報道官会見

日時
令和6年2月13日(火)16:00~16:05
場所
防衛省A棟10階会見室
備考
報道官会見

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:沖縄県うるま市での陸上自衛隊訓練場整備計画について、11日の説明会で、実弾や空包、緊急時を除くヘリは使用しないこと、夜間訓練の事前通知などを約束されたと承知しておりますが、これらを確約するための方策について検討状況を伺います。地元自治会やうるま市との協定や覚書など結ぶ考えはありますでしょうか。

A:御指摘の沖縄県うるま市におけます訓練場整備につきましては、11日に開催した説明会におきまして、訓練場の整備の必要性、あるいは計画している訓練の内容に加えまして、今御指摘がありましたように実弾、あるいは空包は使用しないということ、また、ヘリは災害時や緊急時などを除いては使用しないということ、さらには夜間の訓練を実施する場合には、周辺住民の皆様に通知することなどを丁寧に御説明申し上げたところと承知をしております。今申し上げました御説明した内容でございますけれども、これは、今後、防衛省といたしまして、責任をもって実施していくことを地元の皆様に対しまして、言わば公の場でお約束したものでございます。したがいまして、訓練場が整備された暁には、こうしたお約束のもとで訓練を実施し、あるいは訓練場を管理運営していく、このことは当然であるというふうに認識をしているところでございます。その上で、お尋ねは履行確保のための方策はどうかという点だと思いますけれども、この点につきましては、引き続き地元の皆様に対します丁寧な御説明を行い、皆様から様々な御意見を伺っていく中で、今後ということになりますけれども、今後、防衛省といたしまして、しっかり検討してまいりたいと考えているところでございます。

Q:米軍施設から搬出されるPCB廃棄物の処理について伺います。環境省は西日本エリアのPCB処理事業所の終了に伴って、今後見つかったPCB廃棄物については、北海道の室蘭市で受け入れるように要請しております。西日本エリアでは、米軍基地再編事業などに伴って出た米軍のPCBも処理しているかと思いますが、防衛省として、この米軍分も室蘭市に受け入れを求める考えはありますでしょうか。

A:お尋ねでございますが、PCB廃棄物のうち、いわゆる低濃度のPCB廃棄物につきましては、許認可を受けた民間施設で処理が可能だというのは私ども認識しておりますので、お尋ねは、いわゆる高濃度PCB廃棄物についてと理解をした上でお答えをいたします。防衛省におきましては御案内と思いますけども、米軍再編事業、それに提供施設整備事業及び返還事業に伴い発生いたしましたPCBの廃棄物につきましては、関連する地位協定等の規定に従いまして、防衛省において、経費を負担する形で処理を行ってきたところでございます。今後についてというお尋ねでございますけれども、まず事実関係といたしまして、これまでのところでございますけれども、西日本エリアで防衛省が実施いたしました、在日米軍施設・区域内の工事に際しまして、新たな高濃度PCB廃棄物は確認されておりません。これ事実関係として申し上げておきたいと思います。その上で、仮にということになりますけども、今後、西日本エリアで高濃度のPCB廃棄物が発生した場合ということでございますが、その処分一般につきましては、現在、環境省におきまして対応を検討されているものと承知をしておるところでございますので、防衛省といたしましても、関係省庁と緊密に連携をして適切に対応していきたい、このよう考えているところでございます。

Q:関連で、西日本エリアでの処理はもう今年3月末で終了するということかと思います。期限までもう残り少ないですけれども、防衛省としては、いつまでにその結論を出して、どこかで処理はしないといけないと思うので、どこかに頼むことになると思うのですが、その結論はいつごろまでに出したいというふうにお考えなんでしょうか。

A:私の認識が間違っていれば後で訂正させていただきますが、先ほど申し上げましたように、現時点で新たに、西日本エリアでですね、在日米軍施設・区域の工事に際して、新たな高濃度PCB廃棄物は確認されてないということでございます。その上でということでございますので、いつまでにということを、今現時点で私ども念頭にあるわけではございませんけれども、関係省庁と緊密に連携しながらPCBの廃棄物の処理については取り組んでいるところでございますので、その時その時の状況に応じて適切に対応していきたい、このように考えているところでございます。

以上