北朝鮮は本日19時台、北朝鮮西岸付近から、少なくとも2発の弾道ミサイルを東方向に向けて発射しました。当該弾道ミサイルは、変則軌道で飛翔した可能性があり、引き続き分析中です。19時24分頃発射し、約11分飛翔し、19時35分頃、石川県の舳倉島(へぐらじま)の北西約250kmの日本海、我が国のEEZ内に落下したものと推定されています。飛翔距離は約850km、また最高高度は約50km程度と推定されます。19時36分頃の発射、約11分飛翔し、19時47分頃、石川県の舳倉島(へぐらじま)の北西約250kmの日本海、EEZ内に落下したものと、もうひとつも推定しております。飛翔距離は約900km、また最高高度は約50km程度と推定されます。今回の発射について、防衛省から、政府内、関係機関に対して、速やかに情報共有を行いました。現在までのところ、航空機、船舶から被害報告等の情報は確認されていません。北朝鮮は、昨年から立て続けにミサイル発射を繰り返し、朝鮮半島、そして地域の緊張を著しく高めています。北朝鮮による一連の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもので、断じて容認できるものではありません。関連する安保理決議に違反するものであり、加えて、今般北朝鮮が連射した弾道ミサイルが我が国のEEZ内に落下したことに鑑みても、国民の安全に関わる重大な問題です。我が国として、北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議し、強く非難をいたしました。本件について、総理には直ちに報告を行い、国民への迅速、的確な情報提供等の指示がありました。これを受け、防衛大臣からも指示を出し、関連情報の収集と分析に努め、緊張感をもって警戒監視等の対応に万全を期しているところです。引き続き、米国、韓国等の関係国とも緊密に連携し対応してまいります。
Q:今年に入って弾道ミサイルの発射、これ何回目になりますかね。
A:今年に入って弾道ミサイルは9回目、少なくとも12発です。
Q:EEZ内の落下というのは、これは今年何回目ですか。
A:EEZ内に落下したものは、通算で13回目、少なくとも19発目と認識しています。
Q:EEZ内に落ちたのは、少なくとも2発とも落ちているという認識でいいですか。
A:そうです。
Q:夜間の発射になると思いますが、いつ以来で何回目かというのと、夜間の発射で対応等、何か変わったところありましたらお願いいたします。
A:夜間については、2023年1月1日以来で、通算30回目となっています。対応等は常に万全を期しており特に変わりません。
Q:北朝鮮、軍事偵察衛星の発射を予告していたと思いますけれども、関連性はいかがでしょうか。
A:いずれにいたしましても、少なくとも2発が我が国のEEZ内に落ちたということでございます。
下線部:舳倉島(へぐらじま)の北西を舳倉島(へぐらじま)の北北西に修正
以上