防衛大臣記者会見概要

平成30年1月5日(11時23分~11時29分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:北朝鮮情勢を巡っては北朝鮮が南北会談に同意し、米韓合同軍事演習がパラリンピック後に延期される等、年始になり様々情勢が動いておりますが、こうした動きをどのように御覧になっていますでしょうか。

A:本年の「新年の辞」において、北朝鮮の金正恩国務委員長は南北の関係改善に積極的な姿勢を示す一方で、核弾頭及び弾道ミサイルの大量生産、実戦配備を進めていく旨言及したということは承知しております。また、米韓合同軍事演習に関しても様々な報道がなされているものと承知しております。この点、米ホワイトハウスは4日、トランプ大統領と文大統領との電話会談において、北朝鮮に対する圧力を最大限にする取組みを継続し、過去の過ちを繰り返さない旨合意したと発表しております。その上で、両大統領は平昌オリンピック期間と、米韓合同軍事演習が重ならないようにすることで合意したと発表していると承知しておりますので、基本は北朝鮮に対する圧力を最大限にする取組みを継続するということであると思っております。米韓二国間の合意事項に逐一コメントをすることは差し控えさせていただきますが、北朝鮮が核・ミサイル開発を継続する姿勢を崩していない中で、わが国としては、引き続き、米国及び韓国と緊密に連携しながら、国際社会全体の北朝鮮に対する圧力強化という取組みを日米韓三ケ国で主導していくことが重要だと思っております。また、9日に南北の高位の会談が行われると報道されております内容については承知しておりますが、いずれにしても、わが国としては、米国及び韓国と連携し、北朝鮮に対する圧力を最大限に高め、北朝鮮の政策を変えさせていくことが重要であると考えております。基本は、この会談が会談のためにあるのではなく、北朝鮮の政策を変えさせていく、そのことにつながるものであると、私どもは注視しております。

Q:平昌パラリンピックが終わるまで、北朝鮮の挑発行動は起こる可能性が低くなったと見てよろしいのでしょうか。

A:これはわかりません。いずれにしても今回の合意については、まず、北朝鮮がしっかりとした政策変更を行う、あるいは様々な挑発行動を行わないということが、その前提の中での米韓の合意と私ども受け止めておりますので、むしろ北朝鮮の姿勢を注視していく、それが今回の基本ではないかと思っています。

Q:今年最初の閣議後会見ですが、今年、大臣が重点的に取組みたい課題、案件などを含めて、今年の抱負を一言お願いできますか。

A:まず、直面する課題としては、北朝鮮の核・ミサイルの問題は、しっかりとした防衛態勢を継続するということが大切だと思っています。北朝鮮は過去、累次対話のフェイズがあったり、あるいは様々な挑発的なフェイズがありますが、いずれにしてもその間も確実に北朝鮮は核・ミサイルの開発を継続しておりました。私どもとしては、警戒監視を弱めるような思いは全く持っておりません。また、中長期的課題でありますが、やはり防衛力の整備の問題、特に中期防については、来年度整備を行うこととなりますので、その計画を進めるということ、また、防衛大綱については、不断の見直しの中でどのような防衛力が必要かということを私ども検討していきたいと思っております。また、日米同盟をしっかりとした形にすることも大切ですし、沖縄の負担軽減を含めた地元の皆さんの声に耳を傾けていくことも大切だと考えております。

Q:北朝鮮について、去年の年末、年明けにかけて緊張が高まるという見解を大臣は示されていました。今、世界的に動きがあって、その頃とはフェイズが変わった、若しくは緩んだとお考えでしょうか。

A:いえ、それは全く考えておりません。北朝鮮は、随時、対話を行うような姿勢を示したり、あるいは挑発行動を採ったり、いずれにしても、一貫して北朝鮮は核・ミサイルをこれまでも継続して開発をしてきたことに変わりはありません。また、今回の米韓の合意の中においても過去の過ちを繰り返さないというフレーズがありました。これは、過去、北朝鮮が対話の姿勢を示し、国際社会が支援をする中で、結果として国際社会が騙され続けてきたということ、これは今回の米韓両国の首脳の中でも共通認識だと思っておりますし、私どもも同じ認識でありますので、北朝鮮が、核・ミサイル開発を、基本政策を変えるということ、これを注視していきたいと思っております。

Q:まだ緊張が高まっているとお考えですか。

A:緊張感は継続していると思います。繰り返しますが、北朝鮮は過去もそうでしたが、ある時は対話のフェイズを示すことがありましたが、結果として国際社会は騙され続けてきました。私どもとしては、しっかり検証可能な形で北朝鮮が政策を変えていくこと、これが大切だと思っております。

以上

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