防衛大臣臨時記者会見

日時
平成30年11月10日(17:17~17:28)
場所
宜野湾市役所2階
備考
宜野湾市長との面談後

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:名護市長と四軍調整官と宜野湾市長の三者と面談されましたが、それぞれの面談の内容を教えてください。

A:渡具知名護市長との会談におきましては、地域振興についての御要望をいただくと同時に、キャンプ・シュワブに起因する騒音や交通渋滞といった米軍基地に係る諸問題についてお話を伺いました。私からは、地域振興については、できる限り協力をさせていただくということを申し上げますと同時に、住民の皆様の御懸念や御不安が取り除かれるよう、これからも誠心誠意取り組んでいきたいという話をいたしました。松川宜野湾市長との会談におきましては、普天間飛行場の危険性除去といった、米軍基地に係る諸問題についてお話をさせていただきました。改めて普天間基地を見たわけですが、これだけ多くの学校に取り囲まれているということを痛感いたしました。それだけに、普天間飛行場の固定化は絶対にあってはならず、これからも返還に向けての作業に全力で取り組んでいきたいという決意を新たにしたところでございます。また、防衛省に来られた時に、地域振興に係る様々な御要望をいただいておりますが、それらについても、協力をさせていただきたいと申し上げたところです。スミス四軍調整官とは、私が防衛大臣就任後、初めてお会いしましたが、自衛隊と米海兵隊との協力等について意見交換を行いました。また、私からスミス四軍調整官に対し、事件・事故の防止、安全な運用の確保を要請するとともに、私どもが進めている、普天間の移設に向けての作業について、私どもの考えは揺るぎがないものであって、作業を一つ一つ前に進めていきたいということを申し上げました。

Q:安倍総理と仲井眞元知事が約束した、普天間の「5年以内の運用停止」というものがありまして、来年2月に期限が迫っていますが、2月が近づく中で、運用停止の見通しはいかがでしょうか。

A:仲井眞元知事との間で、「5年以内の運用停止」という話が、安倍総理との間であったということは承知しております。しかし、その間、状況が移り変わってまいりました。埋立承認についても一旦は撤回になるということもございまして、今日に至っているわけですが、その間、普天間の危険性の除去ということについては、私どもができることを精一杯やってきたと思います。空中給油機の岩国への移転もそうでありますし、オスプレイの訓練もできるだけ全国の演習場で受け持ってもらうように調整をしてまいりました。私の地元の大分県に、日出生台という西日本最大の演習場があるのですが、すでに、県道越えの実弾射撃を受け入れておりますし、やがては、オスプレイの訓練も受け入れることになると思いますが、そのような負担軽減については、今後もできる限りのことをやっていき、危険性の除去についても、できる限りのことをやっていきたいと思っておりますが、残念ながら移設作業が今日まで遅れてきたということでございますので、当時の約束であった「5年以内の運用停止」は難しいところにきております。ただ、一日も早く実現できるように、引き続き、努力をしてまいりたいと思っております。

Q:松川宜野湾市長は、辺野古移設の賛否を問う県民投票の事務協力に消極的な姿勢を示しております。今日の会談で、県民投票に関する話題があったのかどうかということと、県民投票の結果が辺野古の移設に何らかの影響を与えるかどうかも含めて、県民投票に関する御所見をお聞かせください。

A:県民投票についてのお話は出ませんでした。名護市においても出ませんでした。県民投票については、私どもが承知しているのは、県議会で議決をされたということと、玉城沖縄県知事が、全市町村で実施することが重要であると、仰っていることは承知しておりますが、それ以外の詳細については承知しておりませんので、仮定の話についてはお答えを差し控えさせていただきたいと思います。

Q:基地移設に係わる名護市長と宜野湾市長の両市長に会われましたが、改めて、政府に課せられた課題はどこにあると感じられましたでしょうか。

A:今回の移設事業に係わる二市長と沖縄県知事にそれぞれ会いましたが、今後とも丁寧な説明を行って、御理解をいただいていくということが大事であると思っているところでございます。そして、沖縄の負担軽減、あるいは地域の振興について、私どもでできることは全力でお手伝いをさせていただきたいと思いますし、防衛省で力が及ばないところについては、全省庁をあげて沖縄の地域振興ということにも、我々は努力をしていかなければならないと思います。そのためにも、日頃からの意思疎通が大事であると、現地に参り、改めてそのように思わせていただきましたので、引き続いて、この努力を重ねていきたいと思います。

Q:先ほど、普天間基地の「5年以内の運用停止」は難しいというお話がありましたが、5年というのは一つの目安でありましたが、新しい年限を区切る必要をお感じになっているのか、またその場合、今の国と沖縄県の関係の中で、そういった年限を設置できる関係はあるとお考えでしょうか。

A:是非、そのようなことについて、新たな目標を国と沖縄が共に設置できるような環境を作っていかなければならないと思います。負担軽減のための会議体はございますが、国が進めている作業についても御理解をいただいて、その上で、新たな負担軽減・地域振興のプランを共々作らせていただくような環境を作らせていただきたいなと、そのために、国も誠心誠意、努力をしていかなければならないと思っております。

Q:四軍調整官との会談の中で、自衛隊と米軍の協力についてお話をされたということですが、自衛隊と米軍の基地の共同使用は話題になったのか、また、大綱・中期防の策定が年末に控えておりますが、共同使用に関する現在の大臣の御見解をお聞かせください。

A:今日の四軍調整官との間では、共同使用については話題にはなりませんでした。大綱・中期防については、様々なことを検討中でございますが、共同使用というものが可能なところについては、それを進めていくことも、非常に意義のあることだと思っておりますが、具体的な方向が決まっているわけではありません。これからしっかりと検討していきたいと思います。

Q:宜野湾市長から再編交付金に代わる何らかの予算措置についてお話があったと思うのですが、具体的にお聞かせください。

A:この段階で具体的にこうするとは言い難いところがありますが、宜野湾市の問題意識はよく承知しておりますので、地域振興に少しでもお手伝いができる方向に方策を検討していきたいと思っております。

以上