防衛大臣臨時記者会見概要

平成29年6月4日(12時18分~12時25分)(日本時間)

1 発表事項

 先ほど約25分間にわたって、マレーシアのヒシャムディン国防大臣と会談を行いました。私からは、マレーシアは南シナ海やインド洋を臨む、地政学的に重要な国であって、特に海洋安全保障分野における協力を重視している旨を述べつつ、能力構築支援、艦艇の寄港、防衛装備・技術協力等を通じた防衛当局間の協力を強化していきたい旨を述べ、ヒシャムディン大臣からは日マレーシア防衛協力のさらなる進展を歓迎する旨の発言があったところです。さらに私から、北朝鮮情勢また南シナ海の状況について懸念を表し、ヒシャムディン大臣との間で、「法の支配」の重要性を確認しつつ、地域の諸課題に連携をして対処していくということで合意をしたところです。また、ニュージーランドの国防大臣とも25分間にわたって会談を行いました。両国の防衛協力・交流や国際防衛政策について意見交換を行ったところです。ミッチェル大臣は、先月、国防大臣に就任をされたところでもあり、初の防衛相会談となりました。会談の中では、先月、真部防衛審議官がニュージーランドを訪問して、次官級の協議を実施したほか、昨年末にはニュージーランド軍のラグビーコーチが訪日するなど、二国間の様々なレベルにおける人材交流が積極的に行われていることについて評価をしたところです。また、艦艇や航空機の部隊間交流についても、昨年は特に海自艦艇等のニュージーランド主催観艦式及び多国間共同訓練への参加、ニュージーランド空軍機の訪日等が実現したところ、こういった協力をさらに進めて行くということで一致しました。ニュージーランドは、わが国にとって戦略的協力パートナーであり、防衛省としても引き続き両国間の防衛協力、また交流を強化していきたいと考えております。

2 質疑応答

Q:ニュージーランドとの間では、ACSAの話が出たのでしょうか。

A:具体的な詳細については差し控えますけれども、首相が来られた時に、この点について、さらに当局間で協議をするということでございましたので、そういう確認は致しました。

Q:この近くで中国の何雷(カ・ライ)氏と日本側の接触、会談があったようですけれども、昨日のマティス長官などにも中国側はかなり反発しているということもあります。これを踏まえて稲田大臣の中国に対する考えと、このシャングリラを経ての訴えたい日本側の立場等があれば教えてください。

A:今回のシャングリラ会合の、まさしくテーマであるところの地域における秩序の保護ということで、私もそのテーマでスピーチをしたわけですけども、この地域にとって将来にわたる平和と安定と繁栄の意味において、「法の支配」、そして秩序を守っていくということは非常に重要なことであろうと思っております。さらには北朝鮮の脅威、南シナ海の状況等についても、現状をしっかりと大臣間で認識をすることができました。北朝鮮に関しては、中国にもしっかりと役割を果たしていただきたい。また、この地域の平和と安定のために、中国にも役割を果たしていただきたいと思っています。

Q:今回の一連の日程を通じて、北朝鮮の脅威に対応するために、今後、アメリカや韓国とどのように対応していくのでしょうか。

A:今回、非常に多くの防衛大臣が一堂に会することができて、この地域の脅威であるところ、また、北朝鮮の脅威というのはこの地域のみならず、世界全体の脅威であるということの認識をしっかりと持つことができました。そして、世界の防衛大臣とともに、この脅威に対して、それぞれができることをしっかりとやっていくということで一致をしました。そして、この地域の秩序を守っていくということの発信ができたということは、非常に有意義であったというふうに思います。また日米韓ですけれども、私が大臣になってからは初めてですけれども、日米韓、三者でしっかりと北朝鮮に対しても、現在は対話よりむしろ圧力の時であるということも含めて、認識を共有することができました。そして、韓国新政権においても、こういった方針が前に進んでいくということを確認することができた良い機会であったというふうに思います。

Q:今後防衛省として、具体的にどのような行動をとっていくのでしょうか。

A:G7の中でも、しっかりと具体的な行動というか方策というものを進めていくということを確認したわけですけれども、様々な会談の中では話し合いを致しましたけれども、その詳細については、お答えを差し控えたいと思います。

Q:先ほど質問にあったように、中国の何雷(カ・ライ)さんと統幕副長が会談したということなのですけれども、内容についてどうのように把握されているか。また、こういう機会を持つことについて、どのように受け止めますか。

A:まだ統幕副長から詳細な報告は受けておりませんけれども、中国はわが国にとっても大切な隣国でもありますし、先ほど申し上げましたように、北朝鮮、そしてこの地域の秩序・平和を安定させるためには、中国の役割というのはとても重要だと思いますので、直接話をする機会というのは多く持つべきだというふうに思っています。

以上

ページの先頭へ戻る