報道官会見

日時
令和5年10月31日(火)16:00~16:05
場所
防衛省A棟10階会見室
備考
報道官会見

1 発表事項

  なし。

 

2 質疑応答

Q:イスラエル・パレスチナ情勢に関連して、今ヨルダンに待機している自衛隊機、今後の動き、再度邦人をまた日本に輸送する等の何か予定等ありましたら教えてください。

A:皆様御案内のように、現地の緊張度、刻一刻と増しておるところでございまして、情勢は全く予断を許さない状況だと心得ておるところでございます。防衛省・自衛隊といたしましては、引き続き、イスラエルに滞在する邦人等を輸送する必要が生じた際に、迅速に対応できますよう、C-2輸送機を2機及びKC-767空中給油・輸送機1機をヨルダンにて待機させているところでございます。その上でということでございますけども、現在、自衛隊機により、イスラエルからの邦人等の輸送を再度行うことを念頭に準備を進めているところでございますけれども、具体的な運航スケジュールを含めまして、これ以上の詳細な検討状況につきましては、自衛隊の活動、あるいは邦人等の安全確保に影響を及ぼすおそれがございますので、お答えできないことを御理解いただきたいと思います。引き続き、防衛省・自衛隊といたしましては、状況の推移を見極めながら、邦人の安全確保に万全を期すべく、関係省庁と緊密に連携しながら対応していきたいと考えておるところでございます。

Q:30日付の大臣指示の関係でお尋ねしたいのですが、ハラスメント対応の大臣指示ですが、最終段落に特別防衛監察の申出のあったハラスメントの調査を速やかに実施し、とあるんですけれども、大変不勉強なんですけども、10月30日の時点では、特別防衛監察にあった案件については、何件が懲戒処分まで終わっているんでしょうか。把握されていたら教えてください。

A:御質問でございますが、誠に恐縮でございますが、今手元に数字がございません。鋭意関係部局で処理を進めているところだと思いますが、他方、多数の案件を同時に処理しているという事情もあろうと思います。具体的な数字につきましては、関係部局の方から御報告させていただきたいと考えております。

Q:もう1点なんですけども、この後ろにあります、その対応状況を緊急に点検し、速やかに報告とあるんですが、これは何らかの時期のめどみたいなものはあるんでしょうか。

A:私の理解ということになります、大臣の指示でございますので。ただ、正にこの文意から明らかでありますように、まず、特別防衛監察で申出のあった、正に特別防衛監察として把握しているハラスメントの案件についての調査が滞っている場合は速やかに実施して、必要な措置を行う、これが第1でございます。それに加えまして、個別のハラスメント案件、つまり、これは特別監察に様々な事情により、あるいは期限の問題もございまして、載っていない案件につきましても、その対応状況、それは当然ハラスメントですから、特別監察に載ろうと載るまいとしっかり対応する必要があるわけでございまして、これにつきましても各部局は緊急に、つまり、遅滞なく速やかに点検をして、未報告の案件がある場合には、まず速やかに報告をしなさいと、その上で、全ての案件について厳正に対処をしなさい、こういうことを言っていると理解をしているところでございます。

Q:速やかに報告というのは、例えば1か月とか、何か時期的なものがあるんでしょうか。

A:私の理解では、数字的な個別具体的な目標をこの紙は申しているわけではございませんけども、大臣の指示でございますので、緊急ということは、速やかに、大至急ということだろうというふうに理解をしているところでございます。

Q:先ほどのヨルダンの空自機の準備状況のことなんですけども、先ほど、再度行うことを念頭に準備を進めていますという説明でしたが、前回と同じような、10月の下旬にあったようなのと同じような要領での輸送を今準備していると、そういう理解でよろしいんでしょうか。

A:先ほども御答弁申し上げたところでございますけども、どういう運航をするのかということも含めて、詳細な今の検討状況につきましては、事柄の性質上お答えができないということでございますので、そこは御理解をいただきたいというふうに考えてございます。

Q:念のための確認ですが、それはあくまでイスラエルの邦人の輸送の話で、他国、例えばレバノンの輸送とかそういうことではなくて、イスラエルの邦人の輸送ということで。

A:再度申し上げますが、現在、自衛隊機により、イスラエルからの邦人等の輸送を再度行うことを念頭に準備を進めているところでございます。

以上