防衛大臣臨時記者会見概要

平成29年6月3日(18時02分~18時07分)(日本時間)

1 発表事項

 約20分間にわたって、私と韓民求(ハン・ミング)韓国国防部長官との間で、日韓防衛相会談を実施をいたしました。今回の会談では、北朝鮮情勢について意見交換を行うとともに、北朝鮮の核・ミサイル問題に対処するためには、日韓、そして日米韓の協力が重要であるという点を改めて確認をしたところです。また、北朝鮮による核実験及び弾道ミサイル発射に際しては、これまでも日韓防衛相電話会談などを通じて緊密に連携を図ってきたわけですけれども、今後も迅速な情報共有や、日韓、日米韓共同訓練の実施などを通じて、緊密に連携・協力をしていくということで一致をしたところです。更に、非伝統的安全保障分野での協力や部隊間交流などについても意見交換を行い、引き続き防衛当局間で様々な協力や交流を進展をさせていくということで一致をしたところです。今日は、限られた時間だったわけですけれども、韓(ハン)長官と非常に率直な意見交換をすることができましたし、また、日韓防衛協力を更に進展させていくということで一致することができた非常に有意義な会談であったと思っております。

2 質疑応答

Q:冒頭、大臣の方からGSOMIAについて言及されておりましたけれども、会談の中で具体的に何かGSOMIAの話はありましたか。

A:このGSOMIAの締結は、長年の懸案だったわけですけれども、韓民求(ハン・ミング)長官のリーダーシップの下で、発効することができました。このGSOMIAについては、今後、しっかりと安定的に運用していくということで一致をしました。

Q:後ろ向きというか、否定的な、そういったやり取りはなかったですか。

A:GSOMIAに関しては、むしろ前向きな話があったということです。

Q:政権代わっていますけれども、何か異なる点ですとか、今後懸念に感じるようなことはありましたか。

A:それは一切感じなかったです。むしろ、未来志向という形で日韓の協力関係、それから交流を一つ一つ進めていこうということで一致することができました。

Q:韓国新政権との間で、緊密に連携していく、防衛協力を進めていくことを確認したということでよろしいでしょうか。

A:今の厳しい北朝鮮を巡る状況の中で、韓国自身も北朝鮮の核というのはもはや世界の脅威であって、それに対してしっかり韓国も対応していくという発言もありましたし、このような状況の中で、日本と韓国の協力関係は非常に重要であり、前向きに未来志向で、新政権の下でもしっかり協力していこうということで一致することができました。

Q:日韓の間には、歴史問題というのが根底にあると思うのですけれども、大臣も講演の中で、従軍慰安婦の日韓合意に触れられましたが、この日韓防衛相会談の中では、その話というのは何か触れられましたでしょうか。

A:具体的に一つ一つ詳しくは申し上げませんけれども、そういったいろいろな問題もあるけれども、しかし未来に向かって、未来志向で取組んでいくということで一致ができたと認識しています。

Q:稲田大臣は、北朝鮮に対しては圧力の強化が必要だと仰っていましたけれども、韓国の新しい大臣は、北朝鮮は圧力強化という同じ考えを持っているのでしょうか。

A:新政権の具体的な北朝鮮対応については、まだ予断を持ってお話しする段階にはないと思いますが、やはりG7においても、今日の韓民求(ハン・ミング)長官との間でも北朝鮮が現実に具体的な前向きな行動を取るという姿勢は見えてきていないということで一致をしたわけです。そういう意味においては、私達は、現実の問題として、対話ではなく圧力の時であるということの認識は一致をしたということでございます。

以上

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