防衛大臣臨時記者会見

日時
平成30年11月10日(10:52~11:02)
場所
沖縄県庁1階ロビー
備考
沖縄県知事との面談後

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:大臣就任後、初めての沖縄訪問となりましたが、先ほど県の方から要望書も受け取られたわけですが、基地問題など諸課題など、どのような姿勢で取り組んでいこうと考えられているのでしょうか。

A:今日は沖縄にお邪魔して、玉城知事はじめ県幹部の皆さんから直接お話を伺うことができました。戦後70年以上経つわけですが、今もなお、沖縄には大きな基地負担を負って頂いていることについては、何としてもこれを軽減していかなければいけないという思いを新たにさせて頂きました。これは、政府の責任だと思っておりまして、その旨を玉城知事に申し上げたところでございます。これまでも負担軽減については、一つ一つ実現をさせてきて頂いているとは思いますが、残された課題についても是非実現をしていきたいと思いますし、ここはまだちょっと沖縄県とは合意ができていませんが、私どもとしては辺野古への移設を実現して、そして最終的な普天間返還というものに必ずつなげていきたい、海兵隊のグアム等への移転についても着実に進めて行きたいという思いを新たにさせて頂いたところです。

Q:今、大臣も仰ったのですが、辺野古についてですが、集中協議が県と国で行われる中で、辺野古での作業は進められていると思うのですが、土砂を搬出する本部港が台風被害を受けまして、使用できない状況となっています。事実上埋立て工事が着手できない状況になっていると考えられますが、どういうふうに対応されますでしょうか。

A:今もお話にありましたように、玉城知事の御要請を受けて、これから約1カ月、官房副長官と謝花副知事との間で協議をされると承知をしております。ただ、官房長官と知事の話合いの中でも、お互い残念ながら立場・意見は異なると。政府としては辺野古移設を進めて行きたい、県としては国地方係争処理委員会で申立てをせざるを得ない、それを確認した上で協議をしていきましょうということになりましたので、私どもは、引き続き、辺野古移設の作業を進めさせて頂きたいと思っておりますが、今御指摘の本部港については、引き続いて、事業者と本部町との間で岸壁使用許可申請に係る協議を行っていると報告を受けています。しかるべき段階で適切に許可を得られるように調整をしっかり進めてまいりたいと思っております。

Q:現在、国と県が協議を行っていらっしゃる、でも工事は進めるという御説明がありましたが、辺野古における土砂投入というのも、国と県が協議をしている間も解除されない、可能であれば進めて行くというお考えでしょうか。

A:今、私どもが行っている作業は、長らく止まっていたものですから、工事を再開するための海上作業を行っているところであり、今後の工事の見通し・予定については気象条件等、あるいは、今、お話が出た海上搬入ということを予定しておりましたので、港の使用許可の状況であるとか、様々考えながら進めていかなければいけませんので、今、予定がしっかり立っているということではありません。

Q:今日、大臣が従前から仰っていた「辺野古移設が唯一の解決策」という言葉が出ませんでした。この真意、そして今後、向こう1カ月間含めて県側と、どのように対話・協議を重ねていくのか改めてお考えをお聞かせください。

A:今日は「辺野古移設が唯一の解決策」という言葉は確かに使いませんでしたが、この方針は累次にわたって米側とも確認させてきて頂いているところでありますし、私も先般シンガポールで米国のマティス国防長官とお会いした時に、改めて再確認をさせて頂いたところでございます。そのことを前提にお話をさせて頂いたところでございますし、過去の経緯から言っても、政権交代で一時期この問題は紆余曲折したというか、いささか、あえて言えばダッチロールしましたが、最終的には辺野古湾に戻ってきたという経緯もございますし、その後、当時の知事の埋立て承認を受けて国としては進めてきたことでございますので、そういう経緯を前提にしての説明をさせて頂いたところでございます。

Q:今日も国と県がそれぞれ主張を述べて、方向性と状況は変わりはないとは思いますが、丁寧に説明し続けてこの平行線が変わらない中で、どうやったら一致点を見出すことができるのか、そこを打開するためにこれから何をしていこうとお考えでしょうか。

A:知事の御要請を受けて、杉田官房副長官と謝花副知事の協議がスタートしましたので、その中で、政府と沖縄県の相互理解について実りある成果が生まれることを期待したいというふうに思いますが、私どもとしては、辺野古への移設を実現し、普天間の全面返還を成し遂げる、海兵隊の海外への移転を実現する、この目標に向かって努力をすることが最終的には沖縄の皆さんのお気持ちに沿うことになるのではないかと思って、最善の努力をしてまいりたいというふうに思っております。

Q:土砂の海上搬入ということですが、海上搬入以外の方法を検討する余地は現時点であるのでしょうか。

A:元々、海上搬入ということを前提として進めて参りましたので、とにかくまず本部町との協議が整うように努力を続けて行きたいと思っております。

Q:知事の方から、辺野古移設という考え方に対して20年来の固定観念という表現、批判がありますが、これについてどう考えるのかということと、県側は辺野古移設にこだわることが、むしろ工事の固定化につながるのではないかという指摘もあるのですが、それについてはどうお考えでしょうか。

A:普天間の固定化というのは絶対に避けなければいけないというふうに思っておりまして、防衛の任に当たっている私どもの立場から今日はお話をさせて頂きましたが、やはり、わが国を取り巻く安全保障環境、特にこの南西地域の安全保障環境を考えますと、この抑止力をこの地域に維持した上で沖縄の負担軽減を図らなければいけないというふうに思っておりますので、今日は知事始め、皆様のご意見は承りましたが、私どもの考え方をできる限り丁寧に説明して、御理解を頂けるようにこれからも努力をしてまいりたいというふうに思っております。

以上