防衛大臣臨時記者会見概要

平成29年6月3日(15時16分~15時23分)(日本時間)

1 発表事項

 先ほど、日米豪に関しては、共同声明をお渡ししておりますが、マティス長官とペイン国防大臣との間で日米豪防衛相会談を行ったところです。会談においては、私から、まず、新たな段階に達している北朝鮮の核、ミサイルの脅威について説明し、朝鮮半島の安定化と非核化に向けて、米豪と、引き続き緊密に連携していきたいと申し上げたところです。また、東シナ海及び南シナ海における情勢についても議論を行い、力による一方的な現状変更に強く反対するとともに、法の支配に基づく平和的解決の重要性について認識を再確認したところです。日米豪防衛協力に関しては、昨年10月に日米豪防衛当局間情報共有取決めが締結されたことを踏まえて、参加国での共同訓練の拡充深化と、更なる訓練機会の拡大を模索するとともに、能力構築支援の分野でも連携を図っていくということで一致をいたました。次に日米防衛相会談ですけども、2回目となるマティス長官との間の日米防衛相会談を実施いたしました。この会談においても、新たな段階の脅威となっている北朝鮮の核・ミサイル開発の進展及び運用能力の向上についてマティス長官と意見交換をして、度重なる弾道ミサイルの発射等は日米両国と地域の平和と安定に対する明らかな挑発であって、断じて容認はできないとの認識で一致し、引き続き、日米はもちろん、午後から日米韓防衛相会談も予定されていますが、緊密に連携をして、北朝鮮の問題に取組むことを確認しました。また、日米安全保障条約5条が尖閣諸島に適用されることを改めて確認して、東シナ海の平和と安定の確保のための日米協力を深化させるため、マティス長官との間でも意見を交換したところです。更に普天間飛行場の辺野古への移設、更には在日米軍再編計画を日米が協力して着実に進めていくことを確認したほか、私から沖縄の負担軽減について協力を要請したところです。また、今回の会談を通じて、マティス長官との間で厳しさを増す地域情勢への認識を共有し、今後、日米で取組むべき方向性を共有することができたと考えております。また、こうした議論を更に加速する必要があります。日米の「2+2」の早期の開催について、引き続き調整を進めていくということで合意をしたということでございます。

2 質疑応答

Q:北朝鮮についてですが、認識が共有されたと思うのですが、新たな段階の脅威と言われている中で、これまでにない新しい取組みや、新たな認識とかといった、連携などの話はあったのでしょうか。

A:北朝鮮の関係については、先日G7でも確認されたように、今は対話ではなく、圧力を強化していくことが重要であるということを私からも申し上げたところであり、また、日米韓の緊密な連携をしっかりと図っていくことが重要であるという認識で一致をしたところでございます。

Q:マティス長官は中国に対してもスピーチをしていましたが、日本との温度差であったり、中国に向き合う姿勢など、この辺りは共有していらっしゃって、温度差はないと。それとも、アメリカは中国に対して配慮があったりするのではないかという声もありますがいかがでしょうか。

A:今日も北朝鮮、そして、東シナ海、南シナ海の現状について、また、この地域を取り巻く安全保障環境の現状について、色々な具体的なお話等もいたしましたが、認識は完全に一致をしているというように思いました。

Q:マティス長官との防衛相会談ですが、防衛能力を向上させるための具体的な取組みについてお話はあったのでしょうか。

A:様々な課題について、率直に色々なお話をしたところでございます。ただ、具体的な内容については控えたいと思います。

Q:日本海では原子力空母2隻と自衛隊の訓練が実施されていますが、こうした連携の確認については今日もあったのでしょうか。若しくは更に、訓練を加速していくようなお話はあったのでしょうか。

A:今現在、「カール・ビンソン」と「ロナルド・レーガン」の空母2隻と、自衛隊の能力向上を目的として、共同訓練をしているところです。それについては、日米の連携と対処能力、そして、断固とした意志、こういったものを示す効果があるといったことなども認識は共有しているということです。

Q:北朝鮮に対する圧力強化というところで、具体的な取組みとして議題に上がりましたか。

A:様々、日米豪でも日米の間でもいろいろな課題についてお話をしましたが、具体的な内容については差し控えたいと思います。安全保障環境、また、今日のテーマでもあったところの、地域における、法の支配の貫徹と秩序を守るという点において、できることをしっかりと行っていくという認識で一致したところでございます。

以上

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