防衛大臣臨時記者会見

日時
令和5年11月12日(日)17:36~17:40
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
日米韓防衛相テレビ会談実施後の木原防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 本日、米国のオースティン長官と韓国のシン長官と、日米韓防衛相テレビ会談を開催しました。これは、私が防衛大臣に着任してから初めての日米韓防衛相会談となります。会談では、北朝鮮の核及びミサイルの脅威を含む地域情勢について認識を共有しました。また、インド太平洋地域における共通の安全保障上の課題に対処するための取組について議論を行いました。さらに、北朝鮮のミサイル警戒データのリアルタイム共有について、調整が順調に進捗し、最終段階を迎えているということを確認し、年内のメカニズム始動に向けて、検証を進めるとともに、調整を更に加速していくことで一致をいたしました。また、本年8月のキャンプ・デービッドにおける日米韓首脳会談を踏まえて、複数領域における日米韓の年次訓練をはじめとする3か国の具体的な取組を進めることで一致しました。北朝鮮情勢をはじめ、安全保障環境が大変厳しい中において、日米韓3か国の連携は地域の平和と安定にとって不可欠であり、引き続き、3か国の協力を強化してまいる所存でございます。

 

2 質疑応答

Q:ミサイル警戒情報のリアルタイム共有について、運用開始によって具体的に期待されることと、開始時期のめどについて年内とありましたが、もう少し具体的におっしゃれることがありましたら教えてください。

A:本取組ですけれども、飛来するミサイルによる脅威を探知し、そして評価する各国の能力を向上させるために、必要な北朝鮮のミサイル警戒データをリアルタイムで共有することを目的とした取組であります。引き続き、年内のメカニズムの始動に向けて、検証するとともに3か国での調整を更に加速してまいります。

Q:改めてなんですけれども、日米韓3か国の防衛相がですね定期的に会談するというこの枠組みの意義について改めてお願いします。

A:意義ということですが、日米韓3か国が直面している厳しい安全保障環境、そして本年8月に実施した日米韓首脳の会談を踏まえまして、今後3か国の連携を強化していくというためにも、日米韓3か国における防衛協力を推進していくことは重要であるとそれぞれ3か国の国防大臣が考えたということであります。そういうことになります。

Q:今回、大臣だけオンラインという形での参加になったと思うんですけれども、韓国までそんなに時間はかからないので、対面での参加もあり得たのかなと思うんですが、今回、こういう形式での参加にした理由など教えてください。

A:日程、その他の事情というのを総合的に考慮して、テレビ会談形式で参加することになったということになります。

以上