防衛大臣臨時記者会見概要

平成30年6月2日(16時30分~16時35分)(日本時間)

1 発表事項

 先程、フォン・デア・ライエン独国防大臣と日独防衛大臣会談を実施し、日独防衛協力、そして、地域情勢について意見交換を行いました。私から、ライエン大臣の再任に対してお祝いを述べさせていただいた後、北朝鮮問題について、私から、米朝首脳会談を、核・ミサイル、拉致問題が実質的に前進する機会とすることが重要であり、また、北朝鮮は政策を変えつつあるが、北朝鮮が具体的な行動をとるまで、制裁の手を緩めてはならない旨強調いたしました。そして、この問題についてはドイツと協力していきたい旨述べました。また、その他、日独防衛協力・交流についても、NATOを通じた協力を含め、協力関係を強化していくことで一致したと思っております。

2 質疑応答

Q:北朝鮮問題について、日本からドイツと一緒にやっていきたいということでしたが、ドイツからどのような発言がありましたでしょうか。

A:昨年、北朝鮮による核実験があった直後、ドイツのライエン大臣と電話会談を行いましたが、ドイツは非常に強い口調で北朝鮮に対して非難をしてくれました。私どもとしては、NATO、そしてEUの中心国家でありますドイツと協調することによって、北朝鮮問題が東アジアだけではなく、ヨーロッパを含めた国際的な取組み、そして国際的な北朝鮮に対しての圧力を高めていく一助になればと思っております。

Q:トランプ大統領が北朝鮮に対して、いずれ経済支援をすることになった場合、お金に関しては、韓国あるいは中国、日本が出すだろうと、そしてアメリカは出さなくていいという発言をされていますが、この発言に関して率直にどのようにお感じになりましたでしょうか。

A:北朝鮮が具体的に何かを約束するとか、約束を実行するという過程には至っておりませんので、いずれにしてもそのような形が進んでいくという中で、各国が北朝鮮に対してどのような対応をとるかということを決めていくことだと思いますし、また、今月7日に日米首脳会談が行われますので、首脳間で議論をされることなのだと思います。

Q:先程の日本とフィリピンの防衛大臣会談のお話しになるのですが、UH-1Hの部品供与の意義を教えてもらえますか。

A:フィリピンは、自国で南シナ海を含めたしっかりとした監視体制を作りたいという意思を持っております。そういう意味で、先般のTC-90を自衛隊から供与した中で、これが有効に機能してフィリピン自体が警戒監視でこの航空機を使っております。また、今後UH-1Hは日本の自衛隊ではそろそろ運用が終わるものでありますが、まだ有効な部品がたくさんございますので、フィリピン政府の要請をたくさんいただいた中で無償提供をして、フィリピンの政府として自国で南シナ海を含めた警戒監視の能力を高めていくということに役立てば、南シナ海そして、東アジアの安定にも寄与するものではないかと思っております。

Q:防衛装備品と技術移転の協定を日独で結んでおられると思うのですが、今日はこの中身の話はされたのでしょうか。

A:私どもとしては、防衛装備の協力もありますが、日本が、今後、急速に能力を高めていきたいサイバー分野での能力向上、これは先般日独でのサイバー分野の交流について合意をしたところですが、特に、先般、エストニアのタリンに行きましたが、これはNATOのサイバーのさまざまな活動あるいは演習に日本も参加する中で日本の能力も高めていきたい、そのような一環で、こちらから、日独、NATOとのサイバー分野での協力関係の構築について依頼し、先方からは快い返事がありました。

Q:具体的に、その見通しとかという話のところまでありましたか。

A:NATO全体での議論ということになりますから、ドイツも後押しをしてくれるという約束をいただきました。

(以上)

ページの先頭へ戻る