派遣規模

[14日] 人員:約1570名、車両:約300両、航空機:58機
[15日] 人員:約1840名、車両:約450両、航空機:54機
[16日] 人員:約1920名、車両:約460両、航空機:51機
[17日] 人員:約2130名、車両:約500両、航空機:72機
[18日] 人員:約1610名、車両:約450両、航空機:51機
[19日] 人員:約1630名、車両:約470両、航空機:50機

3 主な活動状況

【14日】
0859
以降
人員×約360名、車両×90両、航空機×23機が進出し、じ後、活動を実施。
1050 岩手県知事より第9特科連隊長に災害派遣要請
1100 宮城県知事より第6師団長に災害派遣要請
【15日】
0700
以降
海自UC-90×1機による国土地理院への航空測量支援を実施。
1300 空自RF-4×1機が離陸。じ後、情報収集活動を実施。
【17日】
 東北防衛局総務部長ほか4名を現地に派遣し、第6師団前方指揮所、第9師団前方指揮所等で、当局による支援等について意見交換を実施。
【18日】
0800 内閣総理大臣の現地視察(陸自EC-225LP×1機)。
【20日】
 東北防衛局内に「東北防衛局技術支援チーム」を設置し、第6師団前方指揮所内に所用のスペース等を確保するとともに、常時職員を派遣する体制を整備。
 東北防衛局技術支援チームから、現地調整要員3名及び現地派遣要員4名(土木職2名、建築職2名)を派遣。

(1)政府調査団

【14日】
   内閣府防災大臣を長とする政府調査団を防衛省A棟ヘリポートから岩手県一関市まで空輸。じ後、上空から岩手県一関市(矢櫃ダム)の被害現場の調査を実施。
【15日】
   宮城県栗原市瀬峰飛行場を離陸。じ後、国道398号線沿い、駒ノ湯温泉近辺等の被害状況の調査を実施。

(2)人命救助活動


1 栗原市駒ノ湯

【14日】
  部隊:陸自第6飛行隊(神町)、陸自第22普通科連隊(多賀城)
規模:UH-1×1機、CH-47×2機、人員273名
【15日】
  部隊:陸自第22普通科連隊(多賀城)
規模:人員127名
【16日】
  規模:人員212名
状況:1名収容
【17日】
  部隊:陸自44普通科連隊(福島)
規模:人員342名
【18日】
  規模:人員343名
状況:1名収容
【19日】
  規模:人員313名

2 行者の滝における行方不明者捜索

【15日~16日】
  部隊:陸自第22普通科連隊(多賀城)
規模:人員89名
【17日~19日】
  部隊:陸自第44普通科連隊(福島)
規模:人員49名

3 白糸の滝つり橋における行方不明者捜索

【15日】
  部隊:陸自第6戦車大隊(大和)
規模:人員30名
【16日】
  部隊:陸自第6戦車大隊(大和)、陸自第6飛行隊(神町)
規模:人員5名、UH-1×2
【17日】
  部隊:陸自第6戦車大隊(大和)、陸自第6飛行隊(神町)
規模:人員4名、UH-1×1
【18日】
  部隊:陸自第6戦車大隊(大和)、陸自第6飛行隊(神町)
規模:人員4名、UH-1×1
【19日】
  部隊:陸自第20普通科連隊(神町)、陸自第6飛行隊(神町)
規模:人員17名、UH-1×1

4 花山本沢水無における行方不明者捜索

【14日~16日】
  部隊:部隊:陸自第20普通科連隊(神町)、陸自第6戦車大隊(大和)
規模:人員180名
【17日】
  規模:人員80名
【18日】
  規模:人員91名
【19日】
  規模:人員81名
【20日】
  状況:1名収容

5 栗駒公園線(柳沢地区)における行方不明者捜索

【16日】
  部隊:陸自第22普通科連隊(多賀城)
規模:人員60名
【17日~18日】
  部隊:陸自第44普通科連隊(福島)
規模:人員34名
【19日】
  規模:人員50名

