防衛大臣臨時記者会見

日時
平成31年1月19日(06:45~06:54)(日本時間)
場所
米太平洋ミサイル実験施設
備考
岩屋大臣ハワイ訪問(イージス・アショア試験施設視察)

1 発表事項

 本日、イージス・アショアの試験施設において、わが国が導入を予定しているイージス・アショアを、私自身の目で確認することができました。また、視察やブリーフィングにおいて、極めて優れた性能を持っているということや、米国がこのカウアイ島、そして現在イージス・アショアを運用しているルーマニアにおいて、施設周辺の住民への安全対策に万全を期しているということ、健康被害も発生していないということについて、米側から説明を受けました。今、まさに私のすぐ後ろでイージス・アショアが稼働しておりますが、記者の皆様もお分かりのとおり、静かでございます。こうやって会見も普通にできております。施設のもっている特性についても、これからしっかりと地元あるいは国民の皆様に説明をしていきたいと思っております。今日は、米国ミサイル防衛庁のヒル副長官と視察後に会談をいたしましたが、イージス・アショアの早期導入を実現すべく、これから日米の当局間で協力をしていくことで一致いたしました。防衛省としては、引き続き米側の協力を得つつ、わが国の統合ミサイル防衛のために、24時間365日、国土・国民をしっかりと守ることができるように、イージス・アショアの導入に向けた取組みを着実に進めてまいりたいと思っております。

2 質疑応答

Q: イージス・アショアを御覧になって、どのような印象を持たれたのか、安い装備品ではありませんが、必要性についてどのような印象を持たれましたか。

A:思ったより静かな施設で、これは今、稼働されているわけですが、騒音も少ない施設だと感じました。また、視察の中身についての詳細は申し上げられませんが、非常に高い性能を有した施設、装備であるということを確認できました。現在のミサイル防衛態勢に加えて、イージス・アショアを導入することによって、24時間365日のミサイル防衛が可能になり、いわゆるロフテッド軌道で発射される対処能力、更には、同時複数で発射されるミサイルへの対処能力も強化できると確信をいたしました。

Q:政府は秋田・山口に配備する方針ですが、今日の視察を今後のミサイル防衛態勢の強化にどのように活かしていきたいとお考えでしょうか。

A:候補地の皆様については、しっかりと丁寧な説明をしていかなければならないと思っており、地元の皆様の御要請を受けた形で調査を行っております。今年度中には、調査結果が出る予定でございますので、それを踏まえて丁寧な説明を行って、候補地の皆様の御理解をいただいていきたいと思います。先ほども申し上げたように、わが国のミサイル防衛態勢が、イージス・アショアを加えて、より充実強化されることによって、国民の皆様にも安心を与えることができると確信をしておりますので、そのための努力を一層進めてまいりたいと思っております。

Q:韓国によるレーダー照射問題についてお伺いします。日本側が新たな証拠として、照射時に自衛隊機が照射された際の音の記録を公開すると一部報道がありますけれども、事実関係と問題が長引いていますけれども、発生から間もなく1ヶ月を迎える中で、事態の打開に向けて大臣自ら韓国の国防大臣に会うなど、そういった事態の打開に向けた考えを教えてください。

A:韓国側と協議を重ねているにも関わらず、今なお認識の一致を見ていないということについては、非常に残念に思っておりますし、思ってもいなかった不適切な対応が見られたということについては、非常に残念かつ遺憾に思っているところでございます。その上で、何度も申し上げますが、大事なことは、日韓の間で、こういうことが二度と起こらないということでございますので、私どもも辛抱強く対応していかなければいけないと思っております。2回目のシンガポールでの協議の時に、「お互いが持っている電波情報を突き合せれば、事実がはっきりしますよね」と、それを是非交換しましょうという提案をしたのですけれども、拒否され、対応いただけなかったということでございますので、国民の皆様にも国際社会にも誤解があってはいけませんので、こういうことだったということは、どこかの段階できちんと説明しなければいけないと思っております。韓国側とこれからどのように協議を進めていくべきかということについては、帰ってよく考えたいと思っております。

Q:米朝の関係ですが、先ほどトランプ大統領と朝鮮労働党の金英哲副委員長が会談をして、2回目の首脳会談が2月下旬と決まったようですが、この受け止めと、非核化のプロセスに日本としてどのように関わっていくお考えですか。

A:2回目の米朝首脳会談が決まったということであるならば、是非、初回の時以上の具体的な成果を生み出していただくことを強く期待したいと思います。

Q:今まで日米で連携してやっていますが、非核化の時のプロセスをどのようにお考えでしょうか。

A:私どもの考え方は変わりませんし、私も先般、ボルトン国家安全保障担当大統領補佐官にもお目にかかって話をさせていただきましたが、北朝鮮の非核化へ向けて、具体的な成果が生み出されることが大事であるという考え方に変わりはありません。

Q:レーダー照射の問題については、音を公開するという考えがあるという認識でよろしいでしょうか。

A:どういう形で説明するのが適切かということについても、よく検討したいと思っております。

以上