防衛大臣記者会見概要

平成30年4月13日(09時02分~09時13分)

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:日報問題に関してですが、新たに省内で分かった事実があれば教えてください。

A:まだ新たな事実は私のところに報告が来ておりません。

Q:日報問題で、昨日国会での指摘もあったかと思うのですけれども、大野調査チームが調べていることを理由に事実関係に関しての回答を控えるというケースが多くなっていますけれども、これによって逆に事実の解明が遅れているのではないかと思うのですけれども、そういった御認識は大臣にはございますか。

A:私どもとしては、昨年の南スーダンの日報で特別防衛監察が行われ、結果的に4、5カ月で何も出なかったということがあります。私どもとしては、なるべく早く事実を確認し報告したいと思いますが、やはり関係者からの聞き取り、あるいは関係者のそれぞれの言い方がどのような形でつながっているか確認することがかなりありますので、それを今、丁寧にやっているということだと思います。

Q:その他のことに関しては迅速に開示される大臣の姿勢と、大野調査チームの範囲との矛盾をきたしているような気もしますけれどもいかがですか。

A:例えば、新しくこういう日報が見つかりましたという事実については、私どもはわかり次第速やかに公表するのですが、今回、大野チームに関しては、3月27日の文書が確認されたのにも関わらず、当時の稲田大臣まで上げなかったということ、これは、知っている人の範囲、それから上げなかった様々な経緯、それぞれの聞き取りと、どういうことが重なったのかということを複層的に確認をしないといけない作業になります。今、鋭意急がせておりますが、やはり正確な形で私ども公表させていただき、そしてまた、当然これに向けて国民の皆さんから色々ご質問があるかとは思いますが、それに丁寧に答えていくことなんだと思います。

Q:去年の「日報」一元化の対応の中で、防衛装備庁が漏れていたと一部報道がありますが、事実関係はどうでしょうか。

A:これは、一元化をするという作業を受けて、その後、文書管理の細則を作ってそれぞれやるということになると思います。その中で装備庁が文書管理の細則を作っていないということですので、言ってみれば十分な認識が装備庁はなかった可能性があります。これを含めて今回、4月6日に特別訓示を行って、7日の通達で装備庁が内部をしっかり調べているということになっています。今のところ、新たな文書ということで私のところにはまだ報告は来ておりません。しっかり対応していきたいと思っております。

Q:大野チームの調査ですけれども、今月半ばを目処ということだったと思いますが、この終了の時期の目処などはいかがですか。

A:今月半ばは、イラクの「日報」の開示・不開示をした後に、14,000ページのものを公開するというのが、今月半ばという目安でお話をさせていただいております。

Q:大野チームの調査の目処、報告の時期についてはどうでしょうか。

A:まだ、私どもはっきりお伝えできる状態ではないと思います。とにかく早くこの問題については、しっかり調査をして、そして、その結果に基づいて、適正に対象者に関しては、処罰を含めてしっかり対応していきたいと思うのですが、やはり全体をしっかり把握するのにそれなりに時間がかかると思います。

Q:この間、「日報」に限らず、森友・加計と、いわゆる政権の文書そのものの扱いに対する姿勢自体が問われていると思うのですけれども、閣僚の御一人として、現在、政府の姿勢と置かれている状況をどのように御覧になっていますか。

A:まず、私は防衛省を管轄する担当大臣になりますので、このような海外の活動における「日報」というものを、やはり情報開示請求に速やかにこれから答えられるようにするためには、一元化をして、そして、その中でしっかり情報公開の請求があった場合、あるいは国会からの御要請があった場合には、すぐにこれがありますということで、報告することが役割だと思うので、これを一つの反省として、しっかりその体制にしていきたいと思っています。

Q:大野チームの調査結果の時期なのですが、委員会では今国会の会期中という趣旨だったと思うですが、いかがですか。

A:これは、調査がちゃんと終わらないと、正確な様々な関係がはっきりしないと、当然不確かなことで公表することは決してあってはならないことだと思います。ただ、私どもとして、もう一つの役割というのは、これを早く事実関係を確認した上で公開をして、特に今回の問題というのは国会からの資料要求、あるいは国会からの質問、あるいは情報公開請求ということで、問題になっているわけですから、当然その方々には、なぜこうだったかということをお伝えしなければいけません。そういう意味ではやはり国会会期中の中で私どもは早く作業するということは、一つの最低限の調査の報告の時期だと思っております。できれば、もっと早く出したいと思いますが、全体の関係を聞き取りして、本当にこの人とこの人が言っていることが合致するのであれば、あとは状況証拠で納得できると思うのですが、様々な証言が正確にかみ合っているか、そういうことを調査していくことは一定の時間がかかると思います。