6 栗駒山における行方不明者捜索

【16日】
  部隊:陸自東北方面航空隊(霞目)、第2対戦車ヘリ隊(八戸)
規模:AH-1×1、OH-1×1
【17日】
  部隊:陸自東北方面航空隊(霞目)
規模:AH-1×1機
【18日】
  部隊:陸自東北方面航空隊(霞目)、第2対戦車ヘリ隊(八戸)
規模:AH-1×2機、OH-1×1機、UH-1×1
【19日】
  部隊:陸自東北方面航空隊(霞目)、第2対戦車ヘリ隊(八戸)
規模:AH-1×2機、OH-1×1機、UH-1×1

(3)道路啓開(6月14日~)
[実績]6月19日:3ヵ所 延べ5ヵ所、約1330m

1栗駒ダム地区

【15日~16日】
  部隊:陸自第6施設大隊(神町)
規模:人員70名、重機×4両
【17日~】
  部隊:陸自第2施設団(船岡)
規模:人員25名、重機×5両

2 本沢地区

【15日~16日】
  部隊:陸自第6施設大隊(神町)
規模:人員39名、重機×3両
【17日~】
  部隊:陸自第2施設団(船岡)
規模:人員27名、重機×3両

3 衣川村地区

【17日~】
  部隊:陸自第346施設中隊(岩手)、第9特科連隊(岩手)
規模:人員20名、重機×1両、車両×2両


(4)給水支援 (6月14日~)
[実績]6月19日:約36トン 延べ約127トン

1 奥州市(7箇所)(6月14日~)
2 栗原市花山地区(シャクナゲセンター)(6月17日~)



(5)入浴支援 (6月15日~)
[実績]6月19日:約330名 延べ約1100名

1 奥州市(南股地区センター)(6月16日~)
2 栗原市(みちのく伝創館、藍の館、シャクナゲセンター)(6月15日~)



(6)給食支援 (6月17日~)
[実績]6月19日:約630食 延べ約1660食

1 栗原市(シャクナゲセンター、みちのく伝創館)(6月17日~)



(7)医療支援 (6月17日~)

1 栗原市花山地区(ふるさと交流館)



(8)人員・物資の輸送

1 国土交通省の発電機(瑞泉閣ヘリポート~市野々原)(6月19日)


4 既に終了した活動

(1)人命救助活動

1 栗原市イワカガミ平登山口

【14日】
  部隊:陸自東北方面航空隊(霞目)
規模:UH-1×1機
状況:26名救助


2 岩手奥州市ツブ沼キャンプ場(バス転落)

【14日】
  部隊:空自松島救難隊(松島)、空自秋田救難隊(秋田)
規模:UH-60J×4機、U-125×2機
状況:17名救助


3 湯浜温泉南2㎞道路(湯浜地区)

【14日】
  部隊:陸自第6飛行隊(神町)、陸自第6戦車大隊(大和)
規模:UH-1×1機、人員70名
状況:1名救助


4 真湯(しんゆ)地区(真湯温泉花山湖北10㎞)

【14日】
  部隊:陸自東北方面航空隊(霞目)
規模:UH-1×1機
状況:4名救助


5 一関市祭畤(まつるべ)(健康の森)、祭畤(まつるべ)大橋

【14日】
  部隊:陸自第9飛行隊(八戸)
規模:UH-1×5機
状況:66名救助


6 ハイルザーム栗駒(宿泊施設)

【14日】
  部隊:陸自東北方面航空隊(霞目)
規模:UH-1×2機
状況:22名救助


7 温湯(ぬるゆ)温泉(温湯山荘)

【14日】
  部隊:陸自東北方面航空隊(霞目)
規模:UH-1×5機
状況:20名救助


8 花山(坂ノ下)地区における孤立者救助

【15日】
  部隊:陸自第6戦車大隊(大和)
規模:人員89名
状況:113名救助


9 山脈(やまなみ)ハウスにおける孤立者救助

【15日】
  部隊:陸自第22普通科連隊(多賀城)
規模:人員101名


10 温湯温泉における孤立者救助

【15日】
  部隊:空自松島救難隊(松島)
規模:UH-60J×2、U-125×1
状況:30名救助

(2)道路啓開

1 黒滝温泉(のり面破壊防止)

【16日】
  部隊:陸自第346施設中隊(岩手)、第9特科連隊(岩手)
規模:人員21名、重機×1両、車両×2両


2 県道37号線

【14日~15日】
  部隊:陸自第346施設中隊(岩手)、第9特科連隊(岩手)
規模:人員20名、重機×2両、車両×4両

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