防衛大臣記者会見概要

平成30年2月9日(08時46分~08時53分)

1 発表事項

 本日の閣議におきまして、「防衛省設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案」の国会提出について、閣議決定されました。この法律案は、平成30年度予算に関連した措置を講ずるため、防衛省設置法及び自衛隊法を一括して改正するものであります。次は、佐賀県への訪問についてです。今般の陸上自衛隊ヘリコプターの墜落事故を受けまして、明日及び明後日の日程で佐賀県を訪問し、地元の関係者とお会いする予定です。今回の事故では、国民の命と平和な暮らしを守るべき自衛隊が、住民の方々の安全を脅かし、多大な被害を生じさせたことは極めて遺憾であります。事故当日に大野防衛大臣政務官を現地に派遣して謝罪させていただいたところではありますが、私自身、大臣として、直接謝罪に伺い、現地の状況も確認したいと考えております。昨日までの捜索において、放射性物質クリプトン、トリウムを用いた4個の部品全てが発見・回収されました。また、現場の放射線量を改めて測定し、周辺地域と同等で問題のない数字であることを確認しております。フライト・レコーダーについては、本日、機体の製造会社である国内メーカーに引き渡され、損傷の程度を評価した上で、国内メーカー又は外国メーカーにおいて、解析を進める予定であります。また、事故後、3自衛隊の全てのヘリコプターの点検について、昨日までに全機の点検を終了したという報告が来ております。

2 質疑応答

Q:昨日、北朝鮮が軍事パレードを行い、「火星15」と自称するミサイルのような物を公開しました。現時点で、防衛省として分析・把握されていることがあれば、御紹介いただけませんか。

A:軍事パレードの報道については、承知をしております。詳細については分析中ですが、放映された内容を見れば、今回の軍事パレードは、昨年発射が確認されました弾道ミサイルと同型と見られる弾道ミサイルが4種類登場したものと思っております。昨年2月及び5月に発射された、固体燃料を使用した地上発射型弾道ミサイル「北極星2」型、昨年5月、8月及び9月に発射された、IRBM級弾道ミサイル「火星12」型、昨年7月に2度発射された、ICBM級弾道ミサイル「火星14」型、昨年11月に発射されたとみられる新型のICBM級弾道ミサイル「火星15」型などが登場したと承知をしております。また、これ以外にも、小型のミサイルと推定されるものが、1つの車両に2基搭載された状態で登場したと承知をしておりますが、詳細については分析中であります。今回の北朝鮮による軍事パレードの意図・目的については、わが方から断定的にお答えすることは差し控えますが、いずれにしても、今回登場した弾道ミサイルを見ますと、弾道ミサイルを誇示する姿勢が見られ、核・弾道ミサイル開発のための活動を継続する姿勢に依然として変化は見られないということ、これは断じて容認できるものではないと思っております。引き続き、今回の軍事パレードに登場した各種兵器を含め、北朝鮮の軍事動向について、米国・韓国等と緊密に連携しながら、必要な情報の収集・分析、警戒監視に全力を挙げてまいりたいと思っております。

Q:平昌五輪の直前に軍事パレードが行われまして、平昌五輪にわざわざ北朝鮮の政府高官も送り込んでいますけれども、そういった北朝鮮の相反する対応というか、そういった点についてはどのように分析されていますか。

A:平昌五輪開会式の前日に創建、軍を創った記念日を、ある面では新しく変更させた形での式典、そして、パレードを行うということ、これはやはり平昌五輪を意識したものであると私自身は感じております。

Q:イージス・アショアの導入費を含んだ補正予算案が可決しましたけれども、改めて、配備する場所について、どのように絞り込んでいくのかという考え方を教えていただけますか。

A:アショアの適地については、様々な電波状況、あるいは周辺の住民を含めた地域の様々な状況や、かなり事前に調査をするべき課題があると思います。各種調査を勘案した上で、私どもとしては、今後地質調査に入る場所を適切に決めていきたいと思っています。

Q:6日に北方領土でロシア軍が軍事訓練を実施しました。日露では、首脳外交が進む中で、ロシアが北方領土でこうした軍事的な行動を取ることで、日本の安全保障環境に与える影響をどのように評価されますでしょうか。

A:ちょうど6日というのは、日本においては、北方領土の日の前日ということになります。このタイミングにおいて、これはロシア側の発表でありますが、北方四島及び千島列島において対テロ演習が開始され、国後島での訓練も行われたほか2千人以上の軍人やヘリコプターが参加して、今週末まで続けられると承知をしております。この演習については、外交ルートを通じて、外務省からロシアに対して、わが国の主張と立場と相容れないということで遺憾の意を表明したと承知をしております。私どもとしては、引き続き北方領土を含めた極東地域におけるロシア軍の動向について注視をしていく所存でございます。

Q:佐賀ではどなたにお会いになる予定でしょうか。

A:佐賀では、県知事、あるいは神埼市長、関係自治体等に直接お会いしてお詫びをする予定にしております。

Q:被害に遭われた方にもお会いになる予定ですか。

A:私どもとしては、被害に遭われた方に直接お会いをして、謝罪をしたいと思っており、可能であればお会いして、謝罪したいと思っております。

Q:佐賀の関連で、知事に会われるということですけれども、オスプレイの関連のお話もされる御予定ですか。

A:今回は陸上自衛隊のヘリの事故についての謝罪でありますので、お詫びをしにまいります。

以上

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