防衛大臣記者会見

日時
平成30年10月23日(11:23~11:31)
場所
官邸エントランスぶら下がり
備考
岩屋防衛大臣閣議後

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:アメリカのトランプ大統領がINF全廃条約の破棄を表明しました。今後の軍縮や地域の安全保障に与える影響などについて伺います。

A:事態は進行中だと思うのですね。したがって、この段階で、わが国はじめ、地域の安全保障にどのような影響があるかというのは、予断するのは難しいと思っておりまして、米国とも情報交換・意見交換しながら、しばらく事態の推移を注視してまいりたいと思っています。

Q:空自の新田原基地に米軍が弾薬庫、駐機場などを整備する方針という報道が出ていますけれども、現在の事実関係と検討状況について教えてください。

A:これは確か、今決まった話ではなくて、かねてからの合意で緊急時には築城とか新田原を使うということになっていたと思います。平成18年5月の「再編の実施のための日米ロードマップ」において、「普天間飛行場の能力を代替することに関連する、航空自衛隊新田原基地及び築城基地の緊急時の使用のための施設整備は、普天間飛行場の返還の前に、必要に応じて、行われる。」ということで、日米間で合意しているので、それに伴う作業だと思います。

Q:地元への説明は必要だとお考えでしょうか。

A:もちろん、説明は必要だと思いますけれども、その段階ですでに決まっていたことですから、基本的には、承知していただいていることだと思います。

Q:先日、シンガポールで行われた日韓防衛大臣会談についてですが、その中で自衛艦旗の問題について、非常に残念だと伝達されたと思うのですけれども、大臣としては抗議の意味合いがあったのか、それとも、文字通り遺憾の意を伝えたということなのか、その点お聞かせいただきたいのですけれども。

A:基本的には抗議ということになるのでしょうが、「極めて残念であると厳しく申し上げざるを得ない」と申し上げましたので、その意は伝わったと思います。ただし、そのようなやり取りを行った後で、このようなことがお互いに尾を引かないように、未来志向で関係の強化を進めていこうと合意したところです。

Q:会談後に防衛省が発表した結果概要において、自衛艦旗の問題が一言も記載をされていないのですが、それはどのような意図があったのでしょうか。大臣は決裁をされていないのでしょうか。

A:それは見ていないのですが、日韓防衛相会談のいくつかある重要な項目の一つでしたので、それが抜けているということは何かの間違いなんだろうと思います。

Q:それであれば、訂正をして出し直すのでしょうか。

A:事実を確認して、抜けているようでしたら、きちんと入れたものにしなければならないと思います。

Q:昨日、河野外務大臣が、竹島に韓国の国会議員が上陸したことと併せて、自衛艦旗の問題を含めて、とても未来志向とは言えないようなことが持ち上がってきているという表現をしておりますけれども、大臣はこの点について、未来志向が崩れているのではないかという認識はおありでしょうか。

A:竹島への韓国国会議員の上陸は到底受け入れられないものであって、極めて遺憾に思っております。外交ルートでしっかり抗議をしたということだと思います。防衛当局間では、先般のことを今後乗り越えて、是非、交流を深めて、信頼醸成をしっかりとやっていきたいと思います。やはり、日米韓の結束がなければ、北朝鮮問題に向き合えないと思いますので、足並みが乱れているということではいけないと思っておりますので、関係改善の方向に向けて、我々は努力をしたいと思っています。

Q:沖縄の関係で伺います。6月に米軍の射撃訓練場に隣接する名護市内の農作業小屋の窓ガラスが割れた事案で、米軍が原因と特定できずに被害者が自費で修理をしています。防衛省として事件後の経過をどのように認識されているのでしょうか。

A:今、それについては米軍と警察が、調査をしていると聞いておりまして、もし米軍に責任があるということであれば、それは地位協定に基づいてしっかりと補償されるということになると思います。

Q:捜査のスケジュール感というのは、どのように認識されていますでしょうか。

A:そこはまだ承知をしておりません。

Q:INFのことですけれども、米側とよく意見交換されているというお話だったのですが、日本側からどういうような意見を伝えているのかということと、これが中国を含めて地域の軍拡競争につながる懸念はないのか、あるいは新たな軍縮の方向につなげることができるのかについてどうお考えですか。

A:米国とは安全保障はもちろん、軍縮・核軍縮ということも含めて、様々な意見交換を行ってきております。今般のことについては、今、我々から何か意見を言っているということではなく、事態が進行中のものですから、まずは情報をしっかりいただかなくてはいけないと思うので、その上で、意見交換もしていかなければいけないと思っておりますが、地域全体の安全保障に与える影響が、どうなっていくのかということをしっかりと注視していかなければいけないと思っております。

Q:政府としては、大統領は破棄だとインタビューで答えていたのですが、そこは決定しているものではないという認識なのでしょうか。

A:今、ボルトンさんがロシアに向かうということだと承知しておりますし、既にロシアからはちょっと反発が出ているみたいですし、どういうふうにこれが決着していくのか、そこをまず注視をして見ないといけないと思っています。

以 上