報道官会見

日時
令和5年12月8日(金)16:00~16:04
場所
防衛省A棟10階会見室
備考
報道官会見

1 発表事項

 なし。

 

2 質疑応答

Q:米軍オスプレイの墜落事故の関係ですが、米軍側がですね、発表の中で言及しております、機材の不具合の可能性について、防衛省としても情報提供を求めていらっしゃると思いますが、よりその具体的な中身について情報提供、現時点でございましたら、何か明らかにできるところあれば教えてください。

A:御質問にございましたように、米軍は、初期的な調査情報は、潜在的な物質的不具合が、事故を引き起こしたことを示唆しているが、根本的な原因は現時点で不明であると発表しているものと、私ども承知をしているところでございます。当然ながらこの点も含めまして、今回の米軍オスプレイの運用停止措置の詳細や、更には事故の状況につきましては、現在、米側に確認中の状況でございます。ただ、現時点で大変恐縮でございますが、この場で申し上げられることはない状況でございます。いずれにいたしましても、今後とも米軍と緊密に連携してしっかり対応してまいりたいと考えているところでございます。

Q:関連してお尋ねします。現在も行方が分かっていない、米軍オスプレイの搭乗員2名の最新の捜索状況、併せて今後の機体の引き揚げについてはサルベージ船が必要不可欠になってくると思いますけれども、防衛省としてですね、米軍支援の一環でサルベージ船の運航会社と契約を結んだりですとか、そのような可能性はございますでしょうか。

A:捜索状況等ということでございますが、まずは捜索状況をお話する前にですね、今般の米軍オスプレイの事故につきましては、米国東部時間の12月5日に、米軍が乗員8名全員の死亡を宣言されたというところでございます。自衛隊を含め、海上保安庁、米軍、更には現地の漁業関係者の皆様を含む関係者によります懸命な捜索救助にもかかわらず、全員が無事に家族の下に帰ることができなかったことにつきましては、誠に残念でございます。我が国及び地域の平和と安全を維持するために日夜任務に献身されました8名の方に対しまして、心から哀悼の誠を捧げさせていただきたいと考えております。その上でということでございますけれども、防衛省・自衛隊におきましては、現時点で発見に至っていない搭乗員2名につきまして、引き続き自衛隊の航空機、艦艇、そして地上部隊が現地の関係機関等と連携いたしまして、現場海域及び屋久島海岸線の捜索を行ってるところでございます。12月8日12時現在の勢力でございますけれども、回転翼航空機が2機、艦艇が6隻、それから海岸線で活動中の自衛隊員が約90名という態勢でございます。捜索状況は以上ということでございます。それから、サルベージ船の契約の在り方のお尋ねでございますが、大変恐縮でございます、機体の引き揚げの方法を含めまして、今後の捜索あるいは回収につきましては、現地におきまして、鋭意調整中であると承知をしておりまして、誠に申し訳ございませんけれども、現時点におきましてお答えできる段階にはないと、こういうところでございます。御理解をいただければと思います。

Q:念のためですが、今、お二人の発見には至っていないという理解で、現時点で大丈夫でしょうか。

A:お二人の方が発見されたという情報には接しておりません。

以上