Q:一定程度の聞き取りはしていると思うのですけども、合致していない部分があるということですか。

A:まだ私は結果を聞いておりませんのでわかりません。ただ、ほぼ連日のように会議を開いてやっているという報告だけは受けております。

Q:合致していればすぐに出せる状況であるということですか。

A:それもわかりません。というのは、あまりに合致していたら、それはそれでそうなのかというのがありますし、それに、ちゃんと基づく何らかの証拠があるのかとか、そういうことでまとめないといけないので、指示を出したのが4月4日ですから、それからチーム構成を作ってやっていく、聞き取りをやっていく、私は決して、今やっている作業が遅れているとは思いません。かなり精力的にやっていく中で、やはり時間がかかります。

Q:そもそも軍事組織の日報が行政文書に当たって、それが情報公開請求の対象になっているということ自体、日本の特殊性だとは思うのですが、このこと自体については、大臣どういうふうに思われますか。

A:情報公開という一つの制度の中で定められております。私どもとしては、その中で、開示・不開示ということで、よく御指摘頂く「黒塗り」とすることに関しては、本当に申し訳なく思うのですが、やはり、プライバシーの保護や、あるいは外国からもらった情報が書かれているとか、あるいは自衛隊の運用に係る問題については、やはり不開示いう形で対応させていただくということだと思います。いずれにしても、法制度の中で情報公開が位置付けられている以上、それに従って自衛隊を運用していくということだと思います。

Q:日程の関連でお聞きしたいのですが、国会答弁で20日までにきちんと集めるとお話していると思うのですが、来週20日までに何をどうすることを目指しているのか、もう一度確認させて下さい。

A:来週20日までに自衛隊の海外で活動した過去の「日報」等の定時報告、いわゆる「日報」ですが、これに関して統幕に一元化集約をして、リストにします。それを公開させていただくので、それを見た方が、これを開示してほしいとか、この資料が欲しいとか、速やかに対応するということなので、今まで、こういうのはありますか、例えばイラクに関するもの全てと言われると、これを公開するのにどこを調べて何を出すんだということで、大騒ぎになります。実は、これを国会要求の中で、今日中にと言われたときに、対応する担当部署は、今日中にイラクに関するもの全て、しかも25万人いる組織で300の基地がありますから、これをどう集めるか、非常に困ります。ある面では、ちゃんとこの公開に対応するために、まずあるものをしっかり差し出して、そしてお示しをして、これをくれと言っていただければ、すぐに公開に対応できますので、今回の一連の情報公開の作業の中で、やはり一つの発生点として、こういう集約をしていこうと思っております。

Q:イラクの「日報」については、集約し次第開示する、国会議員の方にも説明なさるという方針だろうと思うのですけれども、時期的には20日より後になるという理解でいいのですか。

A:開示・不開示作業は、なるべく今月中旬ということでやっていきます。

Q:20日までに、その後、さらにまた別のところが見つかったりすると、結局手続が二度手間になると思うのですけれども。

A:そこは、なぜ遅れたかということを担当部署に厳しく言う中で、またリストに加えて、こういうことが新しく加わりましたということで、この作業というのは、一つは過去のものを集めるということですが、もう一つは、これから同じように海外における活動の「日報」等が現に作成中であれば、それは、当然そこに加わってきますので、常に更新されるということなのだと思います。

Q:イラクの「日報」に関しては、開示時期の目処は立ったのでしょうか。だいたい来週早々でしょうか。

A:私としては、今月中旬と言っておりますので、そんなに遠くないうちだと思います。ただ、国会対応と開示・不開示の作業を同時並行で、しかも各党への説明とか、連日、職員頑張っていますので、その物理的な制限もありますが、私どもとしては、なるべく早く、そして、こういうものだったのだということを見ていただいて、その上で、やはりこの一連の流れというのがどうだったのか、これも一つの大事な検証の過程だと思います。

以上

ページの先頭へ戻る