防衛副大臣臨時記者会見

日時
令和5年11月29日(水)18:13~18:19
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
米空軍横田基地所属CV-22オスプレイ不時着水事案後の宮澤防衛副大臣臨時会見

1 発表事項

 なし。

 

2 質疑応答

Q:米軍のオスプレイが墜落しました。把握しているですね、最新の事実関係について、また、その事故原因や乗員の安否などについても情報が入っていればお願いします。

A:本日14時40分頃、鹿児島県の屋久島の沖合におきまして、アメリカ空軍横田基地所属CV-22オスプレイ1機が不時着水をいたしました。この事案を踏まえまして、防衛大臣から関係の部署に対しまして、海上保安庁と連携し、被害者の有無を確認し、救助等の対応に全力を挙げること、情報収集を徹底し、状況の把握に努めること、関係機関との連携に万全を期すこと、についての指示が出ているところでございます。防衛省・自衛隊といたしましても、航空機を利用した捜索・救難活動を行っております。人命の救出に全力を尽くすとともに、米軍に対して、事故の状況に関する事実関係の確認を求めてまいりたいと思っております。また、先ほど質問のあった乗員についてですけれども、海上保安庁の巡視船がですね、乗員のうち1名を救助したとの情報に接しておりますけれども、細部は確認中でございます。

Q:オスプレイに関しては、陸上自衛隊も運用してますが、今後の配備計画であるとか、現在の運用の今後の考え方についてお伺いできればと思います。

A: まずは今回の事案ですけれども、急を要することでございますから、まずは、人命の救出に全力を尽くすことが第一かと考えております。そして、米軍に対して、事故の状況に関する事実関係、この確認を求めてまいります。その後ですね、やはり原因究明ということになってくると思いますが、それらがあった段階でですね、検討ということにようやく入っていくと思いますね。とにかく、人命の救出に全力を挙げることだと考えております。

Q:陸自のオスプレイなんですけれども、今、目達原の駐屯地の記念行事に参加してるかと思います。訓練飛行もあるかと思いますが、そちらの方はどういうふうに運用されるのでしょうか、というのがまず一点、二点目は、先ほど不時着水というふうに表現されましたけども、これは墜落ではなく不時着水とした根拠を教えてください。

A: 一点目のオスプレイについては、こちらとしては、情報がまだ来ておりませんのでなんとも答えようがございません。それで、不時着水に関しては、これは、最後の最後まで、米側から説明を受けてますけども、最後の最後までパイロット頑張ってらっしゃったということでございますから、不時着水という言葉でございます。

Q:最後まで頑張ってたってどういうことですか。コントロールしていたという趣旨。

A:そういうことです。

Q:米軍のオスプレイは、訓練中だったということでよろしいですか、それと、飛行はどこからどこに向かってたか教えて頂けますか。

A:この事故の状況に関する事実関係については、今米側に確認中でございます。先ほど申し上げましたとおり、横田基地所属でありますので、どこに、どういうふうな目的だったのかについては今確認中ということでございます。

Q:この事故を受けて、米側にオスプレイの飛行停止など求めるお考えはありますでしょうか。

A:これもですね、先ほど申し上げましたとおり、まずはこの段階においては、人命の救出に全力を尽くすことが第一だと考えておりますし、それも含めて米軍に対してですね、事故の状況に関する事実関係、この確認を求めてるところです。その後に、やはり原因究明という段階になってまいりますので、飛行停止を求めるかどうかについては、まだ先の話だというふうに我々はとらえております。

Q:原因が分かるまでは、飛び続けててよいということでしょうか。

A:それも含めて今、原因究明も含めて確認中でございます。

Q:確認ですが、現時点で陸自のオスプレイについては、運用停止という判断はされていないということでよろしいんでしょうか。

A:現時点においては、原因究明がまだ進んでおりませんので、そこまでの判断には至っておりません。

Q:米軍の方が機体をコントロールしていたという話を副大臣からあったと思うんですけども、状況としては固定翼モードだったのか回転翼モードだったのか、その辺の状況というのは何か情報があるんでしょうか。

A:その状況についてはまだ全然こちらには入ってきておりませんね。とにかくそういうことも含めてですね、状況を確認させていただきたいと、米側に申し入れているところでございます。

Q:自衛隊の方は救助の体制というのはどのような、航空機とかを中心とした体制になっているのでしょうか。

A:我々自衛隊といたしましても、主に航空機を使った救助活動を早速展開しております。これは要請を受けたものではなく、緊急を要するものでございますから、こちらから自主的に派遣をさせていただきまして、陸海空とも航空機を活用した捜索活動をしているところでございます。

Q:具体的に全体で何機とかというのは。

A:全体での何機というのものは、こちらとしてはまだ把握はしておりませんけれども、陸上自衛隊は熊本から、海上自衛隊は鹿屋から、航空自衛隊は新田原からそれぞれ出ておりますし、艦艇の方も今準備しているところでございます。

Q:海保の方から第1報というか、通報があったのは付近で漁をしていた漁船からというふうに聞いているんですけども、民間のそういう漁をしていた方とか、そういったところへの被害というのは今。

A:その被害状況についても今現在確認中でございますので、こちらで発表できるものではございません。

Q:確認中ということで。

A:確認中です。

以上