防衛大臣記者会見概要

平成30年2月13日(09時23分~09時38分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:先週月曜日に発表されました武器防護の昨年の実施実績について、二問質問させてください。一問目は、発表前の政府内の手続きについて確認させてほしいのですけれども、立憲民主党の逢坂誠二代議士の質問主意書に対する答弁書で、武器等防護の実施実績について、大臣が国家安全保障会議に報告したという答弁書が出ておりますけども、当日私が電話で担当課に取材した際にNSCは開かれていなくて、小野寺大臣から総理に報告したという回答を受けました。実際に当日どのような手続きが行われたのか、正確なところを確認させてください。

A:昨年実施しました警護任務の内容については、本来、NSC四大臣会合を開催したうえで、「運用指針」に基づく報告を行うことを考えておりました。しかし、2月5日の陸自・目達原駐屯地所属ヘリAH-64Dの墜落事故に緊急に対応する必要があったため、同会合は開催されませんでした。これを受けて、同日、私から、昨年実施した警護の結果について、国会安全保障会議議長たる内閣総理大臣に対して、書面により報告することをもって、NSCへの報告としたものです。

Q:二問目が今回の情報公開のあり方についてお聞きしたいのですが、今、大臣からも説明がありましたとおり、当日は、AH-64Dの墜落事故があり、各社報道対応でてんやわんやの状況の中で、夜中に紙1枚だけ配られ、ブリーフも何もない発表の仕方だったのですが、武器等防護の運用指針は、運用状況について「適切に情報の公開を図る」と書いているのですが、今回の発表のあり方が、適切な情報公開だったかどうか、大臣のお考えをお聞かせください。

A:今回の公表は、国家安全保障会議への書面による報告の後、国民の皆様へ適切に説明責任を果たすとの観点から、可能な限り速やかに公表したところです。公表内容としても、今後の米軍等の活動に影響を与えるおそれのない範囲で、警護対象、警護主体、件数、「我が国の防衛に資する活動」の別について、米側と調整の上、可能な限りの情報を公開したものであり、適切な情報公開であったと考えております。

Q:そうすると、逢坂議員への質問主意書への回答は違う内容ということになるのでしょうか。

A:いえ、これは同じ内容だと思います。

Q:NSCへの報告はいかがですか。

A:今回については、私から国家安全保障会議議長たる内閣総理大臣に対して書面による報告をするということをもって、NSCへの報告とさせていただきました。

Q:本日、名護市の渡具知新市長が上京しておりますが、大臣はお会いになる予定はありますでしょうか。

A:渡具知市長が上京されるという報道は承知していますが、現時点で防衛省を訪問される予定はありません。

Q:先日、大臣は、一日でも早くお会いして、再編交付金について協議したいという趣旨の話をされていたと思うのですが、今回、お会いにならない理由はありますでしょうか。

A:これは、報道でありますが、今回、渡具知市長が上京されるのは、選挙に関する様々な御礼と伺っていますので、何か政府関係との協議というふうには伺っておりません。また、機会を捉えて、今度は、市長として政府に対して様々な要望活動に来られる場合には会う機会もあるのではないかとは思いますが、今回については、予定は特に入っていないということです。

Q:市長サイドから、今日お会いになりたいというような要望みたいなものも入っていなかったということですか。

A:入っておりません。

Q:米軍の関係についてお伺いしますが、一部米国の報道で、米国が強襲揚陸艦を中心とした打撃群を強化するという報道がありましたけれども、東アジア、佐世保基地を拠点に、新たに部隊を編成するという話もありますが、防衛省として把握している事実関係と、米軍との調整状況をお願いします。

A:御指摘の報道については承知していますが、米政府内部の検討状況について、逐一コメントすることは差し控えさせていただきたいと思っています。その上で申し上げれば、わが国を取り巻く安全保障環境は厳しさを増す中、日米同盟の抑止力は一層重要だと思っております。防衛省・自衛隊としては、引き続き、いかなる事態にも対応することができるよう、緊張感をもって、必要な対応に万全を期すとともに、米国との間でしっかりと政策のすり合わせを行い、緊密に連携していく考えであります。

Q:冒頭のNSCの報告の関係ですけれども、何故、駐屯地で起きた事故があって、報告が出来ないという状況なのに、NSCをずらしたりとか、別のタイミングでということを考えずに、その日にこだわったのかという、タイミングについて教えてください。

A:それは米国との調整がついて、NSCができるタイミングになったものですから、なるべく早く公表したいと思っておりましたが、ちょうど、今回のヘリの事故がありましたので、そういう意味ではなるべく早く公表ということと、そして、実際その事態に対応しなければいけないということを勘案して、今回はNSCの議長であります総理への書面の報告ということで、御了解いただいたということになりました。

Q:北朝鮮関係についてお伺いします。米国のペンス副大統領が、ワシントンポスト紙のインタビューで、「北朝鮮が望めば、我々は対応する」という発言をされました。これに関する受け止めをお願いします。

A:これは米国の報道ということでありますので、正確にどのようなお考えか、報道の中で私どもコメントもできないと思いますが、少なくとも、ペンス副大統領が日本に来られて、その際、総理を含めて議論する中で、やはり日米韓三ヶ国の連携が必要だということ、そして、北朝鮮の核・ミサイルの政策を変えさせることが圧力の目的だということ、このスタンスは変わっていないと思っております。

Q:平昌オリンピックと前後して、北朝鮮の高級代表団が訪韓して、文在寅大統領と金与正氏との面会も行われました。この一連の会談等について、大臣はどのように御覧になりましたか。また、文大統領が訪朝ということに言及したことについては、どのように御覧になっていますか。

A:当然、オリンピックは平和の祭典でありますので、平和なうちに平昌オリンピックが成功されること、これは私ども等しく願っていることだと思っています。他方、北朝鮮が、もしこれを政治的に利用し、そして、何らかの今の国際的な圧力を弱めようという意図があるのであれば、これに乗ってはいけないのだと思っております。私どもとしては、核・ミサイル、日本にとっては拉致問題、この問題の抜本的な解決が様々なことの前提、基本だという考えには変わりません。

Q:昨日、散歩中の安倍総理とジョギングをしていた小野寺大臣がばったり出くわしたということでお聞きしているのですけれども、紹介できる範囲で具体的なやりとり、詳細についてお願いします。

A:土日は、私は佐賀に行っておりまして、昨日一日、暖かい日でありましたので、少し体を動かしたいと思い、警護官と一緒にジョギングをしておりました。その際、たまたま散歩されている一団がありまして、警護官の方から「総理の警護官ですよね」という話で、そして、追い抜く時にさすがに御挨拶はしないと失礼かと思い御挨拶したというのが経緯であります。

Q:沖縄県のオスプレイの部品の落下なのですけれども、その後、報告が遅れた経緯などについての説明は米側からありましたでしょうか。

A:今回の部品の落下については、公共の安全又は環境に及ぼす可能性がある事件・事故ということで、日米合同委員会合意に基づいて、日本側に通報されることとなっておりますが、これがされていなかったということ、このことは米側には確認をし、現在、まだ正確な形で日本側に説明はないというふうに報告は来ております。

Q:その件について、抗議されるお考えというのはありますでしょうか。

A:どのような経緯で日本側に通報がなかったかということは、確認をしているということです。

以上

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