防衛大臣記者会見

日時
令和5年11月28日(火)08:40~08:42
場所
国会議事堂本館内閣議室前
備考
木原防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

 なし。

 

2 質疑応答

Q:21日に北朝鮮が打ち上げに成功したとする軍事偵察衛星について伺います。大臣は先日の会見で、発射した何らかの物体が地球を周回していることを確認したとしつつ、北朝鮮が意図したとおりの軌道を周回したかについては分析が必要とされていましたが、その点を含め、最新の分析状況をお願いします。

A:今月21日の発射につきましては、先般、府中基地での会見で申し上げたとおりで、それ以降ですね、今日発表できる状況は変わっておらず、現時点で新たにお知らせすべき事項というのはございません。北朝鮮が発射し、地球を周回している何らかの物体が、いかなる機能を果たしているか、北朝鮮が意図したとおりの軌道を周回しているか、といった詳細については現在分析中であります。防衛省としては引き続き、今回の発射を含めて、北朝鮮の軍事動向について、必要な情報の収集・分析に全力を挙げてまいります。

Q:イエメンの南部のアデン沖でイスラエルが関係する石油タンカーが乗っ取られたとの報道がありますが、防衛省が把握している事実関係と対応状況についてお願いします。

A:11月の26日にですね、イギリスの会社が運航するリベリア船籍タンカー「セントラルパーク」が、アデン湾東方海域において何者かに乗っ取られたという情報を得ました。海賊対処部隊の海上自衛隊のP-3C及び護衛艦「あけぼの」を現場に急行させて、警戒監視・情報収集を行いつつ、海賊対処を任務とする第151連合任務群に対して、迅速に現場で得た情報を提供するなどの対応を実施しました。また、本件については、米軍は、民間タンカーである「セントラルパーク」の乗員の無事を確認し、乗っ取りに関与した5名が投降した旨を公表しているものと承知しております。防衛省・自衛隊としては、引き続き、関係省庁や諸外国の部隊を含む国際社会と緊密に連携しながら、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動を実施してまいります。

以上