防衛大臣臨時記者会見

日時
令和2年1月12日(日)13:10~13:15
場所
陸上自衛隊習志野演習場
備考
陸上自衛隊習志野駐屯地等視察後の河野防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今日、こちらにお越しになって、降下訓練始めを御覧になりました。そして、その訓練に先立っては、隊員の皆様と同様に跳び出し訓練の体験もなさった感想をお願いいたします。

A:常に「精鋭無比」を目指す、第1空挺団の降下訓練始めをしっかりと見ることができました。島嶼防衛を始め、第1空挺団が果たさなければならない役割は、非常に重要になっておりますので、そういった中で、隊員が非常に高い技量で、士気高く、日頃から行っている訓練の成果を、このような形で出すことができたのは、非常に良かったと思います。また、アメリカからも参加をいただいて、日米同盟の絆の深さを再確認したところであります。今年1年、無事に安全に訓練ができるように祈りたいと思います。

Q:跳び出しの体験の御感想はいかがでしょうか。

A:「隊員の先頭に立って」と日頃言っておりますので、やれることはしっかりとやらなければならないと思ってやりました。

Q:跳び出しに先立って、「頑張ります」という一声がありましたが、具体的にどの辺りで、何をどのように頑張るということについてお聞かせください。

A:高さが11mということもありましたので、気合を入れました。

Q:訓示の中でも空挺団の意義を強調されておりましたが、島嶼防衛の重要性が高まる中で、改めて、その意義を教えて下さい。

A:これだけ多くの島、離島を抱えているわが国にとって、島嶼防衛は防衛の中でも非常に重要であります。万が一の際に、敵の接近を阻止する、あるいは、占拠されたときに奪還する、陸・海・空の統合運用の中でしっかりと対応できるようにしていかなければならないと思いますが、いずれの場合も、第1空挺団が先頭に立つ、極めて重要な任務を背負うわけでありますので、日頃からしっかりと、それにも備えた訓練を続けていただきたいと思います。

Q:本日から訪米をされますが、訓示の中でも日米同盟の重要性についてお話をされていました。こうした訓練、日米の連携は重要であると思いますが、日米同盟、日米の連携についてどのようにお考えかについて、改めて、お聞かせください。

A:北東アジアの安全保障環境は、極めて厳しい上に、更に、不確実性が高まってきていると言わざるを得ない状況にあります。そういった中で、日米同盟は非常に重要でありますし、統合レベルから部隊レベルまで、日頃から、様々な共同訓練をすることによって、戦術技量を高めるだけでなく、相互運用を高めていくことが重要であると思っております。特に、近年、日米の統合運用力は強まってきていると感じておりますので、これからも、様々な訓練の場で共同訓練を行って、日米同盟の実効性・抑止力を高めていきたいと思います。

Q:訪米については、エスパー米国防長官との会談も予定されております。昨日、P-3C哨戒機をジブチに送り出しましたが、中東派遣について、改めて、どういった点について、重点的に説明をされるのかについて教えてください。

A:日本の中東派遣についての考え方については、既に、長官にも説明しております。今回の訪米では、中東情勢もそうですが、北東アジアの安全保障環境について、じっくりと意見交換をしていきたいと思っております。

Q:今年は政変の年とも言われています。本日はジャンプをしましたが、上手く跳び出せそうでしょうか。

A:今日の跳び出しは上手くいったのではないかと思います。

以上