防衛大臣記者会見

日時
平成30年11月27日(08:46~08:54)
場所
官邸エントランス
備考
岩屋防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:防衛費についてお伺いします。NATO基準に基づく形で、0.9パーセントから1.3パーセントに増額するという報道も出ていますが、事実関係について、どのようにお考えなのか、お伺いできますでしょうか。

A:防衛関係費の在り方については、年末までに行う大綱・中期防の見直しの一環として、今、検討を行っておりますが、報道にあったことも含めて、現時点で何か方針を固めたということはございません。

Q:防衛費の在り方について、トランプ大統領などからも、もっと増やすように、という指摘もあったりするわけですが、そういったことに日本政府としてはどのように考えを持たれているのでしょうか。

A:トランプ大統領から、わが国に対して、そのようなお話があるというのは承知をしておりませんが、「質」、「量」、「スピード」ともに従来にはない、新しい防衛力の姿を見定めてまいりたいと思っておりますので、何か外からの要求や圧力でということではなく、あくまでもわが国が主体的に新しい防衛力の姿を定めてまいりたいと思っております。

Q:新しい防衛力の姿という意味では、ある程度、防衛費というのは必要なものを積み上げていくという形で増やしていかなければいけないという認識なのでしょうか。

A:そうですね。以前から申し上げておりますように、何か数値目標、GDP比のパーセント目標が先にあるということではなくて、必要な防衛力の積み上げによって、数値が決まってくるということだと思っています。

Q:沖縄県ですけれども、県民投票を2月24日に行うということですが、それについて、どのように受け止めていらっしゃるのかということと、土砂埋立について、本部港を使えない状況が続いていますが、その状況、あるいは、今後の埋立て方針の変更等あればお聞かせください。

A:沖縄県が2月に県民投票をなされる予定であるという報道は承知しておりますけれども、県民投票は、地方公共団体における独自の条例に関わる事柄ですので、政府の立場、防衛省の立場で見解を述べることは控えたいと思っております。私どもは、世界一危険とも言われる普天間の危険性を一日も早く除去し、最終的に返還を成し遂げたいという目標に向かって、丁寧に説明をしながら、一歩一歩進んでまいりたいと思っております。また、本部町の話は、現在も引き続き、事業者と本部町との間で、港の使用許可申請に係る協議を行っていると報告を受けております。引き続き、努力を続けていきたいと思います。

Q:県民投票は地方の独自の条例に基づくとおっしゃいましたけれども、その結果というのは、国の政策判断に影響を及ぼすとお考えでしょうか。

A:仮定のお話ですので、お答えは控えさせていただきたいと思います。

Q:防衛費の件ですが、中期防の見直しの一環として検討を行っているというのは、報道されているNATOの基準ということも含めて検討しているが、その方向性は決まっていないということでしょうか。

A:いわゆるNATO基準ですが、基準があるということは我々も承知しておりますが、各国とも適応の仕方は様々でございますので、そのようなものに捕らわれずに、先ほど申し上げましたように、まず必要なものを着実に積み上げていく作業を進めてまいりたいと思います。

Q:多用途運用母艦ですが、自民党の提言の中にも入っておりますが、わが国の防衛を考える上で、是非というか、具体的な活用の意義等、現時点であればお聞かせください。

A:自民党の提言については、しっかり受け止めたいと思っておりますが、それについて、まだ方針が固まったわけではありません。ただ、せっかくある装備でございますので、できるだけ多用途に使っていけることが望ましいと思っておりまして、引き続き、研究、検討を進めていきたいというふうに思っております。

Q:それは防衛大綱に向けて、研究、検討を進めていかれるということでしょうか。

A:そういうことです。

Q:今おっしゃった「せっかくある」というのは、それは「いずも」型の大型護衛艦のことを指してらっしゃるという理解でよろしいでしょうか。

A:そうですね。今の御質問がそうでしたので。

Q:甲板の改修も含めてという理解でよろしいですか。

A:詳細については控えたいと思いますが、大綱・中期防に向けて、与党でもワーキングチームが議論をしていただいておりますし、政府の有識者会議も議論を続けていただいていますし、防衛省の中では、私が委員長の検討委員会がございますので、与党や有識者会議の御意見も踏まえながら、防衛省の検討委員会でしっかり詰めてまいりたいと思っています。

Q:多用途運用母艦というものを仮に保有した場合に、F-35Bというのが具体的な今ある戦闘機として米軍が運用しているわけですけれども、これを日本として保有することの意義については、どのようにお考えでしょうか。

A:F-35Bのことですか。

Q:F-35Bです。

A:これは研究はしています。やはり抗堪性といいますか、短い滑走路で離陸をすることができて、そういう性能を持った航空機ですから、これは研究を今しているところでございます。

Q:大綱・中期防に向けてということでしょうか。

A:航空機体系全体をどうするかということの中の一つとして、検討、研究をしているところでございます。何か決まっているということではありません。

以上