防衛大臣記者会見

日時
平成30年8月10日(10:16~10:22)
場所
官邸エントランス

1 発表事項

 日英統合水陸両用作戦訓練について御報告します。自衛隊は、8月23日及び24日、自衛隊の戦術技量の向上及び英軍との連携強化を図るため、沼津海浜訓練場及び同周辺海空域において、英軍と国内では初めて水陸両用作戦に係る共同訓練を実施します。具体的には、海上自衛隊の輸送艦「しもきた」及び英海軍揚陸艦「アルビオン」を拠点に、海上自衛隊のLCACや陸上自衛隊の偵察ボート、英軍の揚陸艇や偵察ボートによる上陸訓練等を実施します。防衛省としては、今後ともこのような取組等を通じて、欧州及びアジアにおけるそれぞれ最も緊密な安全保障上のパートナーである英国との協力を一層強化していくとともに、わが国及び地域の平和と安定に貢献していく考えであります。

2 質疑応答

Q:沖縄県の翁長知事が亡くなりました。辺野古移設工事の進捗に何らかの影響があるのかについて、防衛省として現在どのようにお考えでしょうか。

A:普天間飛行場の辺野古移設をめぐる問題の原点は、市街地に位置し、住宅や学校で囲まれ、世界で一番危険とも言われている普天間飛行場の危険除去と返還であります。わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、日米同盟の抑止力の維持と普天間飛行場の危険除去を考え合わせた場合、辺野古移設が唯一の解決策であるという考えに変わりはありません。今後のことについては、予断を持ってコメントすることは差し控えさせていただきたいと思います。

Q:佐賀県の山口知事が、オスプレイの機体の安全性は確認でき、佐賀空港への配備計画の協議を再開する考えを説明されました。今後の協議のスケジュール感等について、現時点でどのようにお考えでしょうか。

A:防衛省としましては、水陸機動団との一体性の確保の観点から、陸上自衛隊オスプレイを佐賀空港に配備させていただきたいと考えております。その上で、私から先月23日に御説明申し上げた「陸自オスプレイの安全性」について佐賀県知事から一定の御理解を示していただいたことは前進と受け止めております。その上で、佐賀県・県議会等からは、漁業者との信頼関係を構築することが必要との御指摘をいただいております。防衛省としては、このことを非常に重く受け止め、本年2月のAH-64Dの事故が起きるまで、取り得る方策について佐賀県と協議をしておりました。佐賀県知事は、一昨日の会見において防衛省との協議を再開する旨発言されたと承知しております。防衛省としてもしっかり取り組んでまいりたいと思っております。

Q:昨日の沖縄県の聴聞についてですけれども、その場で沖縄防衛局の方から、再度、弁明の機会を設けるよう要請しましたが、沖縄県は聴聞を終結する意向を示しました。先日も期日の延期を求めて沖縄県から拒否されていますけれども、県の対応や手続きの正当性について、どのように見ておられるでしょうか。

A:昨日、普天間移設事業に対する埋立承認取消処分に係る聴聞が、沖縄県庁において行われました。今回の聴聞には、沖縄防衛局長等が出席し、「不利益処分の原因となる事実」に対して意見陳述や質問を行うとともに、続行期日の指定を申し出たところ、聴聞の主宰者から聴聞の終結を宣言されたところであります。今回の聴聞が、十分な質疑応答がなされず、昨日、約2時間半で終結の宣言がなされたことで、防衛省としては、満足のいくやり取りができなかったと考えております。聴聞が非公開であったことから、内容については差し控えさせていただきたいと思います。

Q:聴聞を終え、沖縄県が対応を精査してから一定期間が経つと、沖縄県が撤回する環境が整うことになりますけれども、法的な対応措置などをとるお考えはありますでしょうか。

A:私どもとしては、今回の聴聞が十分な質疑応答がなされず、昨日、約2時間半で終結の宣言がなされたことで、防衛省としては、満足のいくやり取りができなかったと思っております。今のご質問についてでありますが、仮定の話でありますので、防衛省としてコメントすることは差し控えさせていただきたいと思います。

Q:オスプレイの関係でお伺いします。佐賀県知事は11月に選挙を控えておりますが、今の山口知事との協議を再開するという意味では、年内に決着をさせたいというお考えはありますか。

A:私どもとしては、特にスケジュール感を持っているわけではなく、地元の皆様に、県の御要請も含めて、今後とも要請があれば丁寧に説明していきたいと思っております。

Q:沖縄の関連ですが、知事の死去を受け選挙が早まるという状況の中、17日の土砂投入予定は延期をする、という報道もありますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。

A:今後の状況については、予断を持ってお答えすることは控えさせていただきます。

Q:今日、石破元幹事長が自民党総裁選への出馬を正式表明される見通しですが、どんな総裁選になることを望まれますか。どういったことが争点として論じられるのでしょうか。

A:これは、閣僚としてお答えする立場ではないと思いますが、自民党の議員としての立場とすれば、政策中心の議論が行われて、国民の皆様にしっかり、候補者の意見が広く知れ渡ることが重要なことだと思っております。

Q:具体的な争点としては何か。

A:これは、まだ候補者も出揃っておりませんので、政策に関する議論が十分に尽くされれば、良いことになるのではないかと思っております。

以上