防衛大臣臨時記者会見概要

平成30年7月11日(17時58分~18時06分)
(於:防衛省A棟1階ロビー)

1 発表事項

 豪雨災害に係る、本日の自衛隊の活動についてお知らせいたします。食料、飲料水、入浴支援セット等を積載いたしました、輸送艦「おおすみ」が本日、横須賀港を出港し、呉市に向かっております。また、本日、食料品、パン、1万2千個でありますが、これを自衛隊ヘリにて呉に空輸いたしました。さらに、松山空港から広島及び呉に、避難所で使用します40個のエアコンを自衛隊のヘリで空輸をいたしました。自衛隊においては、これらの活動に加え、これまで実施している入浴支援、給水支援等も継続して行っております。入浴支援については、3県の自治体で実施し、昨日までに延べ、1万人の方に利用していただきました。給水支援については、4県において、約2千トンを実施いたしました。また、大洲市において、新たに防疫活動を開始いたしました。これまで防衛省・自衛隊では被災自治体と緊密な連携を図るため、自治体に連絡員を派遣してましたが、被災者の生活支援をさらに迅速かつ強力に進めるために中部方面総監部幕僚副長の坂本雄一陸将補をヘッドとする防衛省災害対策現地連絡チームを本日発足させ、広島、岡山、愛媛、高知の4県にチーム員を常駐させ、現地対応を強化することにいたしました。最後にさきほど、持ち回り閣議におきまして、今回の豪雨災害における自衛隊の活動が長期化されることが見込まれることから、自衛隊法に基づき、即応予備自衛官に対し、災害等招集命令を発するための内閣総理大臣の承認を頂きました。これを受け、私から即応予備自衛官に対する災害等招集命令の実施と受け入れに関する行動命令を発出いたしました。即応予備自衛官の招集は平成23年の東日本大震災及び平成28年の熊本地震の際に行って以来、三回目となります。即応予備自衛官については、中部方面隷下に登録されている者に対し、当面、約300名を招集し、主として被災された方々への生活支援活動を行う部隊において、活動に従事していただくことを考えております。防衛省・自衛隊としては、引き続き、人命救助活動を行いつつ、避難所での生活等を余儀なくされている被災者の方々に寄り添ったきめ細やかな生活支援活動を全力で行っていきたいと思っております。

2 質疑応答

Q:依然として90人以上が行方不明になっております。災害の対策の長期化も予想されますが、今回の新しい態勢でどのように臨んでいきたいと思われますでしょうか。

A:まだ行方不明の方がいらっしゃいますので、警察・消防と協力して現地でローラー作戦等を行い、一日も早い救出のために全力を尽くしているということだと思います。また、同時に合わせて、避難所等で不自由な生活をされている被災者の方がたくさんいらっしゃいます。私どもとしては、給水、入浴支援、あるいは食料品当の輸送、このようなことをしっかりやっていきたいと思っていますし、特に今コンビニを含めて様々な物資が不足しているということもありますので、それぞれのニーズに細やかに、私ども対応して、できるだけの協力をしていきたい、そう思っております。

Q:関連になるのですが、今日、西村官房副長官が、5日夜の自民党の懇親会について、民報の収録の番組で陳謝しました。改めて、あの日の夜についてどのようにお感じになりますでしょうか。

A:私どもとしましては、災害が予想されますので、防衛省としましては、各自治体に連絡員を派遣し、そしてまた情報収集を行っておりました。夕方まで様々な情報を受け、そして、確か深夜未明だと思いますが、災害派遣要請があったので、それに対応するようにという指示をさせていただきました。私は、宿舎が待機場所でありますので、宿舎で待機をしておりまして、集会所で会合があるということで、顔を出して、御挨拶をしたということであります。ただ、連絡体制をしっかり取っておりましたし、特にこの問題に対して対応が遅れたとか、そういうことはないと思います。なお、翌朝、6日の朝ですが、中部方面総監部に行きまして、災害の状況を私自身が確認をし、そして、その後、部隊に対してしっかり対応するように指示をして、また東京に戻り、そして災害対策本部に出たという、そういうスケジュールで、発災当時もしっかり対応していると思っております。

Q:即応予備自衛官の方々は、都道府県で言うとどこで活動なさることになりますか。

A:招集は中部方面のエリアの即応予備自衛官を招集しますが、その対応については、特に被災が大きい広島の駐屯地を中心に、そこに所属していただいて、主に生活支援をしていただくということになると思います。

Q:これ既に招集命令は出されて、もう活動も今日から始まるというような。

A:まず、つい先ほど、17時51分でしょうか、総理大臣から承認をいただきましたので、私の方としては、直ちに招集をお願いするということになると思いますが、既に連絡等は取っております。実際には、明日から招集で部隊にきてもらい、そこで命令を出すと。一人一人にお渡しすることにすることになると思います。

Q:規模はどのくらいに。

A:まずは300名態勢で対応していきたいと思います。熊本地震もその規模から始めたというふうに報告を受けております。

Q:今回、即応予備自衛官の招集が必要だと判断された理由は一番大きいのは。

A:災害が長期化するだろうということ、そうなりますと当然自衛隊員がしっかり対応しますが、特に即応予備自衛官、日頃現地で生活をしている、地の利も明るい方々でありますので、こういう方々に生活支援等の対応をしていただくことも重要かと思い、今回は即応予備自衛官の招集ということでお願いをすることになりました。

Q:先ほどの「赤坂自民亭」の件ですけれども、連絡態勢とかに不備はなかったということなのですが、災害の当日に、お酒を飲んでいたところを写真がツイッター上なんかに載ったことに対する批判というのも、その点についてはどのように。

A:私も、当然遅れて入りましたし、集会所で集まっているということで、行ってご挨拶をしたということであります。集合写真ということで私も一緒に写ったということですが、特にそんなにたくさんお酒を飲んでいるという印象はありませんでした。それがネット上で出るということに関しては、出された方がその判断をされたのだと思いますが、先程お話を聞くと、西村副長官でしょうか。謝罪をされたということでありますから、今、被災をされている方々のことを考えれば、その表現ぶりとかに関しては、注意すべき事なのではないかと思います。

Q:今日、総理が現地に入られて視察をされておりますが、今後、大臣が現地に入られるご予定は今のところは。

A:今、総理が現地を確認していただいておりますし、私の役目というのは、総理が現地に入り、そして現地の状況を聞いて、私どもに自衛隊としての対応の指示があると思いますので、それを部隊にしっかりと伝えていくということでありますが、当然ある程度、支援、その他の状況がしっかりできるような状況、落ち着いた段階の中で現地に行って、隊員等にしっかり激励をしていきたいと思っております。

(以上)

ページの先頭へ戻る