防衛大臣記者会見概要

平成30年3月2日(08時38分~08時42分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:防衛大綱に関連したお伺いいたしますけれども、自民党の方からは、5月にも政府に対して提言を出すという動きがありますけれども、防衛大綱・中期防に向けて、現在の政府の検討状況とスケジュール感についてお願いいたします。

A:党内で行われている検討や議論の内容逐一について、政府の立場からコメントすることは差し控えさせていただきます。防衛計画の大綱については、北朝鮮が、これまでにない重大かつ差し迫った新たな段階の脅威となっているなど、わが国を取り巻く安全保障環境が、現在の防衛大綱を策定した際に想定したよりも、格段に速いスピードで厳しさを増し、今や、戦後、最も厳しいと言っても過言ではない、という認識のもと、「中期防衛力整備計画」が来年度で期限を迎えることを踏まえ、新たな「中期防」の策定と併せ、本年末を目指し見直しを進めて行く考えであります。現時点では、この状況であります。

Q:年末、一つのメドということですけれども、夏の概算要求のタイミングというのは、何か発表する時期ということになるのでしょうか。

A:いずれにしても、大綱は今年中に作るということになりますが、来年度の予算要求の中に、当然反映させていくことになると思います。どのようなスケジュール感でやって行くかということに関しては、まだ、決まっているわけではありません。

Q:中国の国営企業が、原子力空母の建造計画を発表しましたけれども、地域の安全保障環境に与える影響などについて、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

A:御指摘の報道については承知をしております。その上で申し上げれば、私どもとしては、中国は、継続的に高い水準で国防費を増加させ、海上戦力を含む軍事力を、透明性を欠いたまま広範かつ急速に強化しつつ、周辺海空域等における活動を急速に拡大・活発化させております。空母に関しては、中国が保有する初の空母となった「遼寧」の太平洋進出を含む訓練を継続させるとともに、国産空母の開発などを推進しており、これにより、より遠方の海域において作戦を遂行する能力を着実に構築しているものと考えます。私どもとしては、引き続き、空母も含め、中国の軍事動向について、防衛省として、強い関心を持って注視していきたいと思っています。

Q:SM-3ブロックⅡAについてお伺いしたいのですけれども、一部報道で、アメリカ政府が発注した分について、レイセオンが引き渡しを停止したという報道がありますけれども、これについて、アメリカ側から何かしら報告なりありますでしょうか。また、この前の失敗した原因について、更にわかったようなお話はありましたでしょうか。

A:今般、米国政府へ引き渡しが停止されたと報道があった契約は、イージス・システムとSM-3ブロックⅡAやレーダー間の連接が適切に行われることを確認する「統合試験」に使用するため、米国政府が2016年度予算で発注したSM-3ブロックⅡA、計17発の製造契約であるということであります。この報道について、米国のニュースサイトによれば、米国ミサイル防衛庁長官は、「米国企業に対してSM-3ブロックⅡA製造プロセスを停止するよう要請したということはない」旨回答したものと承知をしております。なお、試験の結果については、今、分析中だと報告を受けております。

以上

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