防衛大臣記者会見概要

平成29年9月1日(09時28分~09時35分)

1 発表事項

 先ほど、首都直下地震を想定した「防災の日政府本部運営訓練」に参加しました。また、防衛省においては本訓練に連動して、「防衛省災害対策本部運営訓練」を実施したところであります。「防衛省災害対策本部運営訓練」は、首都直下地震発生後の想定のもと、防衛省幹部が参集し、自衛隊の活動状況の報告を受け、私の指示のもと、対応方針を決定するまでのプロセスを訓練しました。また、神奈川県小田原市で行われる「九都県市合同防災訓練」に自衛隊の各部隊が参加し、自治体との連携の強化を図ることとしています。私もこの後、小田原市に移動し、訓練の様子を視察いたします。防衛省・自衛隊は、今後発生が懸念され、甚大な被害が想定される首都直下地震について、最大限の勢力、約11万人をもって、関係府省庁や自治体と連携し、人命救助活動を始めとした救援活動に取組むこととしています。国民の生命・財産を守るため、このような防災訓練を通じて、平素から防災関係機関との連携の構築に努めてまいりたいと思います。

2 質疑応答

Q:先日29日に発射された弾道ミサイルについて、追加して技術的な追加事項があれば、また、特に3つに分離したと指摘されていたことについて、その後の分析状況についてお聞かせください。

A:今回発射された弾道ミサイルが実際に3つに分離したか否かといった飛翔状況の詳細については現在分析中であります。あくまで一般論でありますが、弾道ミサイルが3つに分離する可能性としては、様々な指摘がありますが、例えば、ミサイルが弾頭、ブースター、及びそれらの接合部分等の部品に分離する構造となっている場合、あるいは、意図しない形でミサイルが分解した場合、あるいは、今回は3つの航跡がレーダーで捕捉をされておりますが、ゴーストという可能性もございます。いずれにしても、これらが同じ場所、太平洋上に落下したということであります。日本に落下する危険はなかったということで、私どもとしては破壊措置をしなかったということになります。防衛省・自衛隊としては、今後とも分析を進めてまいりたいと思っています。

Q:現在、大分空港に駐機しているオスプレイですけれど、緊急着陸についてのその後の米側からの情報、また、今後のオスプレイの予定について把握していることがあればお願いします。

A:オスプレイについては、コクピット内の計器の表示を受け、安全を確保するために、今回は予防着陸をしたという報告を受けております。米側は一昨日から、整備員が機体の点検・整備を実施しておりまして、昨日19時ごろ機体整備のための人員とエンジン等の資機材を載せた米軍機KC-130が嘉手納基地から大分空港に飛来したということであります。本日、この整備を実施すると承知をしております。整備終了後、離陸の時期についてはまだ未定と聞いております。

Q:今緊急着陸して止まっているオスプレイは岩国でも白煙をあげていたり、あるいは6月にも伊江島の飛行場に着陸したりといったことが言われていますが、オスプレイの安全性についてどのように評価をしてらっしゃいますか。

A:今回、大分空港に予防着陸したオスプレイにつきましては、飛行機の番号から見ると過去の事例の機体と同じではないかと思っております。いずれにしても、飛行の安全については米側に繰り返し要請をしておりますし、先般の日米「2+2」においても、マティス長官に対して、直接私の方からこのことについて、触れさせていただきました。

Q:関連ですが、今のオスプレイの話ですけれども、オスプレイの型式そのものの安全性というより、米軍が過去に故障を起こしていたものをこのまま飛ばしていたということについて、安全軽視ではないかという声もありますが、その点について大臣はいかがお考えですか。

A:今回、むしろ飛んだ航空機の計器に表示が出たということで、予防着陸ということで事前に大分空港に着陸したと報告を受けておりますが、いずれにしても安全に十分注意をしていただきたいと思っております。

Q:北朝鮮の弾道ミサイルについて、韓国内では目標水域に届かずに失敗したという分析も出ていますが、日本の見方はいかがでしょうか。

A:私どもとしては、いずれにしても日本上空を通過したということ、そして、大変危険な行為であるということ、事前の予告もなかったということですから、私どもとしては、国際社会が一致して、このような行為を起こさせないように圧力をかけていくことが必要だと思います。

Q:南西地域の陸上自衛隊配備計画について伺います。概算要求で宮古島の大福牧場の代替地が決まらず、石垣市長が受け入れを表明していない中で、取得などの関連予算を計上しました。不確定要素が多い中でどのような判断のもと予算を計上したのでしょうか。

A:私ども、この南西地域に防衛省・自衛隊を展開して、日本の国土・国民を守ることは大変重要だと思っております。その上で、今回計上した経費でありますが、これは宮古島市、石垣市と事前に調整して計上したものではなくて、今後、地元の御理解を得た段階で遅滞なく施設整備を進めることができるよう、予め万全の措置を講じておく必要があるということでの計上であります。あくまでも、防衛省独自の判断として計上させていただきました。

Q:先ほどの北朝鮮のミサイルの話なのですけれども、意図しない分解であるとか、ゴーストであるとかいくつか挙げられましたけれども、実は意図して複数の弾頭があったとか、あるいはおとりなのとか、そういう可能性というのはあるのでしょうか。

A:これは、私どもまだ分析中であります。

Q:可能性としては排除されないのでしょうか。

A:これは、様々な可能性は当然あると思います。それも排除せず、分析していきたいと思っております。

Q:9月3日で内閣改造から1ヶ月経つわけですけれども、1ヶ月振り返って、自身の仕事ぶり、どのように自己評価されていますでしょうか。

A:評価は、国民の皆さんに、あるいはメディアの皆さんにしていただくことなのだと思いますが、もう1ヶ月なのかなという、就任してすぐに様々な事案が発生しましたし、北朝鮮のミサイル事案もありました。また、閉会中審査で国会に既に二度も行っておりますし、日々その日その日の様々な課題に全力で取組んでいるということであります。

Q:防衛省の立て直しという意味でも、今回、再登板ということになりましたけれども、国民の期待に応えられているというお考えでしょうか。

A:その判断は、国民の皆さんがすることだと思いますが、私は私なりに精一杯頑張っていきたいと思います。

以上

ページの先頭へ戻る