大臣臨時会見概要

平成28年6月3日(19時54分~20時03分)(日本時間)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:カナダ、インド、シンガポール、それぞれ会談してカメラが出た後の会談内容、どういったものだったのでしょうか。

A:カナダとの防衛相会談は、8年ぶりでありました。この中で、本年の4月に次官級の「2+2」、カナダと協議いたしまして、定期的にこれからやっていくということ、それから、今年の1月から2月にかけて、「ウィニペグ」という艦艇が親善寄港いたしました。3月にはカナダの航空機、哨戒機ですけれども、わが国を訪問いたしました。このように今後ともカナダとの共同訓練を重ねていこうじゃないかということであります。それから、南シナ海につきまして、私の方から、南シナ海については、開かれた自由で平和な海を守るというメッセージを発信していくことが、大事であるということを申し上げました。先方からは、南シナ海について、懸念を共有していると。また、法に則った、平和的な解決を図っていきたいということが重要であるという旨の発言がございました。他には、カナダとの間でACSAについて調整をして締結していこうと。また、PKOについて協力しましょうという話をいたしました。

Q:続いて、インドは。

A:インドは、7ヶ月ぶりの再会となりました。パリカール国防大臣と、安全保障・防衛分野の協力・交流を、深く具体的なものにしていくということ、それから、マラバールにつきまして、これは、日米印の共同訓練でありますが、日本としては、毎年、参加をするということを考えておりまして、この「マラバール2016」は6月10日から6月17日までの間に、佐世保から沖縄東方海域において実施するということでございます。次に、防衛技術協力、装備協力、これにつきましても、インドとの間で、密接に協力していくと。US-2につきましては、引き続き、両国間で協議をしていくということで、具体的な御要望や意見がありましたら、パリカール大臣に、積極的に言っていただきたいと、そして、リーダーシップを発揮していただきたいということを申し述べました。南シナ海につきまして、私から、公海における航行の自由、また、公海の上空においての飛行の自由、これについては、地域の平和、安定、繁栄にとって不可欠であるということについて、お話いたしました。これに対して、先方から、東シナ海における飛行の自由、航行の自由、これは、自由貿易を確保するために、全ての国が権利を有しているということで、重要であると認識を示されました。

Q:南シナ海。

A:南シナ海。はい。以上です。そして、最後にシンガポールのウン国防大臣ですが、この会の開催に際して、御礼を申し上げまして、特に、日本との関係は、海上自衛隊が、艦艇の寄港、また、航空機によるシンガポールの飛行場への立ち寄りに対して、支援いただいていることに対して、感謝を申し述べました。南シナ海につきましては、国際法に基づく、平和的な解決を目指すことが重要である旨を述べまして、先方からは、非常に問題は簡単に解決をできない、大変重要なテーマでありますので、明日も各国の防衛首脳から議論があると思うのですが、日本のスピーチにも注目をしているし、各国が議論していく必要性があるということであります。最後に、シンガポールとの間、日本に留学生延べ107名に来ていただいておりますが、今後とも、各レベルでの交流、また、艦艇の寄港など、様々における具体的な防衛協力を進展していきましょうということで終わりました。

Q:インドのマラバールについて、お伺いしたいのですが、インド海軍からは4隻、艦艇が参加されるということなのですが、海上自衛隊からは何隻ぐらいで、どういった訓練をマラバールで行うのか、もう少し具体的に、国民にわかりやすく教えていただけますでしょうか。

A:詳細につきましては、後日、説明させていただきますが、海域としては、佐世保から沖縄に至る、東シナ海を中心とした海域で、日米印3ヶ国で共同訓練を実施するということです。

Q:具体的な共同訓練、これは戦場での訓練ということになると思うのですが、通年はどういったことをやられているということでしょうか。

A:各種等の行動に関して、3ヶ国で共同で行動するという訓練です。

Q:関連ですけれども、マラバールなのですが、毎年、参加したいとの考え方を仰られたとのことですが、今回の会談で、海自がこれから毎年参加していくということで合意をみたということでよろしいでしょうか。

A:両国の首脳間におきましては、この訓練につきまして、恒常的に参加するということで合意いたしております。実務的に、協議をしまして、今年は、自衛隊も正式メンバーとして参加しておりまして、日本側といたしましては、通年参加するものであると考えております。

Q:この日米印でやることの意義について、もう一度お願いしします。

A:やはり、インド洋と太平洋、非常に広い海域であります。この中で、インドも、米国も、非常に高い能力を有しておりますし、また、共通の価値観、また、こういった地域の海域の平和と安全に対する、共通の認識をもっております。一方で、日本にとっては、日米も、日印も、非常に防衛協力のパートナーとしての関係を維持しておりますので、太平洋とインド洋、広い海域の安全を確保するという意味におきましては、日米印が、安全保障や防衛分野で協力していく、また、訓練をしていくことは、非常に大きな意義があると考えております。

Q:関連して、日米印で閣僚級の会議などは、開催されることを呼びかけたりはしなかったのでしょうか。

A:各会議等、お声がけをしましたが、今回のシャングリラにおきましては、日米印3ヶ国の会談はありませんでした。私としては、非常に必要性を感じております。この会が終わって、本来でしたら、インド訪問をして、より深く議論する予定でありましたが、日程的な関係で、先送りになっておりますが、時期を捉えて、早期にインドを訪問しまして、こういった3ヶ国の連携・協力や会議の必要性について、インド側と話をしていきたいと考えております。

以上

 下線部「107名」を「103名」に訂正。

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