防衛大臣記者会見概要

平成30年6月12日(09時31分~09時37分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:昨日の米軍F-15の墜落事故について、新たな情報等、米側から報告があれば教えて下さい。

A:昨日、沖縄本島南部で発生した米空軍嘉手納基地所属のF-15C戦闘機の墜落について、米側からは、今後、調査委員会が事故発生までの事実関係を詳しく調査し、事故原因を究明する。第18航空団が運用、整備、安全確保のための手順を部隊関係者と見直す間、一時的に嘉手納基地のF-15の訓練飛行を中止する。との説明を受けております。いずれにしましても、防衛省としては、米側から情報を得られ次第、沖縄県をはじめとする関係自治体に対し、速やかに御説明させていただきたいと考えております。

Q:沖縄の辺野古移設について伺います。工事の進捗状況等、進展がありましたら教えてください。

A:埋立工事の具体的な実施時期については、今後の護岸の概成状況、気象・海象の状況等を踏まえる必要があることから、現時点において、確たることを申し上げることは困難です。いずれにしましても、防衛省としては、一日も早い普天間飛行場の移設・返還を実現するため、関係法令に基づき、自然環境や住民生活にも最大限配慮しつつ、辺野古移設に向けた工事を着実に進めていく考えです。

Q:まもなく米朝首脳会談が始まります。防衛大臣として、この会談で期待する成果等ございましたらお願いします。

A:本日、シンガポールで行われる米朝首脳会談については、現地時間で9時、日本時間で10時より開催されると承知をしております。わが国としては、米朝首脳会談を、拉致問題、核・ミサイル問題が実質的に前進する機会にすることが大切と考えております。特に、核・ミサイル問題については、この会談を通じて、北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での廃棄の実現に向けた具体的な行動を引き出していくことが重要と考えております。なお、昨日の安倍総理とトランプ大統領との電話会談では、米朝首脳会談に向けた方針について更に綿密なすり合わせを行い、日米、日米韓で基本方針について完全に一致していることを改めて確認をしております。 いずれにしましても、わが国としては、米朝首脳会談において、拉致問題、核・ミサイル問題が前進し、同会談が、北東アジアの平和と安定に向けた大きな一歩を踏み出す歴史的な会談となることを期待しております。これから行われる米朝首脳会談をしっかりと見守りたいと思っております。

Q:今回の会談で、北朝鮮の非核化に向けた具体的な行動というのは引き出されるというふうにお考えでしょうか。

A:私どもとしては、それを期待しております。

Q:米軍F-15の飛行停止なのですけれども、これはいつからいつまでの期間、飛行を実質的に停止するのでしょうか。

A:具体的な期間については、まだ説明を受けておりませんが、いずれにしても、今回、一時的に訓練飛行を停止し、その間に十分な整備、そして、手順の確認等をするという報告は受けております。

Q:関連なのですけれども、F-15の事故そのものもそうなのですが、地元では早朝の訓練に反発の声が上がっています。今日も6時過ぎにF-22×8機が離陸していますが、こういった地元の声についてどのように考えていますか。

A:私どもも、嘉手納基地においてどのような航空機が飛行しているかというのはモニタリングをしていると思います。いずれにしても、地域の声を聴きながら、しっかり米側には伝えていきたいと思っております。

Q:米朝の関係ですが、この米朝の会談の期間中、あるいは会談後、北朝鮮のミサイル対応、警戒監視というのはこれまで通り続けるということでしょうか。

A:私どもとしては、今までの北朝鮮の過去の事案を考えれば、決して米朝会談が進み、そして、一定の約束が仮にあったとしても、具体的な行動がしっかり確認できるまでは気を許すべきではないと思っております。現在も、まだ北朝鮮は何も約束をしているわけでもありませんし、具体的な行動を取っているわけでもありませんので、私どもとしては、引き続き警戒監視の態勢は取り続けていきたいと思っております。

Q:今回、朝鮮半島の非核化や、朝鮮戦争の終結といった大きなテーマが取り沙汰されていますけれども、日本が求める短距離・中距離ミサイルというところまで話が及ぶというふうに考えていますでしょうか。

A:日米、日米韓の間では、当然、この弾道ミサイルの問題、これは短距離を含むミサイルの問題が重要な課題と認識しておりますので、私どもとしては、短距離も含めた弾道ミサイルの廃棄も求めていきたいと思っています。

Q:北朝鮮は、複数の国営メディアを通じて、日韓GSOMIAの廃棄を求めてきましたが、こういった北朝鮮の要求に対する対処方針、あるいは韓国とどのようなすり合わせを行っているのかお願いします。

A:まず、そのような報道があることは承知しておりますが、少なくとも、日韓GSOMIAは、両国にとって大変重要な役割を果たしていると思っておりますので、私どもとしては、今後もこの枠組みを活用しながら、地域の安全を保っていきたいと思っております。

(以上)

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